リメンバー・ミーのレビュー・感想・評価
全84件中、1~20件目を表示
家族の絆
公開当初から気になっていたが、いつも見る機会を逃してようやく鑑賞。
ヘクターの方がまさか家族というビックリ展開やったけど、家族の絆がガッツリ描かれていて良かった。
南米を舞台にしてたのも良かったかな。(現在の日本で家族の絆と言われてもなんか説得力ない…)
ディズニー映画におりがちなかわいい動物キャラの相棒がいてればなー…
感想メモ
号泣でした
ココと一緒に歌うシーンが最高
メキシコの死者の日、文化が伝わってきて良い
デラクルスがヘクターに毒を盛ったと分かった時は、祖先が人殺しだと言う罪の意識を抱えて生きていかなければならないのかと焦った、まあヘクターが祖先だというのも都合良すぎるので、そういう展開でも良かったかも
勧善懲悪過ぎてデラクルスが可哀想になってくる、死者の国で批判されるだけかと思ったら現世での栄光も無くなってしまいそうで、音楽か家族か、その選択が違っただけなのになぁ
子孫がいたことをすごく嬉しがっていたのがまた可哀想
途中の人々から忘れ去られたおじいちゃんガイコツの描写が悲しすぎる
家族は大切にしようと思った、家族がどうしようもない人はこの映画見てどう感じるんだろうか
最高!感動するし練られてる。
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主人公の少年の4世代前の爺が音楽のために家庭を捨てた。
そのため代々、音楽はタブーな一家となっていた。
でも主人公は音楽が好きで、密かにギターを練習してた。
死者の日というのがあり、その日は日本の盆のように先祖が帰って来る。
4世代前の爺の肖像画は首から上を破られてた。
故人の国民的スター・デラクルスがその爺と主人公は信じてた。
2代前の婆にギターの所持がバレて壊された主人公は、
音楽大会に出るためにデラクルスの展示室からギターを盗もうとする。
その影響で死者の国に行く。そこで4世代前の婆と出会う。
現生へ戻るには先祖の許可がいる。そこでその婆に許可を請う。
しかし音楽をしないことを条件にされ、逃げ出す。
そして出会ったのはヘクターという男だった。
この者は死者の日に誰も写真を飾ってくれないせいで現世に戻れない。
だから主人公を助ける代わりに、現世から写真を持って来てもらおうとする。
でデラクルスのところに案内する。その世界でもデラクルスはヒーローだった。
でデラクルスに許可をを請おうとしたが、ここで重大な事実が判明。
主人公の4世代前の爺とは実はデラクルスでなくヘクターだったのだった。
デラクルスは生前、ヘクターの曲を盗むためヘクターを毒殺していた。
一度家族を捨てたヘクターが、音楽をやめて戻ろうとした時の出来事だった。
この事実を隠蔽するためデラクルスは本性を現し2人を監禁。
しかし4世代前の婆が助けに来てヘクターと再会する。
やがて誤解は解け、2人はデラクルスを制裁した後、主人公に許可を与える。
音楽をやらないという条件もこの期に及んではつけられなかった。
しかし一連の騒ぎでヘクターの写真は紛失していた。
生前のヘクターを覚えてる人間が現生にいなくなるとヘクターは消滅する。
現生に戻った主人公はボケてしまった3世代前の婆つまりヘクターの娘に、
ヘクターの作った歌を聴かせる。すると一時的に正気に戻る。
またその婆はヘクターの形見の写真も持ってて、
翌年からヘクターは死者の日に戻ることが出来るようになった。
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いやー、最高!これまで見た映画で一番かも知れない。
劇場で見たけど泣きまくり。こんなに涙って出るんやなって思った。
おれの場合は悲しい話ではあまり泣かない、ツボは4点ある。
1.周囲の反対を押し切るだけの強い思い
2.日々の努力や昔取った杵柄が好結果を出す
3.抑圧してた気持ちに気付き、解放
4.困ってた善良な人達を救う
今回は1~3が抜群にあったからなあ、そら泣くわ。
映画を見て泣くのって本当に気持ち良い。
涙を流すことって最強のストレス発散方法なんだってね。
上記だけでも十分いい映画だと思うのに、この映画はさらにスゴい。
それはストーリーが非常に練られてて、どんでん返しまであること。
2時間程度で描けるストーリーなんて高々知れてるわけだから、
既に何万本もある過去映画と大きく変わることなんてなく、
映像や見せ方でいかに感動させるかしか無いと思ってた。
ところがこんな珠玉のストーリーに出会えるとは!
