ブラックパンサーのレビュー・感想・評価
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うーん。45点
アメリカで大ヒットした理由はわかります。 黒人を取り巻く問題なんかもある程度は認識してるつもりです。サウスパークで勉強してるしね! ヒーロー映画でこれをやる事に意味があるのかもしれないけども… でもぶっちゃけ黒人だろうが白人だろうがどうでもいい! ただ面白いヒーロー映画が観たいだけ! イデオロギー抜きでこの点数。
クセのあるヒーローもの
○とにかく黒人だらけ ○舞台はアメリカの近未来都市でなく、アフリカの山岳地帯の架空王国 ○正義の味方が悪い奴をやっつけるのではなく、土人の部族間抗争 ○よく言えばメッセージ性、悪く言えば説教くさい ○大ハヤリの「世界観」濃厚 という特長が好きな人は褒めるし、オスカー候補になった。 キライなひとには、めんどくさいだけ。 まあ、私は説教くさくてあまり感心しませんけど。こういう映画は単純明快あればいいです。
本作が空前の大ヒットになったのは、本作のメッセージが黒人にも白人にも、他の人種にも届いたからだ
原作はマーベルコミック アメリカ初の黒人が主人公のスーパーヒーローのコミック 1966年から掲載開始 日本で「巨人の星」が連載開始された年と同じだから恐ろしく昔からあるコンテンツ 今も断続的に掲載されているという いや「ウルトラマン」も1966年放映開始だから、こちらの方が比較に相応しいのかも知れない 日本人の男の子達が大昔から連綿とウルトラマンに熱狂してきたように、黒人の男の子達はブラックパンサーをスーパーヒーローとして憧れ続けてきたということだ ブラックパンサー 同名のブラック・パンサー党の名前がどうしても思い出される 1965年、映画にもなったマルコムX暗殺事件後にカルフォルニアで活動を開始し、1967年に結党された黒人の政治組織のこと コミックからこの名前を付けたというから、コミックはブラックパンサー党とは何の関係もないし、映画の本作も全く無関係だ しかし本作の本質を考えるためには、このブラックパンサー党のことを良く知らなければならないと思う ブラックパンサー党はマルコムXから暴力主義的な黒人解放闘争を受け継いで、急進的な時に暴力的な活動を展開した つまり日本風に言えば過激派 アフロヘアーは彼らから広まったヘアスタイルという 黒い革のジャケットとズボン、黒ベレー帽スタイルが有名 ショットガンで武装すらしていたのだから、もうほとんど軍隊だ 彼らのスローガンは「ブラック・パワー」 それは黒人差別への暴力による抵抗を意味する だからそのシンボルマークは突き上げた黒い拳だ 黒人への暴力的な差別には暴力で対抗すべしという図案だ さらにその図案は右手ではなく左手の拳であることにも留意すべき そこに社会主義闘争であるとのニュアンスが込められている 黒人社会は米国内部の第三世界、植民地である よって世界の被抑圧民族と連帯し、帝国主義と闘争するのだということ 実際、キューバ、ベトコン、北朝鮮などへの連帯を呼びかけていた すなわち共産主義や毛沢東、チェ・ゲバラなどの強い影響を受けている組織でもあった それまで黒人の公民権運動は、黒人と白人との統一的な運動であり、非暴力で平和的なものだった しかしブラックパンサー党はこのような暴力での抵抗を肯定し、黒人と白人の分離主義を指向した つまり白人は敵だという思想だった 結局、ブラックパンサー党は、黒人社会の広い支持を得られなかった 次第に分裂し1970年代にはほぼ消滅してしまった それがブラックパンサー党だ では、なぜ21世紀の2018年にブラックパンサーの映画が撮られるのか? マーベルコミックの映画が人気だから? もちろんそうだ しかしやはりBLM運動がきっかけであることは間違いないと思う もともとブラックパンサー党は、白人警察官の暴力から黒人街の人々を守る活動からスタートした政治運動であったのだ つまり今のBLM運動の源流とも言えるのだ だからこのブラックパンサー党とコミックは無関係であっても、21世紀の今、コミックのブラックパンサーを映画にするとき、どうしても意味を持ってしまうのだ ブラックパンサーの名前、その強化スーツはブラックパンサー党のユニフォームを思い出させるのだ 本作の内容は一切、BLM には関係がない しかしメッセージは確実にあるのだ 劇中に、こんな台詞がある もう我慢できません 目立つものは殺され 街はクスリと銃にあふれ 不当逮捕も多い 弱者が虐げられています 抗うすべがないからです だかヴィブラニウムがあれば別だ ワカンダなら世界を正しく導ける お前らは幸せそうだな 世界では大勢が抑圧されている ワカンダの資源で彼らを解放できる その資源とは? ヴィブラニウムの武器だ かって黒人が抑圧者に対し立ち上がり だが武器や資金がなく失敗した時 ワカンダは何を? 侵略者の得意技「武力行使」で反撃だ まさにブラックパンサー党の主張そのものだ ヴィブラニウムを暴力、ワカンダを黒人社会と読み替えするだけだ それを主人公の黒人の王と血のつながった王族の人間がいうのだ しかし彼は悪役であり、最終的に主人公に倒されるのだ そしてラストシーンで主人公はこう演説する 影から見守るのはもうやめます これ以上傍観できない 我々から率先し 地球に生きる仲間を家族として大切にします もしこのまま対立の風潮が続けば 人類は存続も危うい 実際は違いより共通点のほうが多いのです 危機に瀕した時賢者は橋をかけ、愚か者は壁を作るのです 某前大統領をディスっている? そのニュアンスは確かに少しある しかし本作が本当に言いたいメッセージは そんな小さなことではない 私達はそれを受け取らなければならない それはBLM への連帯の呼びかけであり、傍観せず行動すべきだということ しかし米国を分断する過激な分離主義はちがう ブラックパンサー党のやり方は間違っている 白人とも、どの人種とも平和的に理性的に融和していくことだと主張しているのだ ラストシーンで「農業国が・・・?」と発言するような無理解な人々はまだまだいる しかし、本当の力をみせたなら協力的になってくれるはず 本当の力とは、映画ではワカンダ国の科学力、財力、ヴィブラニウムの資源力だ 21世紀の黒人社会にとって本当の力とは、平和的に非暴力で、人種を問わず融和していく意志の力だと言っている 自分にはそのようにしか聞こえなかった 本作が空前の大ヒットになったのは、そのメッセージが黒人にも白人にも、他の人種にも届いたからだと思う ぜひエディ・マーフィーの1988年の作品「星の王子 ニューヨークへ行く」を合わせてご覧下さい ストーリーが良く似ています それもコミックからインスパイアされたのだと思います そして2021年の今年そのパート2が、33年の時を超えてAmazon Prime Video限定で公開されています テーマは本作と全く同じ というか本作をうけて、その理念をより明確にしています ブラックパワーとは暴力じゃない、歌とかダンスとか人々をハッピーにする力だと主張している映画です ぜひそれもご覧下さい名作です ところでピンクパンサーという米国映画があります 邦題は「ピンクの豹」 1964年3月に米国で公開されました マーベルコミックでブラックパンサーが初掲載されたのは1966年10月 もしかしたら、名前の元ネタはそれだったかも知れません ピンクの豹とブラックパンサー まさかの親戚だったのかも?
