ジェイソン・ボーンのレビュー・感想・評価
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ボーン・ソーリー
マット“ジェイソン・ボーン”デイモン、9年振りにカムバック!
しかも、「~スプレマシー」「~アルティメイタム」のポール・グリーングラス監督とのタッグなのだから、ファンには待ってました!
…なので、勇気を持ってぶっちゃけるけど、
実はこのシリーズ、それほど好きって訳でもない。って言うか、ちょっと苦手。何故なら、
む、難しいから…。
勿論アクションはスゲーし、3作品に渡る物語は巧みに謎と伏線張られ、スリリングでシリアスでドラマチックで、数あるアクション映画の中でも非常に完成度の高いシリーズだと偽り無く思っている。
でも余りに複雑過ぎて、一応シリーズは全部見てるけど、劇中のジェイソンよろしく記憶が曖昧。
一作一作詳しく教えてと言われたら、言葉に詰まってしまう。
また、監督がグリーングラスになってからは余りにスピーディー過ぎて目が回りそう。
新作を見るに当たって久し振りに見直したが、やはり印象は変えられず。
まあ、そんな事はさておき、新作の感想を。
上記の理由で話についていけないんじゃ…と、見る前はちょっと覚悟。
確かに話はこれまでの内容を把握している前提で進むが、それほど直接的な繋がりではなく、また新たな物語として進むので、その点は有り難かった。
でも、今回の題材が…。
新たに取り戻した記憶は、CIA分析官だった父の死の謎。
製作側にとってはいい引き出しを見つけたようなものだが、これは引き出してはいけないものだと思った。
だって、父の事が触れられたら、母が…とか、ウェッブ家はCIAと…など、歯止めが効かなくなる。
後、これは自分が覚えてないだけかもしれないが、今まで父親の事少しでも触れられていたっけ??
無理矢理の引き出し、引き延ばし感が否めなかった。
強固な監視システム、ハッキング、プライバシーの漏洩…。
劇中の台詞にも出てきた実際の事件の影響色濃くタイムリーで、その脅威も充分だが…
でもこれって、誇張しているだけであって、今までやってきた事と同じだよね…?
ジェイソンの記憶の謎と孤高の戦い、それにまつわるCIAの陰謀。
今回の父の死の謎はジェイソンの失われた記憶にさらに一歩踏み込み、CIAの陰謀も絡み、一見シリーズの定石通りだが…
微妙にニュアンスが違う感じがした。
めぼしいアクション・シーンが冒頭とクライマックスだけなのも物足りなかった。肉弾戦も少ないし。
勿論、冒頭のデモシーンは臨場感たっぷり、クライマックスのカーチェイスはさすがの迫力。
でも、これまでのような目が回るほどのたたみかける激しさには欠けた。
(今回、スタント・コーディネーターがダン・ブラッドリーじゃなかったからかなぁ…)
トミー・リー・ジョーンズ、アリシア・ヴィキャンデル、ヴァンサン・カッセルの新キャストは適材適所。
アリシアは新たな魅力を見せてくれた。
でも、新キャスト3人束になってもジョアン・アレン一人に敵わず。
厳しい意見ばかり述べたが、つまらなかった訳じゃない。
不満点や物足りなさや新鮮味には欠けたものの、一応の高クオリティー。
だけど結局のめり込む事は出来ず、ただボーッと展開を眺めているしか出来なかった。
見事に完結したシリーズでも新作を見たくなるのは当然。
が、新たな物語を展開していいものとそうじゃないものもある。
今作は後者。だって、
記憶を失われ、恋人も亡くし、神経すり減らすほど孤独に戦ってきたジェイソン。
再び戦いの場に戻され…。
もう、彼の事をそっとしておいてあげようよ。
いつものジェイソンボーンです
復活!!
耳が覚えてる旧3部作
むりくり作った話
誰もが言っているが、前作は超えられん
そもそも敵の作戦員が1人だけで詳しく描かれすぎている。アルティメイタムの良かったところは、敵の作戦員が「特に理由はなく、雇われたから殺しにきた」という設定だったこと。そういった敵が次々に現れてはボーンが1人で戦っていくというところに、CIAという実態のつかめない巨大組織に1人で立ち向かっていくという構図が生まれていたと思う。しかし、今作の敵とは、実質一騎打ちのようなかんじになっていて、相手は今までと同じCIAのはずなのに全然スケールが小さく感じられた。
なにより腹が立つのはボーンの新たな記憶について。詳しくはネタバレになるが、あの内容はアルティメイタムのラストの残酷な真実感を完全に無くしてしまっていると個人的に思う。
良かったのはアリシア・ビガンダーがボーンシリーズで初めて可愛いヒロインだったということだけ。
相変わらず強い
新章が始まったのが素直にうれしい。
マッド・デイモン演じるジェイソン・ボーンは相変わらず無敵です。
シリーズ同様、屈強の敵たちをばったばったと倒していきます
出世の野心を隠さないCIAの若き情報部長を「エクス・マキナ」でAI役のアリシアヴィキャンデルが熱演してます。途中まで気づきませんでした。
トミー・リー・ジョーンズはCIA長官。この人は追う演技がおおいですね。
アリシアヴィキャンデルがそこまでCIA長官を憎む理由がわかりませんでしたが。
この長官が新たな作戦を考案し、民間企業に協力を求めます。
さすがにこれは受ける事が出来ないでしょう。
同時にボーンはかつてCIAで勤務していて、なぞの死を遂げる父の事件の真相を探ります。
ロンドン、ベルリン、ラスベガスで派手なアクションを交え、物語は進んでいきます。
驚きはあまり無いですが、安心の面白さです。シリーズの中では明るい感じです。
CIAの内情を描いていますが、これが本当なら、CIAはすごい。
なんたって、防犯カメラを自由に操れます。
プライバシーか国家の安全か。どっちも大事というのが、今のアメリカなのでしょう。
ワクワク、ドキドキ
前作は超えられない
もう続編はつくるべきではない。
個人的には、2が傑作で、1と3は普通との評価。
2はマリーの復讐という明確な動機づけがあったのに対し、今作は突然わき起こった父親の復讐というとってつけたような動機。
A・ビカンダーがかわいいのは認めるとしても、やっぱりJ・アレンの方が存在感があり、説得力もある。
T・リー・ジョーンズは、日本では缶コーヒーのお笑いキャラのイメージが強すぎて、憎らしさに欠ける。
アクションも、過去の焼き直しを派手にしただけで、新たに開拓した分野はない。
脚本に監督のP・グリーングラスが参加しているが、図らずも名監督イコール名脚本家ではないということが証明された。
次を作っても、最初の3部作を超えることは至難の業であり、これ以上過去の栄光を傷つけないでほしい。
いかにもハリウッドらしい、息をもつかせぬアクションの連続
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