「キャラ崩壊で笑えるソー映画」マイティ・ソー バトルロイヤル シネマニアV3さんの映画レビュー(感想・評価)
キャラ崩壊で笑えるソー映画
シリーズの中では1番辛い状況なはずなのに、1番バカやってるソー映画でしたw ソー単体映画の中では1番好きになりました。
本編中のリベンジャーズのハズレものの集まり感といい、「移民の歌」がガッツリ映画のコンセプトにベストマッチしている点といい、前半は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に近い印象でしたが、これまでのソー単体映画の雰囲気と違いすぎて開始5分で既にカオスですw ソーも、ロキも、バナーも、まあベラベラ喋るんですよ!
武器も壊された上に気付けば知らない星にいて、知ってる奴は信頼できないゴマスリ弟に、キレたらめんどいメンヘラ中年って、どういうことだよ!ってw
おそらくシビル・ウォーでハブられたから皆んなおかしくなったんでしょうかw 会話シーンは終始楽しいです。そして今回の邦題はまあ、許せるかな。見ていて「バトルロイヤル」が浮かぶ理由もわかりました。
難癖つけるとしたら、説明台詞が多すぎたとこですね。ソーも状況説明が多いのですが、特にヘラ。ケイト・ブランシェットの演技には良い威圧感もあったし、倒すのが困難な悪役ということは多少伝わるけど、自分がこれまでしてきた功績(自称)を彼女もまたベラベラ喋るんですよ。そこで大分見てる側も「こいつヤバイ」という印象は薄まりました。最後も「あいつはどこ行った?あ、なんだ居たのかよ!」って瞬間があり、そこは少しわかりにくかったです。続投する脇役陣にももう少し見せ場があれば...
とは言え、前作に続いて3Dの効果は抜群です。クライマックスの盛り上がりは本当にアガったし、アクションの撮り方も綺麗で、なんか...神話っぽい!(ボキャがないもので)
カタルシスと〆といい、相変わらずMARVELはやってくれますね。3Dでの鑑賞をオススメします。
最終評価94点!
「ブラック・パンサー」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」も期待できそうです。