しかも本編約2時間と短めでこの内容。あっという間やったわ。
無駄に2.5とか3時間ある映画はこの作品を見習って欲しい。
アニメは苦手だったはずなのに、見入ってしまった。
映画好きの方にオススメされ、気になってアマプラで課金して視聴。
メキシコの死者の日(日本でいうお盆)をテーマとして、死者の世界で自分の先祖と会い、家族との絆を確かめるという話。
2年前にグアテマラでも同じ死者の日という自分の先祖を大事にするというお祭りがあることを死生学の講義で聞いた。同じ中米ということでメキシコでも同様のことが行われている。
音楽のために家族を捨てたと伝えられていてミゲルの家族では音楽のことは禁句になっていたが、真相を知るとその不信感から一気に温かい空気に包まれ、家族の絆と音楽のすばらしさでいっぱいになる。
クライマックスあたりからは涙が自然に出てきて最後まで流れっぱなしだった。
最近で1番大好きな映画
家族に勧められて鑑賞。
あんまり期待してなかったけど、本当に面白かった!
あとミゲル役の石橋陽彩くんの歌が上手すぎる。歌詞が聞き取りやすくてしかも癖になる。
やっぱり音楽映像ストーリーが良すぎる作品
恋人と見たけど、彼は最初からデラクルスが悪役だって察してたし、多分わかりやすい映画なんだろうなー。
難しいストーリーが苦手だから、私は楽しめました!
最後のママハハがヘクターを思い出すところで安心していっつも泣いてしまう。
オチがしっかりしてるし、見たあとの余韻も最高。
これ以上のピクサー映画をまだ知らない!
ってくらい1番好きな作品です。
<後半ネタバレ有!>誰かに覚えていてもらえるのは、幸せなこと。
【あらすじ】
親子5世代の絆を描いた感動作です。亡くなった先祖が生者の世界へ帰ってくるメキシコの風習「死者の日」に、死者の世界に迷い込んでしまった少年ミゲルが、そこで暮らす青年ヘクターと出会い、共に生者の国を目指す奮闘を、コミカルかつ、ソウルフルに描いています。死者の世界では、ミゲルの先祖も多数登場。先祖とミゲルのやりとりを通して、家族との接し方や家族の在り方について、考えさせられる方もいるかもしれません。タイトルのリメンバー・ミー(忘れないで)の言葉にもあるように、誰かに覚えていてもらえることの幸せに気付かされるでしょう。
【あなたは、どれだけの人に覚えられていますか?】
この質問は、この映画の真髄をついた問いかけと言っていいと思います。作中で死を迎えた人は、死者の世界で生活をします。自分のことを覚えてくれている人が、生者の世界に1人でもいる限り、生活し続けられるのです。しかし、生者の世界に自分を覚えてくれている人が1人もいなくなると、2度目の死を迎え、完全に消滅してしまいます。
この映画を見て、自分のことを知ってくれている人がいるのは、幸せなことだと気付きました。家族、両親、兄弟、友人、仕事仲間・・・どれだけの人が、私のことを忘れないでいてくれるのだろうか。自分に置き換えた時、ちょっと悲しい気持ちになりました。私のことを知っている人は、妻、両親、兄弟とほんの少しの友人と仕事仲間くらいしかいないから。基本的に年上か同年代。ということは、自分が死ぬのと同じタイミングで周りも・・・・・・。もっと知り合いを、それも若い知り合いを増やさねば、すぐに2度目の死がやってきてしまいますね。何はともあれ、後世に自分の存在価値を残すのは大切だと思いました。
あなたには、自分を知ってくれている人が、どれだけいますか?この映画では、人との繋がり=家族の繋がりとして描いていますが、人との繋がりは、何もそれだけではありません。何かを成し遂げる。影響をもたらす。なんだっていいんです。それこそ、徳川家康や豊臣秀吉は、きっと今も、死者の世界で生活しているはずですから。
