「希望を繋ぐスターダスト」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
希望を繋ぐスターダスト
もう一つの『スター・ウォーズ』…なんて宣伝では謳われているけど、れっきとした“遠い昔遥か彼方の銀河系”の物語として見て良し。
描かれているのは過去でも次世代でもない、あの頃!
エピソード4の直前。
反乱軍はいかにしてデス・スターの設計図を入手したのか。
反乱軍の後の勝利の礎。
てっきり反乱軍の一大作戦かと思いきや、ならず者小部隊の決死のミッションだったとは!
エピソード3のダース・ベイダー誕生の時のように、これまで裏設定でしかなかった秘話が語られ、感慨深さは尽きる事無い。
情報収集、集う同士たち、そして戦争映画風の例えに偽りナシのクライマックスの怒濤のエキサイティングさは『フォースの覚醒』以上!
エピソード4直結のラストまで、手に汗握りっ放し!
思っていた以上に面白かった!
超話題の最新作故多くは語れないので、差し支えない程度に見所を。
イギリス人、メキシコ人、中国人、黒人、デンマーク人…国籍も人種も豊かなキャスティング!
中でも、フェリシティ・ジョーンズのタフな美しさはデイジー・リドリーに匹敵! 帝国の科学者の娘のレッテル、その父への思い、全てを失い絶望の底に居たジンが立ち上がり戦いに身を投じていく様は、若手実力派の演技力の見せ所。
ジェダイは滅び、フォースも迷信とされている時代。唯一フォースを信じるチアルートの存在が神秘性を高めるのに一役買っている。“座頭市”なドニー・イェンのアクションは言うまでもなく。
ハリウッド作品では悪役が多いマッツ・ミケルセンが善人役だった事も何だか嬉しかった。
時は帝国全盛期。銀河の平和と秩序の為に戦う反乱軍に申し訳ないが、帝国が猛威を奮ってこその世界観!
四つ足のあの巨大メカの登場もさることながら(正確には別タイプらしいけど)、再びデス・スターの偉容を大スクリーンで見れた感激! やっぱり帝国にはデス・スターがなきゃ!
そして、本作最大の話題、誰もがその登場シーンを楽しみにしているあのキャラ! 呼吸音とジェームズ・アール・ジョーンズ御大の重低音の声を聞いただけで、もう…!
個人的にもう一人、非常にお気に入りのキャラ、“帝国ナンバー2”のあの人もCG処理で登場してメッチャ嬉しかった。
新キャラでは、元帝国軍のドロイド、Kー2SOがナイスキャラ!
ドロイドと言えば…、連続出演記録は更新!
あのテーマにあのマーチ…ジョン・ウィリアムズの名曲をアレンジし似せたマイケル・ジアッキーノの音楽も悪くない。
オープニングは?
どうエピソード4と繋がるのか?
キリが無いが、全ては自分の目で見てのお楽しみ♪
正直、オチは分かりきっている。でないと、エピソード4に繋がらない。
多大な犠牲を払った勝利も束の間…。感動の“バッドエンド”。
が、確かに希望は繋がれた。
銀河の命運、反乱軍の勝利の為に散った、名も無き戦士のたちの勇姿…。
アナザー・ストーリーなんかじゃない、しっかりと『スター・ウォーズ』の世界観を継承し、築き上げたギャレス・エドワーズの手腕にブラボー!
今にして思えば、『フォースの覚醒』より面白かった!
SWの大ファンです!ローグ・ワン 正統エピソード3.9だと思います。特にフェリシティ・ジョーンズかっこ良かったです❗️ 1作だけで死んじゃったのは余りに勿体ない限りですね‼️
私もビジュアル解禁を心待ちにしています。
「キングコング:髑髏島の巨神」の最後でチラッと出てきた壁画から察するに、オリジナルに近いデザインになることは分かったので安心はしています(笑)
この作品の裏にそんな出来事があったとは…。
殆どギャレス・エドワーズが構想したものの原型は無くなっているのでしょうかね?
ギャレス版の暗過ぎ「ローグ・ワン」も観てみたい気がします。
「GODZILLA2」降板の要因をつくった人たちをお恨み申し上げたい気持ちです。
マイケル・ドハティ監督はどんなハリウッド版「三大怪獣 地球最大の決戦」に仕上ているんでしょうね?
今から気になりますね! 楽しみです!
よくよく考えてみれば、キングギドラは2年連続の登板ですね(アニメではどんな風になっているか定かではありませんが…。メカゴジラの二の舞は勘弁です)。
1年の内にゴジラ映画が2本公開されて、ギドラの連続登場となれば、「モスラ対ゴジラ」~「三大怪獣 地球最大の決戦」~「怪獣大戦争」みたいな流れですね!
近大さん
変態仮面のコメントありがとうございます。
ローグワン、今観てきました。
私なりに頭を整理して明日にはレビュー書きたいと
思っています。またまた、感想お待ちしております。