「密かな名作」僕らのごはんは明日で待ってる 舞さんの映画レビュー(感想・評価)
密かな名作
こういうジャンルでは久しぶりに綺麗な映画だと思いました。
淡々と進んでいくんだけど、それもやたらめったら恋愛映画が連発しているこの時世に珍しい印象で不思議と心地よく観られます。
主人公葉山と上村の会話が独特で変わっていて面白い。
二人ともかなりの不器用で見ていておいおいと思うくらいもどかしいんだけど、どこか自分にも通ずるような部分があって自然と応援しちゃう。
世界から取り残されているような影を持つ二人の気持ちが初めて通じ合ったチキンのシーンが素敵で凄く好き。まずそこでうるうる。
年取ると涙腺が緩むなぁ。
あとは最後の方の二人のシーン。中島裕翔くんと新木優子ちゃんが並んで歩くのが何ともお似合いで、だからこそその分切なさが倍増。今度はうるうるじゃなくてぼろっと涙が出てきちゃって急いでバッグからハンカチを取り出しました(笑)
勿体ないのが、宣伝が若年層向き?なのがちょっとズレてるかなと。それよりももっと上の世代の人達にぜひ見てほしい名作です。
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