レディ・プレイヤー1のレビュー・感想・評価
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VRゲームみたいに、楽しめよ。
楽しかったよ、ゲームやり終えた直後の満足感とちょっとだけ寂しさと虚無感。ゲーマーとしての私の感想。
一方で映画好きの私の感想は・・。
色んなものが詰め込まれてサブカル好きな人には垂涎の作品かも。個人的にはBGMで流れる80年代POPが懐かしくも心を踊らせてくれます。ヴァンヘイレンの、Jumpから始まり、クライマックスのツイステッドシスターのwe gonna taking itまでいやー興奮しました。サブカルとは言え日本発祥が多いから何だかニンマリしちゃうよね。ガンダム、AKIRA、波動拳とか。スピルバーグありがとう。楽しめたしもう一回コマ送りで鑑賞します(笑)
あまり期待していなかったが、意外と良かった
何で期待してなかったかというと、スピルバーグが最近あまりヒット作に恵まれてなかった…というか、あまり人に何かを伝えたいという気持ちを感じられない作品ばかりになってきていたように感じていたため。もう金は充分稼いだし「自分の好きなもんを自分のために作ってま~す」みたいなのが多く感じられ、個人的にはそこそこ好きだけど人に勧めるかと言われるとウーン…みたいな作品が多かった(気がする)。
今作は最近のスピルバーグ映画には珍しく、拘りのあるコアなファンにも、映画ファンにも、そして一般の「ちょっと見てみよか」程度の人にも、それなりに楽しめる出来になっていたと思います。
タイトルの『レディ・プレイヤー1』は「準備は良いか、プレイヤー1」という意味で、本作はタイトル通りVRゲームに入り込んだプレイヤーが、ゲームをクリアしつつ(ゲーム内でも現実世界でも)敵に追われ、最終的にその敵を倒す…というストーリー。
あらすじ:
環境汚染や気候変動等により大地は荒れ果て、貧富の差が極限まで拡大し、ほとんどの人がスラム街で暮らしている近未来。人々は楽しみを仮想現実世界にしか見出せなくなっていた。世界中の人がオアシスというVRの仮想現実に集まり、寝食と風呂や手洗い以外の生活をそちらで過ごすことが普通になっていた。主人公のウェイドも、両親を亡くし禄でもない男と同居している叔母に引き取られたものの、家に居場所がなく近所のトレーラーの中でオアシスに入り、そこで仲間のエイチと共に賞金集めをする日々を送っていた。しかしある日、オアシスの開発者ハリデーが死んだことで、遺言として「オアシスの3つの謎を解いた者に運営権と遺産を譲渡する」と発表され、プレイヤー達は躍起になって謎を解こうとし始める。ウェイドも憧れのプレイヤー・アルテミスと交流を図ったり、エイチの仲間と助け合ったりして1つ目の謎を一番に解いたことで、オアシスで一躍有名になる。ハリデーの遺産目当てでゲーム関連の研究者の最新鋭まで雇い、プレイヤーも何百人と雇って謎を解こうとしていた大企業・IOI社はこれに激怒し、ウェイドを1位の座から引きずりおろそうと画策する。
ウェイドが結構不遇な身の上ですが、そこら辺はだいぶサラッとしか触れません。笑
多分、スパイダーマンだの何だのと設定被りまくってるから今時珍しくもないし、ほとんどの時間ゲーム内にいるので、あくまで「こいつがゲームに没頭するようになったのはこいつらのせいね」という一文で終わるような設定でしかないせい。
叔母は一応家族として認識してるみたいですが、同居の男がまじでそこらに転がってる野良犬のフンレベルのクズ。こいつのせいで主人公がほぼトレーラー生活になってるといってもいい。