王座を継ぐ男
ヴィブラニウムという金属やワカンダ国はMCUで何度も登場するが、その国での内乱を描いた物語。ティ・チャラ=ブラックパンサーも『シビルウォー/キャプテンアメリカ』で登場している。主演のチャドウィック・ボーズマンが若く亡くなったことで、映画館鑑賞時には味わえなかった感動もあらためて湧いてきた。
最も印象的な王を決める儀式のシーン。衣装デザイン賞を獲得したのも納得のカラフルな衣装をまとった各部族たち。そして世界中で最も科学技術が進んだワカンダの夕陽。アフリカの大地と不釣り合いなくらいの未来デザインがいいのです。特にCIA捜査官のロスが驚くくらい。町にはリニアモーターカーも走ってるし・・・
抑圧されている黒人問題の提起。キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)も正しいように思われるが、復讐心に満ちた彼には平和を愛するものが感じられない。たしかにヴィブラニウムを弱者に与えればいいような気もするが、結局は復讐の連鎖にしかならない!という重いテーマであった。
メインクレジット後のティ・チャラの演説は素晴らしい。壁を作るより橋を架けよう。ワカンダ・フォーエバー!なのだ。
【2018年3月映画館にて】
55点
映画評価:55点 まず最初に言わせてもらいます 《いつまでも発展途上をナメるなよ?》 アフリカ?民族?マサイ族?黒人? ん、?電気とか無さそう? え、みんな半裸で生活している?? 何言っているの? そんな事を想像している方たちは 今のアフリカを直接見て来ましたか? いつまで古い情報を鵜呑みにしているんですか? この作品自体はフィクションですけど、 この作品を通して少しでも多くの方々に他国の情勢について興味を持つきっかけになってほしいと思いました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー さて、感想を書きたいと思います! そうです! 今回の主人公は いきなりシビルウォーに登場してきた漆黒のパンサー。 当時はゲスト扱いであり、 他はヒーローやスパイダーマンよりも 知名度が低く、設定も不明。 当初の彼のイメージは、 聡明だけど短気で、強情、仲間想いで曲がった事が大嫌い。 視野が狭く目の前の出来事にしか集中出来ない。 そんな印象を受けました。 マーベルシリーズの凄い所は 新キャラをストーリーの合間だけで ここまで理解させてきます。 そして今回はそのブラックパンサーが主人公の作品。 彼がどういう男なのかはシビルウォーで大筋知る事が出来たので、今作ではワカンダという彼の国に焦点を当てて作られています。 ストーリー自体は国内の内輪揉めのため、 特出した面白さは特にありませんが、 ワカンダという国の文化や民衆、政治等を知る事が出来ます。 直接アベンジャーズに関係はないので、 興味がないなら無理して見なくても問題ないですが、ヴィブラニウムと呼ばれる鉱石の重要性も 学べます。 楽しいとかではないですが、 是非観てみて下さい! 【2021.5.24鑑賞】
美しい!!!
気になりつつも2021になるまで
観ていなかった自分に後悔😵
アフリカン表現が随所にあり、
マーベル作品の中でもかなり濃い内容の
テーマを取り上げながら同時に
ヒーローを表現していて面白かった!
ただ、どうしてもエリックの立場と
ラストに同情してしまい、最後
放心状態で見届けることに。。。笑
(かなり個人的視点からの感想です)
DVDで欲しくなるとても良い作品でした。
チャドウィック・フォーエバー!! MCUらしからぬシリアスなポリティカル・ムービー。悪役はシリーズ随一だが…。
スーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「MCU」シリーズ第18作にして、アフリカ系スーパーヒーロー”ブラックパンサー”の活躍を描いた『ブラックパンサー』シリーズの第1作。
希少な金属「ヴィブラニウム」を産出するため非常に豊かだがそれ故に閉鎖的な国「ワカンダ」を舞台に、ヴィブラニウムを国外に持ち出し闇取引をしている武器商人たちにワカンダ国の国王ティ・チャラ/ブラックパンサーが立ち向かう。
監督/脚本は『フルートベール駅で』『クリード チャンプを継ぐ男』のライアン・クーグラー。
原作/製作総指揮はスタン・リー。
○キャスト
ティ・チャラ/ブラックパンサー…チャドウィック・ボーズマン。
エヴェレット・ロス…マーティン・フリーマン。
バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー…セバスチャン・スタン。
新たなキャストとして、ヴィブラニウム闇取引の裏で暗躍する傭兵、エリック・キルモンガーを演じるのは『クロニクル』『クリード チャンプを継ぐ男』のマイケル・B・ジョーダン。
ワカンダの高僧、ズリを演じるのは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『メッセージ』の、レジェンド俳優ウォレスト・ウィテカー。
製作はケヴィン・ファイギ。
👑受賞歴👑
第91回 アカデミー賞…美術賞、作曲賞、衣装デザイン賞!✨✨
第44回 ロサンゼルス映画批評家協会賞…美術賞!
