劇場公開日 2017年5月12日

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「予備知識は必須。笑いと感動を生むド派手なアクション・コメディ!!」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0予備知識は必須。笑いと感動を生むド派手なアクション・コメディ!!

2017年5月15日
PCから投稿

笑える

楽しい

興奮

【賛否両論チェック】
賛:大迫力のアクションの中、突然再会した全能の父と、培ってきた仲間達との絆との間で、苦悩する主人公の姿が感慨深い。コメディ要素が満載で油断していると、ラストで不覚にも感動させられる。
否:前作の知識がないと、何がなんだか分からないまま終わってしまいそう。世界観もかなりハチャメチャなので、ツッコミどころも多い。

 前作のあらすじは全く説明してくれないので、前作を観ていないと本当に何がなんだか分からないと思います。予備知識は必須です。
 広大な宇宙を舞台に、これでもかと破天荒な活躍を続ける主人公達。今回はそんな主人公・ピーターの父として、星さえも造り出すような全能の力を持つ天人・エゴが登場し、彼の壮大な計画へとピーターを導いていきます。自身の果てなき能力と可能性に目覚める一方で、これまで苦楽を共にしてきた仲間達との、家族にも似た“絆”に苦悩するピーターの姿が印象的です。
 そして、そんなピーターと今回深く関わって来るのが、親代わりに彼を育てたあらくれ者・ヨンドゥの存在です。長年いがみ合っていた両者の確執の真実が明かされた時、思いもよらなかった感動が観ている者を襲い、不覚にも打ちのめされます。
 とはいうものの、コミカルな描写は今回も健在。スクリーンをところせましと駆け回るド迫力のアクションの連続は、ストレス発散にもってこいの作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド