僕らのごはんは明日で待ってるのレビュー・感想・評価
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心温まる映画
切ないけれど温かい。不器用な2人の純愛物語。
【賛否両論チェック】
賛:他人との関係を上手く築けない〝ネガティブ”な主人公と、秘密を抱えるが故に〝ポジティブ”に振る舞ってきたヒロインの、不器用すぎる恋の様子が、切なくも温かくて心に響く。命の尊さを説く内容にも考えさせられる。
否:設定や展開は割とありきたりか。セリフもなんだか小説チック。
兄の死がきっかけとなり、他人との距離を上手く取れなくなってしまった亮太と、〝とある秘密”を抱えながら、気丈にサバサバと振る舞ってきた小春。絵に描いたように不器用すぎる2人の切ない恋の様子が、7年という歳月を要所要所で切り取りながら、紡がれていくのが感動を誘います。
同時に、「命の儚さや尊さ」といった大事なテーマも、巧みに織り込まれているのが印象的です。考えれば考えるほど、タイトルの意味が響いてきます。
設定は言ってしまうとありきたりで、特に終盤のカーネルサンダースのシーンは
「いやいやー・・・(笑)」
と思ってしまうかも知れませんが(笑)、心温まる純愛ストーリーを、是非デートでご覧になってみて下さい。
好き嫌いなく食べましょう。
原作を読んでいないので、食意地の張った私は当然タイトル
通りの内容を予測していた。が、ごはんってケンタッキー?
と思うくらいごはん関係が出てこない(^^;普通の物語だった。
星野源ブームで話題再燃した市井監督ならではの個性が出て
面白い場面は多々あるものの、原作がこうなのか、何か一本
ズレているような…奥歯に何か挟まったような違和感が全体
にあった気がする。二人の出逢い~交際まで淡々と進むので
突然の別れのその理由が一番の見所になるはずだが、エ?と
思わされたその答えは若い層まで分かる痛みだっただろうか。
二人の生い立ち~これまでの道のりに起きた不幸は誰にでも
起こることではないが、恋人が幸せになるためなら喜んで身
を引くという古典的選択をする彼女の行動の真意がしっかり
伝わる演出になっていなかった気がする。文字通り自分勝手
な女であることの強調(それはそれでいいんだけど)が優先し、
間に入った美山加恋の不遇の方が切なく感じられてしまった。
とはいえ不器用男子が本懐を遂げるという頑張りにおいては
またやりましたね!という感じでとんだことをやらせてるが。
(商品名や店名がそのまんま登場するところがなんだか妙味)
本当に弱っている時だから
私が泣いている時は本当に弱っている時だから助けにきてね。。。。。。。
遠い日の約束でも、忘れられない言葉ってあります。
そりゃいきますよ。
前半はほほえましく時間がすぎて、どこに泣くポイントが?
とおもったらあれ急展開。
別れの理由が訳がわからないなと思っていたら、まさかそんな理由とは。
ここぞという時に、どれだけ変でも自分の最大限のことができるかで相手への思いが伝わるのが凄くわかる。
本当に好きになれない相手に誠実に別れたり、病院にカーネル連れて行ったり。
自分が親でも彼に娘をまかせます。
とっても、すかすがしい気分になれます。おすすめ。
密かな名作
こういうジャンルでは久しぶりに綺麗な映画だと思いました。
淡々と進んでいくんだけど、それもやたらめったら恋愛映画が連発しているこの時世に珍しい印象で不思議と心地よく観られます。
主人公葉山と上村の会話が独特で変わっていて面白い。
二人ともかなりの不器用で見ていておいおいと思うくらいもどかしいんだけど、どこか自分にも通ずるような部分があって自然と応援しちゃう。
世界から取り残されているような影を持つ二人の気持ちが初めて通じ合ったチキンのシーンが素敵で凄く好き。まずそこでうるうる。
年取ると涙腺が緩むなぁ。
あとは最後の方の二人のシーン。中島裕翔くんと新木優子ちゃんが並んで歩くのが何ともお似合いで、だからこそその分切なさが倍増。今度はうるうるじゃなくてぼろっと涙が出てきちゃって急いでバッグからハンカチを取り出しました(笑)
勿体ないのが、宣伝が若年層向き?なのがちょっとズレてるかなと。それよりももっと上の世代の人達にぜひ見てほしい名作です。
心暖まる映画
落ち着いた恋愛映画
ふわっとしたテーマと雑な場面
最近の青春恋愛系は意外といいんだな。
現在映画フリーパスなので、見ました。(おそらく普段ならあまり足を運ばない系統)
どうしても美男美女、高校(学生)から始まるという映画は、青春恋愛キュンキュン系だろうと思って見てかかるタイプです。
ヒロインの新木優子ちゃんはガストのCMの時から可愛いなぁ!好きだなぁと思っていましたが(ちなみに私は女です)、予想以上のサバサバたくましい女子で全くやらしさもなく、とても自然で素敵。
恋愛→病気→泣けるセオリー。だけでなく、出会いで成長する主人公や、多くの女性が共感できるであろうヒロインの抱えたもの、それがとってつけたような物語でなかったので、よかったです。
言葉(台詞)が特徴的なものが多かったですが、個人的には特に片桐はいりさんがよかった。
主人公のお二人も主演初とは思えない程よかったです。画面に映る顔も美しく、とても見やすかった…w
ご飯のことタイトルにも入れてるのに、作中の扱いを見ると、タイトルにするほどなのかな…と、見てからもピンとこないのが残念だなぁと思いました。
単調な映画
中島裕翔と新木優子
中島裕翔は若手の中ではかなりの男前なのに「デート」といい何故こんなにヘタレ役が似合うのか?
泣きの演技は流石。感情を乗せるのが非常に上手い。
物語が進むにつれ、ネガティブヘタレ男子が最後には頼りがいのある男性に成長していく。
その過程を上手く演じていた。
お相手の新木優子は今回初めて演技を見た。まず凄まじいモデル体型。台詞と言い回しが独特なコミカルなポジティブ女子を演じているが、間の取り方も上手く表現力もあり良い女優さんだと感じた。
「失うのが怖いから好きになるのが怖い」
「弱いところを見せた後どうしたらいいかわからない」
などそれぞれの台詞に共感する部分もあり。
微笑ましく、後味もよく、見終わった後に幸せな気持ちになれた。
長かった
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