「素晴らしいの一言!」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス ジョーカーさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしいの一言!
様々な人のレビューを読ませてもらっていると、「グルートが主人公!」とか、「ドラッグスの笑い声が全て」など、登場人物一人一人に対する熱いコメントが見られる。そう、まさにこの映画は全員が主人公なのだ。
主人公スターロードだけでなく、ガモーラの美しさ、ドラッグスの笑い声、ベビーグルートのかわいさ、ロケットの憎めないけど憎ったらしい性格。そしてヨンドゥのかっこよさ。誰がスクリーンに映されていても興奮しっぱなしだ!
ファミリー向け、様々な年齢層に対する作り方も見受けられた。予告編はベビーなグルートから始まる。ここで惹かれた前作未見の客層も少なくないのではないか。
小ネタがあり、様々な年齢層にも楽しめる。そして、映画好きには嬉しい展開もある。なんて完璧な映画なんだろう!
突然だが、映画にとっての音楽の存在はとてつもなく重要だと思う。『スティング』という70年代、今から40年以上前の名作だが、この作品のテーマ曲はいまでもCMでよく耳にする。
そして本作ではガン監督が「脚本と同時進行で挿入曲を決めた」などといっているように、キャストが実際に音楽を聴きながら演技をしていると耳にした。そう、本作では、映画の重要な音楽という要素を最大限に利用しているのだ。そしてその曲とは70年代の懐かしの曲。話は戻るが、これで中年層を一気に取り込めてしまう。
アメコミというと若者が好きなイメージだが、その既成概念をぶっ壊してきた本作は清々しい。
また、本作では「ファミリー」がキーとなってくるがまさにワイルドスピードではないか!ガーディアンズオブギャラクシーは仲間ではなくファミリー、家族であるのだ。その熱い友情が見ているものを興奮させる。
感動と興奮とユーモアが贅沢なほどつまっている本作をみたときの喜びは計り知れないほど。人生の一部となる本作を是非みてもらいたい。