「ファンタジーだけど」ぼくは明日、昨日のきみとデートする マユさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジーだけど
主人が好きな映画ということで初鑑賞。私は元々恋愛映画が苦手なので評価が辛口でも許して欲しい。
奇抜なタイトルから、何か不思議な設定なんだろうと思っていたが、途中で時間軸が逆ということがわかりびっくり。
初めは女の子馴れ馴れしすぎじゃない?と違和感を持っていたが、その違和感こそが正しいと気づくと、小松菜奈の演技良かったなと。
日にち単位で時間軸は逆だが、その中の時間単位では同じなのがなかなか受け入れられなかったが、そこはこの作品の本質ではないと思い、映画に集中→やっぱり時間軸が...と集中できないタイミングも正直あった。
女の子が初めて連れてきてもらったと言った祭りも、祭りが初めてなのか、こっちの世界に連れてこられたのが初めてなのか(多分前者)とか、5年ごとに重なるとしてもおそらく同じ空間で重なっているのでその瞬間建築物とか、人口とかの質量は一時的に倍になるの?とか、やっぱり考え込んでしまうことも。
ただそんなことは置いておいて、どうしても離れ離れになってしまう2人の心情の動きや決意はファンタジーではなく、強く愛し合った軌跡が美しく切なく描かれており、素直に素敵な作品だと思う。
ただ、私が彼なら、この時間軸の違いに気づいた時、これ以上好きになっても意味がない、辛いだけなので距離を取り一切会わないとは思う。みんなは違うの?
コメントする