ブラックパンサーのレビュー・感想・評価
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この映画の面白い所はまずワカンダ国の舞台設定、ヴィブラニウムにより...
この映画の面白い所はまずワカンダ国の舞台設定、ヴィブラニウムにより発展を極めた都市であるものの国外からの戦争を恐れ隠密しているというのもユニークであるが、そこから現在のアメリカにおける1つのメッセージを含みつつ主人公ティ・チャラの葛藤と決意に繋がっていく部分も流石(なお、これによりMCUにおける親父キャラのやらかし罪状が増えた模様)
そしてこの主人公に今回大きな影響力をもたらすのがヴィラン、エリック・キルモンガー
原作の大ヴィランのクロウを差し置いての堂々たる立ち回り、マイケルBジョーダンの熱演もあって完全に主人公喰っているまである
特殊能力なしの人物なら間違いなくトップクラスの戦闘力を誇るオコエややんちゃな妹君、今回はゲットアウトしてしまったダニエルカルーヤ君に原作ではヤンデレ拗らせてヴィラン堕ちしてたらしい元カノのスパイ、ナキアとマーティンフリーマンを始めとしたクセ者キャラに囲まれながらのキルモンガーとティチャラの2人の人物による対立関係、ラストバトル後のやり取りも良かった
MCUはフェイズ3に入ってからヴィランの描写に気合が入ってるのが喜ばしい、次はいよいよ街に待たせたサノスの登場です
現代国家の写し鏡としてのワカンダ王国
シビル・ウォーで彼の父が亡くなってから、その背景を描いた作品。
ワカンダ王国を理解することで、現代のグローバル社会の問題が見えてくる。
まず、黒人差別の問題。これはもう、近年あらゆる映画で提起させられていることで本作にも『GET OUT』の主演のダニエル・カルーヤが出ていたではないか。キルモンガーの理論も、社会的弱者に武器を。ということである。『GET OUT』は弱者でなくなりつつある黒人に対する、白人の有りようがシニカルに描かれていて、非常に面白かったのだが。
次に、閉鎖的国家の問題。ワカンダは長年、他国家との交流を避けて隠れて生きてきた。それこそが平和が維持できていた理由だと、ブレインは語る。しかし、そうは言っていられなくなる。多民族国家における問題、それは独立・権限移譲を求める内乱だ。カタルーニャ州がスペインからの独立を主張するように、ワカンダの民族も、思想の違いで国家内で戦争に発展する。シンガポールの地政学者であるパラグ・カンナは、国家の細分化は、熱力学第二法則的で、自然なものであるといい、エントロピーの増大こそ争いを沈めるという。国家の団結は、統合ではなく分離によってもたらされ、細分化されたそれぞれをインフラストラクチャーで接続する。それこそ、今後のグローバル国家の在り方だと彼の著書で語っている。
キルモンガーの事件があってからのワカンダの行動は、その理論に通ずるものもあり、ビブラニウムによって各国のインフラを整備すれば、各国の接続性は高まるだろう。
まあ、MCUにおいては、国家間の平和はサノスをやっつけることでもたらされるのでしょ。
キルモンガー キングを継ぐ男
マーベル版ブラックシネマとして新たな風をMCU界に吹き込むべく大きく期待していたが、結果としてはあっさり薄味系だった。
個人的には「クリード」のマイケルBジョーダンが悪役でありながらカッコよく、かわいそうな生い立ちは「クリード」のアドニスばりで、主役以上の存在感を出していたあたりが印象的だった。
ベタではあるが、せっかく黒人中心で作った作品ならもう少し人種差別や、貧困問題等をまぶしてもよかったのではと思った。
一方で主人公を取り囲む黒人女性たちの力強さが前面に出ていたあたりはとても良かったなと。
本作を観ておかないと、この後の「アベンジャーズインフィニティウォー」がわからなくなる要素は特にはなく、単品として楽しめるので、「シビルウォーキャプテンアメリカ」でのブラックパンサーが気になった方が観る程度で基本的にはOKです。
キルモンガー!!
予告を観ていた頃からすごい楽しみで待ちに待った公開日!!とまぁ気分アゲアゲで観に行ったけど意外と普通だった(笑)気分を上げすぎたんかな?でもなんか最近のマーベルはストーリーもだけど単純っていうか前に比べてワクワク度が減ったし観た後の興奮の度合いも落ちてきた気がする。。新しい発想が無いっていうか単調っていうか…映像はたしかにすごいけどこれも見慣れてきたっていうか。。まぁ作品が多いからそうなりがちなのもわかるけど(笑
でも最初らへんにあったカーチェイスには燃えた!見せ方が上手いですね!でもレクサスかい!超文明国のワカンダが用意する車がレクサスかい!!(笑)カッコいいのはカッコいいんだけどなんか違和感しかない(笑
最近レクサスはいろんな映画に提供し出してるな~笑
まぁでも期待し過ぎなければ普通に楽しめる映画です(^ー^)
4.3
他の方のレビューでエンドクレジットボーナスがネタバレされています。お気をつけください。
敵との戦いが少ない、期待はずれ、こんなコメントが目立っているが、第1作目に何を期待しているのだろうか
マーベル作品の中ではかなり異色な作風だが、私個人かなり楽しめた
マーベルはキャラクター1人1人を丁寧に描写するのがうまい、だからこそジャスティスリーグと違い作品に感情移入がしやすい
この作品も第一歩としてブラックパンサーの背景や周りの人間関係をうまくまとめあげていたと思う
適役のクロウはアベンジャーズ2から、父の後を継ぐこと、そしてロスの登場はシビルウォーから、そしてキルモンガーの復讐心自体はこの作品の中でうまくまとめられていた
マーベル特有のエンドクレジットボーナス、一瞬でアガった
可もなく不可もなし
今作もちゃんとヒーロー成長映画
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーの公開が迫る中、どうやって続いていくのだろうか、とういう事ばかり考えていた。そう、特にブラックパンサーというキャラに自分は思い入れはなかった。が、本編の3分の2あたりからどんどん面白くなっていったという印象。今作もちゃんと悩みつつも成長するヒーロー映画として成り立っていた。
ソーのような神話世界、ドクター・ストレンジで出てきた異世界ともまた違った舞台を楽しむことが出来た。今作で出てきた小国家をベースに国を背負う者の重み、その中で虐げられる者や犠牲、などをわかりやすく、片方に偏らない具合に描かれていた。王子でありながらも多少は感情移入できた。マーティン・フリーマン(絶対死ぬと思ってた)と、王子の妹と、護衛、良かったっすね!
