ジェイソン・ボーンのレビュー・感想・評価
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テンポの良さが素晴らしい
2作目の「ボーン・スプレマシー」に顕著だった(と思っている)「この人があの人とつながっていたのか!」的な複雑な人物関係は希薄。ストーリーも至ってシンプル。「スノーデン事件」に象徴される「国家による個人の監視」が裏テーマのようになっているものの,それはあくまでもスパイスだ。主軸はジェイソン・ボーンの物語。自分の人生を大きく捻じ曲げることになる「トレッド・ストーン」と彼の父親の関係,そしてその父親の死の真相。それらを明らかにするためにCIAを相手に戦うジェイソン・ボーン。その姿こそがこの映画のテーマにほかならない。
世界各地を舞台にした様々なシーンが小気味よく切り替わりつつ進む緊迫感あふれるストーリーは実にスリリングでテンポが良い。派手で迫力満点のアクションシーンにも目を見張るが,作品の肝はこの展開の速さにあると思う。スケールの大きさよりもスピード感重視。約2時間とそこそこの長さの作品だが冗長な要素は皆無。最初から最後まで一気に観させる作風に好感が持てる。
続編つくる意味あったの??
ボーン・ソーリー
マット“ジェイソン・ボーン”デイモン、9年振りにカムバック!
しかも、「~スプレマシー」「~アルティメイタム」のポール・グリーングラス監督とのタッグなのだから、ファンには待ってました!
…なので、勇気を持ってぶっちゃけるけど、
実はこのシリーズ、それほど好きって訳でもない。って言うか、ちょっと苦手。何故なら、
む、難しいから…。
勿論アクションはスゲーし、3作品に渡る物語は巧みに謎と伏線張られ、スリリングでシリアスでドラマチックで、数あるアクション映画の中でも非常に完成度の高いシリーズだと偽り無く思っている。
でも余りに複雑過ぎて、一応シリーズは全部見てるけど、劇中のジェイソンよろしく記憶が曖昧。
一作一作詳しく教えてと言われたら、言葉に詰まってしまう。
また、監督がグリーングラスになってからは余りにスピーディー過ぎて目が回りそう。
新作を見るに当たって久し振りに見直したが、やはり印象は変えられず。
まあ、そんな事はさておき、新作の感想を。
上記の理由で話についていけないんじゃ…と、見る前はちょっと覚悟。
確かに話はこれまでの内容を把握している前提で進むが、それほど直接的な繋がりではなく、また新たな物語として進むので、その点は有り難かった。
でも、今回の題材が…。
新たに取り戻した記憶は、CIA分析官だった父の死の謎。
製作側にとってはいい引き出しを見つけたようなものだが、これは引き出してはいけないものだと思った。
だって、父の事が触れられたら、母が…とか、ウェッブ家はCIAと…など、歯止めが効かなくなる。
後、これは自分が覚えてないだけかもしれないが、今まで父親の事少しでも触れられていたっけ??
無理矢理の引き出し、引き延ばし感が否めなかった。
強固な監視システム、ハッキング、プライバシーの漏洩…。
劇中の台詞にも出てきた実際の事件の影響色濃くタイムリーで、その脅威も充分だが…
でもこれって、誇張しているだけであって、今までやってきた事と同じだよね…?
ジェイソンの記憶の謎と孤高の戦い、それにまつわるCIAの陰謀。
今回の父の死の謎はジェイソンの失われた記憶にさらに一歩踏み込み、CIAの陰謀も絡み、一見シリーズの定石通りだが…
微妙にニュアンスが違う感じがした。
めぼしいアクション・シーンが冒頭とクライマックスだけなのも物足りなかった。肉弾戦も少ないし。
勿論、冒頭のデモシーンは臨場感たっぷり、クライマックスのカーチェイスはさすがの迫力。
でも、これまでのような目が回るほどのたたみかける激しさには欠けた。
(今回、スタント・コーディネーターがダン・ブラッドリーじゃなかったからかなぁ…)
トミー・リー・ジョーンズ、アリシア・ヴィキャンデル、ヴァンサン・カッセルの新キャストは適材適所。
アリシアは新たな魅力を見せてくれた。
でも、新キャスト3人束になってもジョアン・アレン一人に敵わず。
厳しい意見ばかり述べたが、つまらなかった訳じゃない。
不満点や物足りなさや新鮮味には欠けたものの、一応の高クオリティー。
だけど結局のめり込む事は出来ず、ただボーッと展開を眺めているしか出来なかった。
見事に完結したシリーズでも新作を見たくなるのは当然。
が、新たな物語を展開していいものとそうじゃないものもある。
今作は後者。だって、
記憶を失われ、恋人も亡くし、神経すり減らすほど孤独に戦ってきたジェイソン。
再び戦いの場に戻され…。
もう、彼の事をそっとしておいてあげようよ。
いつものジェイソンボーンです
復活!!