最近のスピルバーグ作品にありがちな、ネタは良いけど調理が雑、みたいな結果なのかなーと思いながら見始めたんですが、これまた良い感じに仕上げてくれてました。やっぱりスピルバーグって、特撮とかロボとか、何かちょっと少年時代にお気に入りだったものをメインに据える方が、本人も作ってて楽しいのかもしれません。
オアシス内では人種や性別等に縛られずに自分のキャラクターが自由に作れる…ばかりか、そもそも実在するものじゃなくても良いので、例えばピカチュウとか、ストリートファイターのリュウとかが後ろにチラッと出てきます。
また、自己キャラだけでなくオアシス内でプレイするゲームも、レーシングゲームにキングコングが出てきたり、戦争ゲームにガンダムが出てきたり、やりたい放題w
これがやたらと気合入ってて、メカゴジラが出てきた時のBGMが、ちゃんと日本の特撮の時のアレ。これ著作権の許可取るだけでいくらかかったんだろう…ってくらい、細かなところまでちゃんと「あの会社のあのキャラ」になっています。こりゃーオタクの皆さんも嬉しいでしょう。
最近だと『スパイダーバース』でガンダム風のロボに乗った女子高生が別世界のスパイダーマン…みたいな設定がありましたが、あの日本のサブカルへの偏見を集めたような中途半端さはね!ちょっとわたくし納得いかなかったですね!!!(何急に)
でも、もっと遡って例えばディズニーピクサーの『ベイマックス』なんか、主人公が日本人で世界観も日本とアメリカの融合っぽくしたかったんだろうけど、明らかに中国とアメリカの融合でしたしね。まあ、アメリカで作った「日本ぽい景色」なんかこんなもんだろと。それで言ったら女子高生inロボなんて???一応は事実だし????ケチつけるほどのもんでもないですけど?????(ウザ絡み)
そんな感じでアメリカ人の「日本ってこんな感じ」観にめちゃくちゃ白けた感情を持ってた自分にとっては、今作の日本観は良い意味で「日本ってこんな感じ」をちょっとずつ摘み上げて映画の中に盛り込んでくれた良作だと思います。
主人公の仲間に森崎ウィン演じるトシロウと、フィリップ・チャオ演じるゾウがいて、一応ちゃんと日系・中華系らしき人を起用しているんですが、正直ほとんどのアメリカ人は日本人と中国人なんか見分けつかんだろと(ちなみに原作ではゾウも日本人だったらしい)。オアシスではトシロウが武将キャラを使ってるんですが、ちゃんと現実でもトシロウが「日本人」とわかるようになってます。随所でお辞儀をしてくれるのがちょっと可愛い(近年アメリカでは日本人=お辞儀のイメージが強いのだとか)。
長年に渡り、頻繁に日本に来てくれていたスピルバーグならではの、「日本通のアメリカ人目線の日本観」を見事に映画にしてくれたおかげで、久々にモヤモヤせずに日本の小話?が出てくるアメリカ映画を楽しく見ることができました。
別にモヤモヤってほどでもないけど、やっぱり「いや知らねーけどこんな感じだろ」みたいな雑な作りだと、日本が出てるとか言われてもちょっと失笑もんですよね…かといって日本人にしか通じないような「ローカルネタ」みたいなもん入れても海外じゃ誰もわからないだろうし。そういうアメリカ人でも日本のことを(オタク的な意味で)多少知ってる人なら「あ~それそれ!」と思うだろうし、日本に住んでる日本人も「あ~それそれ!」と同じ気持ちを共有できる、良いバランスで落とし込んでくれた手腕に感謝。
また、ゲームやアニメだけでなく、過去の名作映画も登場します。
迫力が凄かったのが『シャイニング』。いやあ…ブルっちゃうね(今の若い子に通じるのか)。裸のオネーチャンのシーンは、ちゃんと胸は隠されてて安心しました。笑
流石に裸でにじり寄ってくるシーンは子供に見せらんないよね!