第26回 MTVムービー・アワード…作品賞!
MCU鑑賞も18作目。遂に『ブラックパンサー』にたどり着いた!
実はこの作品を観たくてMCUを掘り始めたんです。
何故なら監督が『フルートベール駅で』(2013)『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)のライアン・クーグラーだから!
過去2作を観て「この人は今後の映画界を引っ張る天才だ!」と思ったので、本作をワクワクしながら鑑賞!!
感想としては、…うん。面白かったよ😶くらいのテンション。
悪い作品ではないっ!欠点らしい欠点がない優等生。
だけど…。
まず良い点。
相変わらず音楽のセンスは抜群。クーグラー作品ではお馴染み、本作でも音楽にはルドウィグ・ゴランソンを起用。最近の映画界におけるこの人の活躍っぷりがヤバい。
映像のセンスも流石の一言。特に冒頭の黒人が住む貧困地区の描写のリアリティが堪らない。
オークランドから物語がスタートするという『フルートベール駅で』のファンならおおっ!と思うところも良い。同時に、オークランドということを明記することで、本作でも黒人の人権問題を扱うことをサラッと匂わせているところが知的でステキ。
アカデミー賞を受賞した衣装デザインは本当に綺麗。
下唇にお盆がはまっている人が着ているグリーンのスーツがおしゃれ。あれを着こなせるアジア人や白人が果たしているのか!?
『GotG』のヒット以降、コミカルで楽しい映画を量産してきたMCU。特に『GotG2』『ホームカミング』『バトルロイヤル』とここ最近はコメディに極振りしていたのだが、本作は過去作品の中でも最もシリアスかつポリティカルな内容。
豊かさを自国だけで享受し、近隣国に対し壁を作ることへの懐疑。そして奴隷として世界中へ売り飛ばされ、その流れの中で未だなお虐げられている多くの黒人達に対する世界の無寛容さへの怒り。また、監督自身のルーツでもあるアフリカ文化へのリスペクト。これらの事がギュッと詰め込まれており、娯楽作品でありながら政治的・人権的な問題を考えることが出来る良い作品だなぁ、と思いました。
歴代最高のヴィランは誰?という質問に対して、本作のキルモンガーを挙げる人も多いのでは?個人的にもキルモンガーがベスト・ヴィランだと思う。完全にブラックパンサーよりも存在感があった!やり方は間違っているけど、この人の言ってることの方が正しいんじゃないの?と思ってしまうカリスマ性がある。
そしてまぁなんと言ってもマイケル・B・ジョーダンがセクシー💕「2020年における最もセクシーな男性」に選ばれたのも納得の肉体美と、知性的な顔立ち。キルモンガーが早逝したチャドウィック・ボーズマンの跡を継いでブラックパンサーになっても誰も文句言わないでしょう。それだけに本作で死んじゃったのが惜しい…。もっと活躍して欲しかった。
いや、いい映画だとは思うんだけど、やっぱり楽しさという点ではちょっとガッカリ。キャラクターも展開も設定も、真面目すぎて面白みに欠ける。
アクションシーンも地味。王を決める部族間の争いはアフリカンな感じで盛り上がるんだけど、結局最終的にはいつも通りのSF的展開になってガッカリ。
クライマックスのタイマンも盛り上がらなかった。チャドウィック・ボーズマンとMBJの肉体美を強調した泥臭いバトルシーンが観たかったなー。
それと、ヴィブラニウムというヤバい金属が沢山あるんだから、それをもっとフィーチャーしたギミックや武器をもっと見たかった。
軽いヒーローが多い中、ティ・チャラのようなキャップ以上に堅物なヒーローというのは特徴的で良いと思うが、単独作品になると個性がなくなってしまう。ちょっとキツイ言い方をすると、物語を引っ張るだけの魅力がブラックパンサーにはないような気がするな〜😥
ヒーロー作品に何を求めるかによるが、自分としてはMCUにはコメディ要素満載の楽しい映画を作って欲しい。本作はちょっと真面目すぎかな。
