「最高でした、陛下」ブラックパンサー テツさんの映画レビュー(感想・評価)
最高でした、陛下
面白かったー!
ワクワクするようなブラックパンサーのハイテクスーツ!韓国でのカーチェイス!格闘戦に空中戦もあってとても大満足!
ワカンダという超ハイテク文明とアフリカの民族らしさ?みたいなものが混在きている世界観もスンナリと入ってきて物語を盛り上げてくれる!
物語としては「シビルウォー」後であり、先代国王である父を失ったティ・チャラの国王就任から物語が始まる。
原作にもあるハーブの設定もしっかり紹介されるのでファンにも安心。
空中から飛び出し、暗闇に紛れ倒していくブラックパンサーのクールさも素晴らしい!
ワカンダで行われる「挑戦の儀」も後々のストーリーへしっかり前振りしてくれるというのもニクい
そこからクロウを追いかけるあたりでの、妹シュリのラボの紹介される装備の数々は男の子心をくすぐるし、自動装着のスーツなんてたまらない!
また、韓国で取引を急襲するオコエや元カノナキアと言った女性陣のアクションも素晴らしく、特にオコエの槍を使ったアクションは痺れる!(そしていらっしゃるスタンリー様笑)
そこからのカーチェイス!遠隔運転というこれまたワクワクする装備と共に追跡するブラックパンサーの身体能力とスーツを活かした躍動感のあるアクションが展開されとても盛り上げてくれる。
そこから、ティ・チャラは父の知られざる過去を知り、そして父の残してしまった過去が彼に襲いかかる…
ここで「挑戦の儀」だったり、対立部族の彼がまた再登場していくのもまた良い感じ!
復活の時、ティ・チャラは過去の歴史の慣習や父とは違う新たな王として、決意を固めて決戦へ挑む!そこからの最終決戦はブラックパンサーとキルモンガーの一騎打ち、ブラックパンサー派とキルモンガー派の戦い、そしてロス捜査官が行う空中戦など見応え充分!
ロス捜査官も空中戦でしっかりと決めてくれるし、敵対してた民族の彼らもピンチにビシッと駆けつけるし、ブラックパンサーも多人数を相手にバタバタとなぎ倒して、キルモンガーとの一騎打ちではハラハラするような肉弾戦を繰り広げてくれる!
ティ・チャラが国王となるための壮大な試練であり、先祖達とは別の王を目指し、自分なりの国王として目覚める成長物語でもある。
かつ、世界を救う新たなヒーロー(文明を解放的にする意味も含め)の誕生とも言えるストーリー!
また、MCUの初単独作品ではやはり他の作品とのリンク部分は薄く、この1作からでもMCUへ入っていけるのも魅力
もちろん、クロウやロス捜査官などは他の作品を観ていないとという部分もあるが多少は脳内補完でいけると思う。
それらの要素はMCUファン的には嬉しく、エンドロール後の彼の登場はまさしく!である(白人をまた治療って、やっぱり!)
マーベル作品としてとても楽しめるし、1人の青年の国王への成長物語としても、ハイテクスーツにワクワクするアクション大作としても大満足!
(他の方のレビューを少し観て追記)
最後に陛下の演説での「地球上を1つの家族として慈しみあって生きていこう」みたいなお言葉があったが、アメリカ的には差別問題があった黒人の側としても、まだまだ根深い国際問題的にも、訴えかけたいメッセージなのかもしれないですね
次はいよいよインフィニティウォー!楽しみだ!