耳が覚えてる旧3部作
むりくり作った話
誰もが言っているが、前作は超えられん
そもそも敵の作戦員が1人だけで詳しく描かれすぎている。アルティメイタムの良かったところは、敵の作戦員が「特に理由はなく、雇われたから殺しにきた」という設定だったこと。そういった敵が次々に現れてはボーンが1人で戦っていくというところに、CIAという実態のつかめない巨大組織に1人で立ち向かっていくという構図が生まれていたと思う。しかし、今作の敵とは、実質一騎打ちのようなかんじになっていて、相手は今までと同じCIAのはずなのに全然スケールが小さく感じられた。
なにより腹が立つのはボーンの新たな記憶について。詳しくはネタバレになるが、あの内容はアルティメイタムのラストの残酷な真実感を完全に無くしてしまっていると個人的に思う。
良かったのはアリシア・ビガンダーがボーンシリーズで初めて可愛いヒロインだったということだけ。
前作が良過ぎたか
三部作後の復活という事もあり、
少々取って付けた感じが否めない。
新章始まりは嬉しいけれど、
期待してた反面物足りなかった。
マッドデイモン、トミーリージョーンズ、アリシアビカンダーの三つ巴の攻防シーンは面白かった。
タイトルなし(ネタバレ)
あれだけ綺麗に終わったトリロジーになにを付け加えるのか。
最大の期待に特に答えることもなく、ジェイソンボーンシリーズをもう一回やってみたという感じ。前半でヒロインが死んだり、謎はスッキリ解けたのに実父が関わっていたなど、あまり驚きのない、先の読める展開が多かった。ストーリーの根幹にある父親の関与と、ボーン自身の復帰願望が取って付けたようなのでもう少し説得力なり欲しかった。
シリーズ、特に2,3作目でのボーンの先の先の先まで読んだような、見てる側の理解が追いつかないキレのよさが後半になってようやく出かかっていて、終盤のカーチェイスでのトラックのぶちかましやベガスのお高級な物々を破壊していくのはワクワクした。
これが2作目だとかだったら見方も少し変わっていたと思う。
相変わらず強い
新章が始まったのが素直にうれしい。
マッド・デイモン演じるジェイソン・ボーンは相変わらず無敵です。
シリーズ同様、屈強の敵たちをばったばったと倒していきます
出世の野心を隠さないCIAの若き情報部長を「エクス・マキナ」でAI役のアリシアヴィキャンデルが熱演してます。途中まで気づきませんでした。
トミー・リー・ジョーンズはCIA長官。この人は追う演技がおおいですね。
アリシアヴィキャンデルがそこまでCIA長官を憎む理由がわかりませんでしたが。
この長官が新たな作戦を考案し、民間企業に協力を求めます。
さすがにこれは受ける事が出来ないでしょう。
同時にボーンはかつてCIAで勤務していて、なぞの死を遂げる父の事件の真相を探ります。
ロンドン、ベルリン、ラスベガスで派手なアクションを交え、物語は進んでいきます。
驚きはあまり無いですが、安心の面白さです。シリーズの中では明るい感じです。
CIAの内情を描いていますが、これが本当なら、CIAはすごい。
なんたって、防犯カメラを自由に操れます。
プライバシーか国家の安全か。どっちも大事というのが、今のアメリカなのでしょう。
帰ってきた!
従来のボーンシリーズの続編。新シリーズなのかな。
やはりマットデイモンのボーンはかっこいいですね。むしろ、年齢重ねたことで味が出てきた感じもしますね。
さて、肝心のアクションシーンですが、いつも通りの安定感はあったものの、そんなものまで使うの!?みたいなのは少なかったかな。ちょっと残念。
ただ、ラストが結構好きですね。
続けるのかな、これ。
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