「ディズニーは子供のため」スター・ウォーズ 最後のジェダイ かさのばさんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニーは子供のため
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終盤に差し掛かったシーンで、一人、また一人と壊滅していくレジスタンスがファンと重なって見えた。
決して駄作であったわけではないし、面白くなかったわけでもない。
赤を貴重とした映像も綺麗で、見ごたえのあるシーンも多かった。
それでも観賞後に残った気持ちは、寂しさでしかなかった。
子供頃に熱中したものが、大人になって見ると冷めた目でしかみれない寂しさ、そんな気持ちにさせられた。
SWだけは特別と思っていただけに、今回の衝撃はでかい。
子供の頃に想像した広大な宇宙はもうSWにはない。
遥かに発展した文明も、長い歴史も、多種多様な文化も人種もなにもない。
広がったのはフォースだけ。フォースだけが無限の可能性を秘め出した。
これで憧れたジェダイの時代は終わり。これからは才能さえあれば、古くさい修行などなくても簡単にフォースが使える。かつてのジェダイを凌ぐような力が使えてしまう。
そろばんをはじく世代をプログラム組む若者が追い抜いていくように、SWも世代交代なのだ。
ディズニーは伝えくれてるのかもしれない。
所詮娯楽映画なんだから、もっと肩の力抜いて見ないといけない、と。
いつまでも子供のように空想にふけっていてはいけないと。
もう大人になったんだからと。
寂しいけれど正論だ。
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