劇場公開日 2018年3月1日

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「星5つでは足りないくらい」ブラックパンサー えふいーねこさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 星5つでは足りないくらい

2025年10月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

ドキドキ

勝手にMCUまつり継続中、キャプテンアメリカシリーズを遡りアベンジャーズ1作目に戻り、(またウィンターソルジャー見そうになったが)シビル・ウォーからの続き、ブラックパンサーへ。公開時5回通ってます(笑)
以下ツボな部分を列記します

・オープニング過去パート、ティ・チャラ父と叔父、子供エリックのキャストがほんとにそれぞれ「面影」がちゃんとあって感心する。

・ティ・チャラ殿下、タイトルロール初登場初戦闘!ワカンダの主題曲がアガる。
殿下にも「シリーズ1作目の法則」(←勝手に言ってる)は当てはまり、シビル・ウォーでの堂々たる初登場よりむしろ初々しく、ちょっとだけ野暮い印象。主人公として親しみ持ちやすく、人間味が増してると思います。
ドーラミラージュのテーマ曲もアガる!

・ラモンダ妃美しい、シュリちゃん可愛い過ぎる(でも中指は立てるw)

・エリック初登場、吹替もいい。ツダケンさんはカイロ・レンといい、屈折のある若い衆の役がハマる

・うっかりウカビとジャバリのエムバク初登場。ウカビの人は続編への出演は断ったそうで、「ノープ」のため?だったのかな。

・国王となり夢の儀式を行うティ・チャラ。
ワカンダ語での会話のとこ、イントネコカッタサイルニアと聞こえるなぁ…

・釜山編アガる〜(こればっか)
オコエの中のひとは「ウォーキングデッド」のミショーンの印象が強かったが、スキンヘッドのほうが断然美女に見える。

・「銃って原始的」
車の屋根から槍を命中させたオコエのニヤリ笑い、最高の最高。

・アンディ・サーキスは生身でも人外ぽい。

・「また白人を治療できるの?」
シュリちゃんバッキーを治してくれてありがとう(泣)ロスの治療中にもバッキーがどっかにいたと思うと落ち着かない。

・陛下のまつ毛、濃くてクリッと上がっててナキアより長い

・めんどくさい親戚来訪。「やぁ伯母さん」は何回聞いてもなんか笑う

ここからの従兄弟戦は辛いのでトバします、既に長いし。

・うっかりウカビ、今見るとけっこう「重たい芝居」をしてる。中の人はガッツリの演技派らしいから、どっちかというと軽いウカビ役は物足りなかったのかも。

・「俺たちベジタリアン」、ジャバリジョーク?それとも本当に?

・「もう逃げない」…
父上が、弟の息子エリックをアッサリ捨ておいてきた事だけが、本作のストーリー上引っかかるといえば引っかかります。そもそも論になってしまうけど。

・クライマックス。キャストの中で1人だけ、白っぽくて小さくとにかく弱そうに見えたロスの、スターウォーズ並の「ダメもと」空中戦がアガる!(ラボにひとり残されちゃったとこの表情が最高)

・「笑えるだろ?おとぎ話を信じるなんて」
信じてよかったんだよ、エリック…(泣)

・この後、ナキアと陛下の幸せな期間はちゃんとあったみたいでちょっと救われる。
始まりの地に戻ってのエンディングも素晴らしい。

スーツでの格闘シーンになるとCGがいまいちとか、粗は無いじゃないけどガジェットに衣装に美術、音楽、ほとんど完璧に近い作品ではないでしょうか。
そして、チャドウィック・ボーズマンのシリーズ唯一の主演作になってしまったこと、未だに信じがたく残念でなりません。

チャドウィックは死んではいけなかった人でした。没後初めて本作を通しで見て、あらためてそう思いました。

えふいーねこ