劇場公開日 2016年12月16日

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「スピンオフだからこその感動、期待以上でした」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5スピンオフだからこその感動、期待以上でした

2016年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

一応全部見ているとは言えコアなスターウォーズファンって訳でもないので、スピンオフの今回は微妙なテンションで、一応見ておこうぐらいのテンションで鑑賞したのですが、終盤は相当胸が熱くなって、思わず涙でした!
まさかここまで心持っていかれるとは思わなかったなぁ。
エピソード4に繋がる話と言うことで、結末はある程度分かっていましたから、まあどうやってもスピンオフ感は否めないと思っていたんですけどね、スピンオフだからこその、これ1回キリだからこそのこの感動、参りました、正直ナメてました、いやぁ面白かったぁ、希望は死なないってまさしく謳い文句通り、これ見たらまたエピソード4を見直したくなりましたよ。

まあ前半はやや冗長な展開で、地味さも否めず、普通には面白いけどあくまで普通ぐらいでしかなく、これはコアなスターウォーズファンから酷評されそうだなと思いながら見ていましたが、黒いあのお方が登場してからは空気が一変、一気にスターウォーズ感が醸し出され、より一層引き込まれていきました。
シリーズでちゃんとあのお方が登場するのはこれが最後と言うプレミア度も考えると、あのお方のファンなら見逃し厳禁、と言われなくてもスターウォーズファンなら有無を言わずとりあえずは見るでしょうから言うだけヤボか。
それとC3-POとR2-D2の姿もチラッと見受けられて思わずニンマリ、そしてラスト、あの人にバトンが受け継がれるのは分かっていても感涙物でした。

主要キャラがシリーズでは耳にしない普通の戦士だったのも、この映画に物凄く心持っていかれた要素でした。
無名でも、各人のキャラ立ち具合は秀逸で、感情移入度は文句なし、そんな彼らがクライマックスで希望を信じて戦う姿には胸が熱くなったなぁ~!
主人公親娘のドラマもいいスパイス、信じる心が胸を打つ。
彼女達がいたから希望が繋がれたと考えると、今後よりシリーズに感情移入できそうな気がしてきました。
まさしくエピソード3.9と言う表現がピッタリなスピンオフ作品でしたね。

ジンを演じたフェリシティ・ジョーンズは今までのイメージを一新、まさしくジンの生き様に染まっていた印象で、ホント素晴らしい演技だったと思いました。
ドニー・イェン&チアン・ウェンの凸凹コンビもいい味出してましたねぇ。
K-2SOの空気読めない&毒舌ぶりも最高で、しかもC3-POより圧倒的に使い勝手があるところがとても魅力的でした。
まあ何かと賛否両論あるかとは思いますが、スピンオフですしギャレス・エドワーズ監督のスターウォーズ愛は十分伝わってきましたので、これはこれで私はありだと思いました、本編の方の今後にも期待します。

スペランカー