世界では結構評価されているようで理由を調べて見たところ、かつては白人達よりもより発展していた黒人達の実際の歴史背景と現在の問題をうまく絡めているところも関わっているらしい。音楽や道具など、確かに納得出来る部分も多かった。それを考えたら納得できる部分も多いし、あの悪役もより共感出来るキャラに見えてきた。
世界情勢に関する良い勉強になったと同時に、それを汲み取る世界の観客の知的さ、日本の宣伝部のバカさ加減を実感した。(日本ではそういう深い背景には一切触れず、ヒットさせようと思いついた案は吹き替えにアイドルを起用。宣伝文句は「クールでスタイリッシュなヒーロー」wほかにもあっただろうが!)
少し苦言を弄するなら、夜のシーンは暗い!wせっかくのアクション、ドラマシーンがもったいなかった。
これまでヒーロー映画を見すぎてワクワク感は減ったが、スパイ要素や歴史要素もあり、バックががっしりした一本の映画として普通に楽しめた。インフィニティ・ウォーにも期待しよう。
82点!
傑作
適役の方が人気でるパターンちゃう!?
今週末観る予定は4本・・・映画の日初っ端はコレ!
いやいや鑑賞者の4割くらいは、外国人にビックリしました@@!
全米で大ヒットも頷ける。
序盤は、シビル・ウォーで突然現れた彼の謎の紐解きムービー
プラックパンサーってのは、ワカンダに古くから伝わる希少なハーブがパワーとなる族長限定の名称で・・・
それに空から降って来たヴィブラニウムからなる隕石を利用して、革新的な近未来文化を手に入れて、陰から世界の平和を見守ってるって設定。
そこからシビル・ウォーでのあの爆破事故に繋がる・・・
なんとなく納得・・・!?
近未来都市と部族の儀式との背景が180度違って戸惑うし、バットマン同様暗闇での戦闘シーンは、追うのに必死で疲れます^^;;;
主人公を演じるチャドウィック・ボーズマンも権威と優しさに溢れるヒーロー像を演じてますが、もう一人のブラックパンサーを演じる マイケル・B・ジョーダンが、カッコ良すぎる!!
配役逆の方が、ファンはもっと増えたかも!?
劇中では一応・・ますが、ソーのロキ同様にこのシリーズには欠かせない人気者になりそうな予感!?
で、開演前にエンドロール終了後にも映像あります!って、テロップ入るのに、途中の映像終わると席立つ人多い^^;;;
その後にヤツが出て来たのに〜彼も某作品で適役だったのですが・・・
やっぱりカッコいい!!☆4つ
キャラクターは良いものの、それ以外は凡庸な作品でした
吹き替え版が少し難有りだったので字幕版を見てきました。
他所様にも言われているとおり、ヴィランであるキルモンガーが見た目や設定共に良いキャラしてます。
ティ・チャラよりもカッコ良く、主役を食っている感さえあります。
キルモンガーのほかにも、ロス捜査官やジャバリ族の族長ムバクもキャラが立っていました。
むしろ主人公が一番キャラ薄いです。
キャラは良かった一方で、ストーリーは凡庸でした。
特に驚きの展開もなく、良くも悪くも終始予想の範囲内です。
私はMCUが好きなのでそれで良かったのですが、そうした贔屓なしに見ると物足りなさを感じるでしょう。
また、アクションも地味でした。
予告で散々強調されていた、車が横転するシーンがピークでした。
もしかしたら、その自覚があるから強調していたのかもしれません。
決戦も地味で、ブラックパンサーvsキルモンガーよりもその外で行われていた戦いのほうがまだ見応えがありました。
ブラックパンサーはシビルウォーでのアクションが見事だっただけに残念です。
以上をまとめると、中の下といった出来の作品でした。
MCUとのつながりを示すシーンもエンドクレジット後にあるのですが、インフィニティウォーの予告編を見れば補完できる内容なので、本作を見なければわからないということはありません。
インフィニティウォーの前菜、前座として観るという程度の作品だと思います。
残念
痛快なアクション・エンターテイメント
オシャンティーでスタイリッシュでかっこいい。さらに内容もしっかりしてる!!
アヴェンジャーズを見てなくても
アヴェンジャーズを見てなくても、十分楽しめる作品。いろいろなサイトでも紹介されてますが、黒人中心のキャストで構成されているのも、とても興味深い作品でした。IMAXでみることをお薦めしたいですが、普通の映画館でも迫力が感じられる構成だと思います。アベンジャーズ好きなら必見ですが、スパイダーマン的なアクションが好きな方にも薦めたい作品です。
ワカンダへようこそ
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