少女椿のレビュー・感想・評価
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ハマると危険(笑)。奇怪すぎるユーモラスな世界観。
【賛否両論チェック】
賛:意味不明な内容の中にも、少女の純粋な願いが儚く描かれ、奇術の助けも相まって先の読めない形で結実していくのが、痛快であり印象深い。
否:ストーリーや演出はかなりシュールなので、好みに合わないと極めて苦痛。ラブシーンやグロシーンも多数あり。
その設定自体もシュールですが、急に幻想的なシーンになったり、アニメーションになったりと、演出もかなり奇抜です。もうそこからして好みは分かれる感じだとは思いますが(笑)、展開も結構意味不明で、人によっては苦痛なことこの上ないかも知れません(笑)。
ただ、そんな中でも一貫して描かれるのは、
「誰かから大切にされたい・・・」
と願う少女の、純粋な気持ちです。彼女の願いを叶えようとする奇術師によって、その想いが予測不能な方向へと進んでいく様は、訳が分からないストーリーの中にも痛快さがあります。
シュールな作品が好きな方には、是非オススメの1本です。
原作云々以前に・・・
予告編を観てとても興味が湧き観に行きました。
自分はサブカル大好き、予告編のチープさも逆に良い印象という感じでした。レビューを見ると賛否両論あるけど作品的に賛否あるのは当然だと気にしていませんでした。
観て本当にがっかり・・・。原作がどうとか、時代設定が、とか言われてますけどそんな事よりもっと基本的な、お話の構成力、演出力が皆無でした。
映画でいうと絵コンテの段階、漫画でいうとネームの段階でつまづいているのにそのまま世に出てしまったという印象です。
監督さんの画像を拝見しましたが、本業は映画監督ではないのか?よくわかりませんが完全に素人でした。
でもまあこの映画のおかげで「少女椿」という原作を知れたのでその事に1点つけました。原作やアニメは素晴らしかったです。
これはこういう作品
まとまりなくどっち付かず…
映画全体を通して、まとまりなくどっち付かずの印象を受ける。曖昧な出来で、原作にないエピソードも凡庸過ぎて退屈。演出の失敗例とも言える。衣装もみどりちゃん以外は服飾専門学校生の課題レベル。みどりちゃん役の中村雅俊の娘は中々のハマリ役だと思う。正し、セリフを喋らなければ。目が大きくて、映像映えもするだけに上手く演出すれば、表情だけでもより良いみどりちゃん像になれたのに残念だ。ワンダー正光も軽快さと茶目っ気がなく、神秘的な雰囲気に欠けている。全体としては、丸尾末広特有の暗さ隠微さの裏にある乾いたポップな雰囲気が上手く表現出来ていないのは重ね重ね残念だ。やはり、原田浩のアニメ版を超えることが出来なかったようだ。
時代が・・・
見掛け倒し
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