「エンディングにがっかり」10 クローバーフィールド・レーン うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
エンディングにがっかり
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ようやく見れた。
竜頭蛇尾というか、なんとも消化不良なエンディング。
途中までの密室からの脱出劇の演出は素晴らしいのに。
『フォーガットン』という作品も、途中までは失踪した息子を探す緊迫したミステリーだったのに、異星人の仕業ということでケリが付き、「なんじゃそりゃ」という気分になったのですが、この結末にするのなら、もっと途中の展開を考えて欲しかった。
低予算で完成させるために、VFXの使用頻度は抑えたかったのでしょう。そうなると、ラストに集中してエイリアンを登場させるしかないので、そこまでは密室劇として展開するので、ほんとうにお金が掛かってません。
しいて言うなら、「クローバーフィールド」をタイトルに使ったことで、辛うじて「ああ、この路線ね…」と思わせるものでしたが、終末思想を信じている人の行動原理はちょっと理解できませんね。
災害にあった人間の行動原理は
・生命の保護
・情報の収集
・危険回避
のはずなのに、手錠でつないでみたり、自由を奪ったり、情報を制限したり、暴力で支配したり、ちぐはぐな行動ばかりです。
それにしても、日本語タイトルの付け方にもう一工夫欲しかったところ。
「シェルターからの脱走」
「小窓から見た終末」
「3人だけの最終戦争」
とかね。
2020.9.3
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