何もせず、何も起きない人生を歩んでいたら、あっという間に生涯が終わり、自分の存在なんて忘れられてしまうでしょう。そんな生き方は、ちょっと悲しいですよね。だから私はこの映画を見て、もっと起伏のある人生を歩もうと思いました。
【作中で流れる音楽が好きです】
主題歌であるリメンバーミーは、複数の登場人物が歌います。私は字幕版で見たので、オリジナルの声優たちが歌う英語verを聴きました。(吹き替え版では、日本人声優・俳優が歌っています)。どれも良かったです。キャラクターの個性が歌声に滲み出ていて、同じ曲なのに同じに聴こえません!ウン・ポコ・ロコもノリの良い名曲です。音楽を楽しみながら映画を見るのも面白いと思います。
あまりの名曲すぎて、サントラも聴きました。歌の途中で、思わず池に落ちてしまったり、窓ガラスを割ってしまったりする演出は、いかにもディズニーらしく和みました。
【可愛らしいデザイン】
ディズニーアニメーションといえば、やっぱりキャラクターデザイン!みんな可愛らしいです。死者の世界で生活している人はみなドクロフェイスなのですが、それも可愛い!生前の姿の面影を残した感じがとってもキュートです。
さらに、テーマパークのように明るくポップに描かれた死者の世界のデザインが秀逸です。曲線を生かした柔らかみのある建築デザインと、原色をアクセントにしたカラーコーディネートが相待って、なんとも言えない。見ていてワクワクせずにはいられない世界観を作り出しています。個人的には、ガウディ建築のカサ・ミラの曲線美や、グエル公園の色彩を連想しました。上層階は、今後やってる死者のために建築中だそうです。さりげないこだわりが、見ていて楽しいですね。
---ここからネタバレ含みます!---
【伏線の回収が素晴らしい!】
物語の序盤に高祖父の顔部分が破られた写真が登場します。この写真は映画のキーアイテムです。実は写真は折り曲げられていて、顔のわからない高祖父はギターを持っていたと判明します。ギターの特徴から、高祖父は国民的ミュージシャンであるデラクルスだとミゲルは確信します。物語は、そのまま高祖父はデラクルスだという体で進みますが、デラクルスがミゲルを玄孫だと言った描写は一度もありません。私もすっかりデラクルスが高祖父だと信じ込んでいました。しかし、蓋を開けてみれば、高祖父の正体はヘクターでした。一緒に行動していた冴えない青年は、悲痛な過去を持った高祖父で、かたや、高祖父だと思いこでいたデラクルスは、今作のディズニー・ヴィランでした。制作陣の思うがままに心を動かされました。
【どんでん返し】
●デラクルスの悪行の数々をカメラが映す
デラクルスが生前の悪行をリヴェラ一族に講説している際に、一族の一人がデラクルスにカメラを向け、悪事が全ての死者に知れ渡るシーンがあります。私の中で、最も心がスッキリする場面でした。ミゲルを生者の世界へ導いてくれる高祖父かと思えば違うし、ヘクターを裏切った最低なヤツだし、それを反省してないし!なんて酷いヤツだ!と思っていたら、これまでの栄光が足元から崩れ去ったのです。やはり、悪いことして得た栄光は長くは続かないのですね。
これまで贅の限りを尽くし、人々から崇められてきたのが一変。散々たる扱いになるどんでん返しは気分爽快です。現世でもヘクターの娘で、ミゲルの曽祖母にあたるママ・ココが密かに忍ばせていたヘクターの過去の手紙のやり取りなどをきっかけに、真実が知れ渡ります。気持ちいいくらいに、悪い人が落ち、いい人たちが評価される。これぞ、後味の良いハッピーエンドです。
【まとめ】
名曲に酔いしれます。可愛らしいキャラクターたちが家族の絆を深める様子を見て、家族・人とのつながりの温かさを感じられます。家族で見ればよりその温かさが身に染みると思います。
家族だけじゃなく祖先までも暖かく包み込む素敵な映画
100分でこんなに家族愛を描けるなんてすごい!
