「.」COP CAR コップ・カー 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅にて鑑賞。サスペンスやスリラーと云うより、ブラック・コメディに近いテイスト。デザートの広大な遠景を多く採り入れられた為か、全体に間延びした評価が難しいのっぺりした微妙な出来。登場人物が少ない割に人物描写も中途半端で物語の意外性も乏しく、世界観も浅く薄っぺらい。出演に加え(共同)製作総指揮も兼ねたK.ベーコンは珍しい口髭姿で中年体型だった。アメリカの片田舎にはこんな悪徳保安官が実在しそうだし、相変わらず盗難可能な車がゴロゴロ転がってると思った。二人の子供達への感情移入度で評価が分かれる。50/100点。
・エンド・クレジットは"for my dad"と献辞から始まり、"Thank You"~"Special Thanks"と進み"Very Special Thanks"と続く。
・指令室の声を当てているのはK.ベーコンの奥方K.セジウィックである。
・劇中のパトカー(コップカー)のナンバー"149PCE"は、オマージュとして『激突!('71)』の主人公D.ウィーヴァーが演じた“デヴィッド・マン”が運転していたクライスラーのプリムス・ヴァリアントと同じナンバーとなっている。亦、少年達が柵を破る際、アップになるタコメータはフォードのクラウンヴィック2007だが、全篇で登場する車はクラウンヴィック2002である。
・鑑賞日:2016年6月9日(木)
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