「松山ケンイチが身も心も捧げた一本」聖の青春 映写技師さんの映画レビュー(感想・評価)
松山ケンイチが身も心も捧げた一本
この日、29歳で病死した愛弟子のために登壇した森信雄七段が映画の感想を述べた。撮影現場に立ち会った際、役作りのために太った主演の松山さんを見て「村山くん?ハッとする瞬間が幾度もありました。松山さんは村山くんよりも背が高いので別人とわかってはいたが雰囲気がソックリでした」と語った。「どんな風に駒を打っていたか?」と松山さんに聞かれ、村山くんは優しく打っていたとアドバイスしたそうです。リリーフランキーさんが演じたご自身については、周りからリリーさんの方が良い男だと言われたと照れていた。ライバル役の羽生善治を演じるのは本人も将棋好きな東出昌大さん!誰が見てもソックリです。全て実話であり、命を削り人生を勝つ将棋に奮闘努力した青年の生きた証である。5歳で腎臓の難病ネフローゼを発症し、いつも死と隣り合わせにあった人生を思うとき、エンドロールで流れる主題歌は軽すぎて受け入れる事はできない。但し、歌手に責任はない。実話であり娯楽作品ではないので見る人によってはつまらないでしょう。
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