チャドウィック・ボーズマン・フォーエバー。これからシリーズはどうなるんだろう?🙄
タイトルなし
ストーリーは単純明快の黒人ヒーローもの。黒人国家が実は文明に富んでいて、国力がある。戦争や差別、難民問題などあらゆる国際的危機に対して、協力的でない大国あるいは大国同士の現状に警鐘を鳴らしている。
衣装は素晴らしいがアクションとストーリーは期待未満
民族衣装等の作りこみは素晴らしく、本当にそんな風習の部族がいそうに思えるほど。
キャストも強引に主要人物に白人をねじ込んだりしていないことも、好感が持てる。
良いと思った点はそれくらい。
アクション映画はストーリーが単純明快でも、楽しめればそれで良いと思っているが、
戦闘シーンは正直パッとしなかった。
ブラックパンサーとしては圧倒的に強そうなのに、あっさり敵を取り逃がすし、
生身での普通の戦闘シーンも多くて長い。
かと言ってストーリーは内輪もめの域を出ておらず、設定の割にスケール感はイマイチ。
主人公の最後の決断は民族の伝統からの脱却なのに、その理由が乏しい。
植民地時代等、今以上にアフリカ系が虐げられてきた時代はいくらでもあり、
その中でもワカンダは外界から隠れて関わらないという決断をしてきたはず。
その時代に比べれば、今はまだマシとも思える。
主人公の自分たちの技術で世界をより良くするという決断は現代の感性では勿論賛成だが、
何故歴代の国王たちが外界と隔絶した国を維持してきたのかという部分の深堀が足りていない気がした。
技術を武器利用されてしまう可能性に対するリスクヘッジもできていなさそうなさそうなことも、モヤモヤしてしまった。
レクサス
自分は英語字幕で鑑賞しているため、アフリカンな名前に大混乱。ティ・チャカやらチャラやら、似過ぎているよ。ずっとAudiばかりだったMCUシリーズの車がレクサスLC500で日本人としては嬉しかった。 グレイス・ジョーンズというセリフが笑えた。
脚本がへた
一体どんな問題が起こって何を頑張らなきゃいけないのかさっぱり見えてこない。カメラが動きすぎて目が回るし映像的にも何がどうなってるかわかりにくい。そうこうしているうちにお父さんリスペクトネタが出てきたんで見る気をなくした。 Twitter アカウント変えました。プロフィール参照してください。
オコエ(ダナイグリラ)さまの意志の強さと凛々しさに惚れる。 意気軒...
オコエ(ダナイグリラ)さまの意志の強さと凛々しさに惚れる。 意気軒昂で王座への執拗以上とも思える毅然とした忠誠心。 それでいてティチャラとナキアへのとてもとても温かい目線。 ウィッグ装着時もチャーミング。 相手の武器を原始的と言っておきながら次の瞬間、自分の武器がさらに原始的なところが素敵。 (武器自体はめっちゃ未来的で高性能のようだが) 監督が言っているアフリカは女家長制的でそれを前面に押し出したかったというところは、 ティチャラが3人(妹、元カノ、親衛隊)のそれぞれポジションが違う女性、母親に支えられて成長していく姿が本当によく表現されていると思う。 ワガンダ王国の風景映像、音楽がアフリカテイストでマーベルっぽくないところがまたいい。 まるで世界遺産かなにかの絶景を景観しているかのよう。 朝焼けやご来光、美しい自然の景色を見ているとなぜか涙がこぼれるのだが、最後のワカンダからの景色が最高過ぎて泣いてしまう。
ヒーロー一族のお家騒動。
主人公の国が本当は超先進国なのに、発展途上国の振りをしてるのが面白いのと、国内の部族や風習、民族衣装等の作り込みがハンパなくて楽しいです。その分、ヒーローとしての活躍がイマイチで、前半の韓国のシーンなんかは水増し的であまり必然性がないです。でも、世界観に独特の魅力があるので、マーベルユニバース入りより、独立したシリーズにした方が面白いかも。
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