「渋め‼︎」COP CAR コップ・カー たいやきさんの映画レビュー(感想・評価)
渋め‼︎
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子供達が無邪気にパトカーを乗り回してる姿は本当はいけない事なんだけど少し微笑ましく観えます
パトカーが盗まれた、ケビンベーコンさん演じる保安官は盗まれた事が知った時、「盗んだ奴をぶっ殺してやる‼︎」というような感じではなく、めちゃくちゃ焦っている所が引きのカットも多いせいか少しシュールで笑えてきちゃうところもありました
そんなこんなで子供達側と保安官側の2つの物語が同時に進んでいきます
子供達は最初の方はまだ危機感をあまり覚えていないところが良い味になっています
保安官側になるとめちゃくちゃ焦っているところもありますが落ち着いてくるところもあり、どちらもどちらの良さがあります
どっちも悪い事してるのですがハラハラ感が止まりません。
そこがやっぱり映画という物の面白さの1つです
そしてあと2人が参戦してきての最後の銃撃戦は結構渋めに終わりました
ドンパチやる爆発などはなく1つの場所で緊張感のある銃撃戦が繰り広げられます
そこの画がまた渋くてカッコいいです
この映画で1番面白かったのは最後の最後。
暗闇で前があまり見えない中を保安官に追われながら全速力でパトカーで走るシーン
僕は前から車がいきなり出てきて事故になって終わるんじゃないかと本当にヒヤヒヤしながら観ていました
この映画は犯罪映画ではありますが
元の元を辿れば子供達の誰しもある家出を描いている所が観客を掴みやすくしていて良かったです
あの子達の会話を聞いている限り本当に家族が嫌だと言うわけではないですよね
それでも何故だか来てしまう「家出してやる‼︎」という感情がこの映画の根本にあるのが観客の心を掴んでいました
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