「お祭り映画というよりも…」アベンジャーズ インフィニティ・ウォー ドラピンさんの映画レビュー(感想・評価)
お祭り映画というよりも…
アイアンマン1作目から始まったMCUは本作品(と、次回作)の為に作られたと言っても過言じゃないのかな。
満足度でいったら腹8分目。
満腹にならなかったのは「ブラックパンサー」を観ていなかったのと、過去のMCU作品の内容を一部忘れちゃった為(笑)
なので、「この人の石はどっから持ってきたんだっけ?」と、初っぱなから肝心な所でつまずいてしまった(笑)
しかし、そこさえ除けば映画自体は満足。
あれだけ登場人物が多い割にスポットの当て方のバランスは絶妙だし、サノスの心情もしっかり掘り下げている部分、そして所々に入る笑いを誘う掛け合いなど150分中だるみもせず飽きずに観れた。
個人的にはグルートとキャップの掛け合いが一番良笑えた。
それぞれ主役を張ってたキャラは本作品でもやっぱり主役で、サノスもまた本作品の主人公の一人。
そんな印象でした。
ちなみに、色んな方のレビューを拝見しましたが、「この映画単体として観たら…」という意見。
このレビュー最初に書いたように、アイアンマン1作目があっての本作品だと自分は思っているので、例えば続きものの漫画本でもドラマでもいきなりクライマックスから観ても「?」となる訳で、最終話だけ観ても「あー面白かった!」となるのは難しい訳であって…
例えばアイアンマン一つとっても、本作品におけるトニーの心境も過去作のあってのものだし、ピーターとの関係性もスパイダーマンだけ観ても分からないし、キャラそれぞれのセリフ一言一言が他の作品に繋がってるのは明らかだし。
そのセリフをどこの作品から拾うのかもMCUを楽しむ醍醐味の一つだと思うし。
あくまで個人的な意見ですが。
某テレビ局の高視聴率ドラマもいきなり「15分拡大版」とか最終回でもないのに「2時間枠」にしたりと、自分の中でのアベンジャーズはそんな位置付けです(笑)
何はともあれ次回作および、これからのMCU作品も楽しみです!