「【”私が泣いてる時は相当弱っているから助けに来てね。”モジモジ内向君と表面上テキパキ外向さんの高校から社会人までのジェットコースターケンタッキーラブストーリー。】」僕らのごはんは明日で待ってる NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”私が泣いてる時は相当弱っているから助けに来てね。”モジモジ内向君と表面上テキパキ外向さんの高校から社会人までのジェットコースターケンタッキーラブストーリー。】
ー 恋愛映画が好きである。若き頃は、少女漫画のアイドルを主演にした映画は敬遠していたモノだが、幾つかの秀作恋愛映画を観てから、少し恥ずかしいけれども面白そうな映画は観るようになった。
何故ならば、恋する男女の姿は、何だか素敵だと思うからである。-
■モジモジ内向君のリョータ(中島裕翔)は、表面上テキパキ外向さんのコハル(新木優子)から高校時代に明るい表情で告白される。
そして、二人は付き合い始めるが、大学の時にコレマタ明るい表情でリョータはコハルに振られる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・リョータを演じた中島裕翔さんと、表面上テキパキ外向さんのコハルを演じた新木優子さんは美男美女である。
まるで、私と家人の若い頃の様である。(石を投げないで下さい。)
・特に、生まれの哀しい出来事(お母さんが、妻子ある男性との間で自分を産みながら居なくなった事)を抱えながらも、健気に気丈に明るく振る舞うコハルの姿が良い。
何故ならば、その姿をずっと見て来ているからこそ、子供がいる家庭を持ちたかったコハルが子宮の筋腫で子宮摘出する事になった時の、病院の屋上で涙する姿が心に響くのである。
そして、彼女に振られながらもずっと、コハルを想っていたリョータは望遠鏡でその姿を見て、駆け付けるのである。
”私が泣いてる時は相当弱っているから助けに来てね。”
・今作は、脇役のリョータの親友を演じた岡山天音さんと、コハルと同病室のファンキーな入院患者を演じた片桐はいりさんが、良いのだなあ。
・リョータはコハルが同居するお婆さん(松原智恵子)から、一度は”太陽みたいな人にしなさい”と言われてしまっていたのだが、コハルが手術する際に、お婆さんと待っている時に、亡き兄の言葉を思い出し、パンをお婆さんに渡して一人ガンガン食べるのである。
そんなリョータを見るお婆さんの顔は、既にリョータを頼れるコハルを任せられる男として観ているのである。
<今作は、互いに暗い過去を持ちながら惹かれ合ったモジモジ内向君と表面上テキパキ外向さんの高校から社会人までの恋愛模様を描いた作品なのである。
序でに言えば、ご飯はヤッパリ大勢で食べたいよね。>