映像が綺麗なのはもちろんのこと、ストーリー的にも飽きさせるような間延びしたシーンは全くなく、ずっと楽しい・ずっと綺麗が続いていた。
最後にママココがベクターの顔写真を取り出すのも、感動的だし伏線回収にもなってて、見終わってスッキリほっこりする映画。
ぜひいろんな人に見てもらいたい映画。
Until you're in my arms again, remember me. 極彩色で描かれる死者の国の物語
「アナ雪2」のレビューをした時にレビュワーのゆり。さんにオススメ頂いた本作。これも面白かったです‼️やっぱりディズニーってスゴいですね。一作一作のクオリティが高いわ⤴️
まぁ、本作の作画の綺麗な事、綺麗な事。極彩色って言葉はこの為にあるような美しさでした。メキシコの死者の国って日本と違ってカラフルで楽しそうです🎵日本だとどうしても黄泉の国ってジトっとしてそうなイメージですけど、メキシコって死んだ後も生きてる時と変わらないぐらい派手ですね。アレブリヘも物凄くカラフル。世界中でもあんなにカラフルな空想の生き物って珍しいのではないでしょうか?スゲェな、メキシコ。
原題の「COCO」ってタイトルに最初何じゃらほい?って思ったのですが、最後まで観ると超納得でした。ミゲルの冒険を通して、ヘクターがココに再会するまでの物語だったんですね。ココから忘れられるとヘクターは本当にいなくなってしまうので、ココが死んでも会えないって展開は良く考えてあるなぁっと思いました。ミゲルがココに「リメンバー・ミー」を歌って、ココがヘクターを思い出すシーンはベタですがグッと来ます😢最後はココがおばあちゃんになってて、それでもメッチャ嬉しそうなヘクターにも何だかホロリ。いくつになっても親は親、子は子なんですね。
そう言えばママ・イメルダっていくつで亡くなったのでしょうか?骸骨だから良くわからなかったのですが、ヘクターとそんなに変わらないように見えました。最後のココと手を繋いで現世へ来るシーンではココだけがおばあちゃんだったような?女手1つで靴屋初めて成功させて苦労してたでしょうし、けっこう早死にしちゃったのかな?それだったらヘクター責められても仕方ないぞ?
何はともあれ本作の楽しそうな骸骨達を観てると死者の国いいじゃんっと思えてきます。メキシコのカラッとした文化が生んだ極彩色な死者の国。あんな感じでしたら死ぬのも悪くないかもですよね⁉️
嘘つきミュージシャン、ひどい。 ミゲルのギターと歌がうますぎ。ミゲ...
嘘つきミュージシャン、ひどい。
ミゲルのギターと歌がうますぎ。ミゲルの家族は、実はみんな音楽が好きだったんじゃない?
まあまあ!
面白かった!けど、死者の国ではデラクルスは偽物のスーパースターのことがバレたけれど生者(本来の世界)では栄光が保たれたままなのでは?あと、写真の親父のガタイが良すぎるだろ。
とても良かったです!
音楽が大好きな少年と音楽をする事を強く反対する家族と間で少年が音楽をしたいという強い気持ちから死んだ人達の世界に行き、家族の絆に気づくストーリー。
劇中の音楽は、それだけでも聴けるくらい素晴らしいものが多かったです。
反対している家族もあれっ?みんな音楽やってたの?っていうくらい上手というのが伏線になっていたのかと
物語の中盤から終盤にかけて気づかされました。
この物語を観て、「自分の好きな事をやる!」それだけ有れば充分という事じゃなくて、ちゃんと帰る場所がある事や自分の事を想ってくれる人がいる事。
そんな人達のために自分のやりたい事が繋がって役に立っていければいいなと感じました。
最初から最後まで伏線の回収があったり、挫けそうになっても音楽の楽しさがあり面白かったです!
もし自分に子供が出来たら絶対に見せたい作品の一つ。
リメンバー・ミー 【IMAX 2D 吹き替え版】
鑑賞日 2018 3/17
ミュージシャンを夢見るが、厳格な《家族の掟》によって音楽を一切禁じられている少年、ミゲルがある日、先祖たちが暮らす「死者の国」に迷い込んでしまうという物語。ストーリー、キャラクター、音楽、CGアニメーション、日本語吹き替え…全てにおいて魅力的だった。まず、子供にも分かりやすいように死者の国を暗い雰囲気ではなく、明るい、美しいコミカルな雰囲気で描かれていたところが良かった。また、死者の国に住む人は、現世で自分のことを忘れられると「二度目の死」が訪れ、死者の国からも存在が消えてしまうという設定が素晴らしいと思った。さらに、日本語吹き替えが素晴らしかった。ミゲル役の石橋陽彩の演技や、主題歌であるシシド・カフカ歌う字幕版とはかなり違う雰囲気のリメンバー・ミーも素晴らしかった。そして最後、エンドクレジットでウォルト・ディズニーやスティーブ・ジョブズ、ディズニー、ピクサーシリーズで活躍された今は亡くなった方々の写真がスクリーン一面に映し出され、「時を超えて私達を支え、力を与えてくれる人を決して忘れない」という文章が添えられた時は本当にこの映画は素晴らしいなと感じる。この映画は「亡くなった大切な人を忘れてはいけない」というメッセージを伝えようとしているんだということを感じた。だが、本編上映前のアナと雪の女王の短編は本当に必要無いと感じた。もうアナ雪が大ヒットしたのは何年も前の話だし、本編上映前に少し流したくらいで何が変わるわけでも無いし、しかも内容がとても薄く、つまらなかった。
