劇場公開日 2017年12月15日

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「単純にドンパチを楽しんでください。」スター・ウォーズ 最後のジェダイ 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0単純にドンパチを楽しんでください。

2017年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

賛否の評価が分かれてるし、上映時間が結構長いので
少々不安な気持ちで観に行ったけど、
年末年始のお祭り感に合わせて、あまり深く考えず
ひたすら、ドンパチを楽しむ分には悪くは無い仕上がりだと思います。

多様な人種と男女平等の活躍などは今時の映画らしくて良いし、
ロボットのBB-8は今回も可愛いいだけじゃなく大活躍する。
あんまり映画館には行かない人がたまに観るには
決して悪く無い映画だと思います。

で、月に10本程度映画館で映画を観る中途半端な映画好きであり、
それほど熱烈なファンでは無いけど、
記念すべき1作目、エピソード4から付き合って来た者としては、
前作エピソード7が「家族の内輪揉めの続きかい!」な話から
やっと今回脱却してくれてホッとしたし、嬉しかった。

もともと、辺境の名も無き惑星の片隅で、
奴隷の子として生まれたアナキンから始まった話なのだから、
まさに今回のラストシーンの様に、
名もなき子供が憧れる正義の味方の話に戻ってくれて
良かったなあとは思う。
そして、この子には注目してね。

でも、他の方が指摘するように脚本全体が
やっぱ無理矢理過ぎて雑ではある。

無重力の宇宙空間でそれはないわ(笑)な事象も多々あり、
レジスタンスが馬鹿すぎてちょっとやってられね〜
でもそこはね、そもそもの始まりが痛快冒険活劇だから(苦笑)
ルパン三世の屋根飛びアクション的なものとして、
しょうがね〜〜と思って下さい。

フィンとローズの大脱走シーンも無理矢理すぎるとは思うけど
映像的には痛快で疾走感に溢れて楽しかったし、
1番最初のハン・ソロの様な、反乱軍にもファーストオーダーにも
どちらにも与しない、自由人的な立ち位置のDJも出てきて、
この人物との今後の関わりが有るのか無いのか?

映像的には白い大地に捲き上る赤い砂煙!
まさに戦場の新しい表現として、愚かさの血飛沫の様で
美しくも恐ろしい〜〜。

最後に一つだけ!
レイは急に太り過ぎだろ(笑)

前回のラストの凛々しい顔が
そのまま使われてるファーストシーンの顔と、
その僅か数時間後のはずのレイの顔が
急に余りにもムチムチになっててちょっと笑った!

カイロ・レンは良かったけどな〜〜

★もう一度観るなら?「時間があれば劇場で」

星のナターシャ