「ワンチャン来た!!」だれかの木琴 アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
ワンチャン来た!!
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斉藤由貴と同じく、いつまでも歳を取らない常盤貴子がストーカーだなんて、ウヒョーご褒美だぜ!!という感じで、母子調教からの親子丼だぜグフフ!!と夢が膨らむ前半ですが、直接的な描写や狙ったカットが無いのに妙にエロいという知的な映画です。台詞や構成に無駄がなく、とても観易いのは流石ベテラン監督だと思います。中盤で、女性に髪を触ってもらいたくて男性が美容院に訪れますが、男性にとっては「ああ、女性は少女の頃からこれを求めているのか」というヒントになりました。池松君お得意のベッドシーンを封印し、ファンの方は不満かも知れませんが、無しでバランスが取れています。佐津川さんは髪型が変ですが、ナイスバトルでした。旦那の浮気相手が変なおばさんなので、会社の若い女の子が良かったです。私の部屋も外からリコーダーの音が聞こえてくるので、木琴の音に「あそこにいるのは私だ」という台詞はしんみりきました。娘が真っすぐで萌えます。ただの昼ドラのようにならなかった所が美しかったです。エンディング曲はもっと余韻に浸れるものが良かったですが、まあスッキリさせて劇場を出てもらう意図があるのでしょう。
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