ママイメルダに共感
故人との楽しい思い出を思い出すといなくなった日々の辛さに目がいくから、いっそ忘れて思い出したくないという気持ちと、故人が死後の世界で2度目の死を経験しないよう思い出すことが大切という気持ちの交錯がこの作品のテーマ。
思い出の詰まった大切な人を失った経験があれば、どちらの気持ちも必ずわかるはず。
ママイメルダの気持ちに私はとても共感した。だからといって家族にまで代々音楽を禁じる必要はないのだが、それだけヘクターとココとの毎日が音楽に溢れ幸せだったのだろう。ヘクターと別れた後、女手一つで幼いココを育てるには、思い出も音楽も丸ごと無かったことにしなければ、到底気持ちが持たなかったであろう。
愛を憎しみと変え、無関心にまで至らせる過程にはどれだけの苦悩があったことか。
ヘクターとの再会で、態度や表現は強くも、本当は心の底から何十年もヘクターとの時間を望んでいたのが伝わってきて泣けた。
そのココがヘクターを覚えている最後の生きている人間なのに、老いて認知症もあり、もうすぐ父親を忘れてしまう。幼い時の父親が歌ってくれた歌がリメンバーミーだったなんて、幸せすぎる。
そして、そういう想いの詰まった歌の由来を無視し、私欲のために1人の夫であり父親であるヘクターを殺害し、曲もギターも盗み、富を築いたデラクルス。許せない。鐘に殺されるのがお似合いだし、音楽界の敷居をまたぐ資格なし。
かくいうヘクターも、生前よりもずっと、死後にヘラヘラしたいい加減な人になっていて、強い魅力があるわけではないのだが、イメルダやココのために、叶いかけた夢を諦めて家庭に帰る決心をしていた。ここが重要ポイント。
でも、ヘクターとミゲルのデュエットはさすがDNAのなせる技、相性ぴったり。
先祖のだからと言ってミゲルがギターを盗むところと、このデジタル社会、地震多発国でも上映がある封切りの中で、写真を飾らないと死者の世界から戻ってこれないというのはなんだかな。
とはいえ、大好きで夢でもある音楽を否定するなんて家族として最低!というミゲルの反抗心が、真相を追ううちに、家族や先祖の気持ちの理解に繋がっていき、成長するところが良かった。
文句なし!大好きな映画です
本当に良い!PIXER大好きだけど、中でも相当な名作だと思う!
ストーリーもさることながら、音楽と映像美が素晴らしい
特に死者の国の街並みを映したカットは息をのむような美しさ
本当に死者の国があって、こんなに美しい世界だったらと思わずにはいられないですね。
音楽もその場その場の場面展開を盛り上げてくれ、そして泣かせに来ます。めっちゃ泣ける。。。
また、死者の国の設定も面白く、生きている人から忘れられてしまったら死者の国にもいることはできないというルールによって、物語は進行するわけですが、見終わった後に不思議な感慨を覚えるのは、きっとこのルールのおかげかと。
私たちが死ぬときはいつなのか。
ワンピースでしたっけ、ありましたよね。人が死ぬときはいつだ、忘れらたときだって。
肉体は死んでもその人が生きていた事実を語り継ぎ、その存在を証明するって、とても意味のある事ですよね。
伝記とかが残るひとならまだしも、私含め一般の人はそれを家族に託すわけです。家族って大事・・・
まだ両親は健在ですけど、写真は必ず取って(撮って)おくようにしよう。。。
また、ミゲルにとっては音楽を失うことは死ぬこと、音楽は家族であり、ミゲルの命と同義というのも映画のなかで強く訴えられます。
だからミゲルが音楽を奪われそうになった時に、それは死ぬことと同じだ、というわけですね。
忘れられることが第二の死とするなら、これは第一の死といえるのではないでしょうか。
自分を自分足らしめているものを奪われる、それは自分でなくなること、つまり死ぬことなのですから。
そういう意味でミゲルは2つの死を乗り越え、現世で元気に暮らしていくんですね。
いやぁ、いい映画だったな~。また映画館で観たい!
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