でも『レディ・プレイヤー1』自体が子供向けに製作されたものなんだとばかり思っていたので、『シャイニング』のシーンだけはなかなかホラーな演出になっていてビックリしました。こりゃ小さい子にはどのみち見せらんないかも。
…ストーリーより小ネタ的なことばかり触れてしまいましたが、ラストも結構自分は好きです。
オアシスの開発者ハリデーは、もしかするとスピルバーグ自身なのかなーと思いながら見てました。ラストのハリデーの台詞も良いですね。「わかるだろ?」。
…ええ、わかる気がするけど雑な締めありがとうございます。笑
仮想現実でどんなに充実して、楽しんだ気になっても、結局は現実世界がなければ仮想現実なんて存在しないわけで…
最近「SNSばっかやってんじゃねーぞ!現実の方が大事だろ!」ってことを伝える作品は沢山ありますが、何か、何が違うかと訊かれるとわからないんですが、個人的には今作のこの啓蒙は他と一線を画した気がします。
スピルバーグくらいの歳になるともう、国、政治、経済、インターネット等々、あらゆる時代の変動を見てきたわけですが、その重みを感じるというか。
世界観やキャラ設定、テーマも、ありがちと言えばありがちなんですが、オアシスの中身があんなに綿密に作り上げられてるせいかもしれません。「あれだけゲーム内を充実させておいて『現実の方が大事』って意味がわからない」とレビューしている人もいましたが、逆にあれだけ充実した仮想現実を見た後だからこそのあの台詞なのではないかなと。
あれだけのものを作り上げた張本人が「それでもやっぱり、私達が生きるのは現実なんだよ」と言うのは、なかなか胸に来るものがありました。
恐らくキャラクターやゲームがテーマの映画なんだって~という意識で今作を見た人達には、圧巻の作り込みだったようですが、自分は特にサブカル的なものに詳しくないため、ラストのハリデーの部屋の方が印象に残ってます。
結局のところ、あらゆるものを手に入れても、大事な人とか大事な物とか、そういうのってずっと変わらないもんなんだよなあと。目新しいものを手に入れて、古いものを簡単に手放して良いかっていうとそうじゃないし、大事なものがもう二度と戻ってこなくなった時、どんなに新しく良いものを手に入れても、その穴を埋めることはできないんだろうな。
ハリデーが後継者に遺したかったのは、本当はオアシスというゲームではなく、「自分のようになるな」という教訓だったんでしょう。
老若男女問わず楽しめる作品だと思いますが、子供と大人で心に残るシーンは違うかもしれません。
もう一度見たいと思うほどのパンチはありませんでしたが、アクション好きの自分が、意外と派手なアクションシーンよりラストをしんみり見てしまったことが記憶に残る作品でした。
ん~、いや、あのラストのためにもっかい見ても良いかも…
夢のビッグ・マッチ
見どころは何と言っても雨あられのような名作映画、ゲーム、コミックなどの借景、引用です、これはスピルバーグ映画でなければ許諾が得られなかったでしょう、まさにポップカルチャーのドリームマッチです、ただビッグスターを揃えすぎたのか登場シーンが短くて”もっと見たい!”の大合唱が起こりそうでした。
プロットはサイバー空間オアシスをめぐり覇権を目論む金儲けの亡者と創始者の自由を尊ぶ精神を継ぐべく立ち上がったゲーマー達の攻防です、ポップカルチャーをひねった謎解き問題や性別、年齢、人種を超えたチームワークの大切さまで描いてスピルバーグらしさ全開でした。
基本的にお子様ないしジュブナイル向けですからインターネットやVR、サイバー空間のあり方論や表現も無難な範囲に収めていますし、火・木曜日はオアシスも休み、リアルな体験も必要ですよと唱えて教育ママたちをほっとさせてくれる気遣いも見せています。
反面、きれいごと過ぎるベタな映画と見るひねた今どきの子もいるかもしれません、確かにネットの未来は混沌、リアル社会がディストピアに向かうのであればネットやAIとて拝金主義や政治利用の猟場と化すリスクは避けられない危機的状況にあるのかも知れません。どちらの受け止め方をするのであれ大事なものを見失わないでねというスピルバーグの子供たちへのメーッセージの温かさは受け取って欲しいものですね。
どれだけゲームが進化しても、自分を幸せにしてくれるのは、現実だけだぞ!
この映画は、VRを使ってアクセスする「OASIS(オアシス)」という仮想現実が舞台となっています。好きな容姿になり、現実では不可能な理想の生活を楽しむゲームです。プレイヤーの中には食事・睡眠・トイレ以外ずっとゲームの中で過ごすほど入れ込む人や、ゲーム内通貨を購入するために借金まみれになってしまった廃課金ユーザーが多数存在しています。
ある日、亡くなった開発者の遺言で、ゲームをクリアした人にはゲームの運営権と莫大な財産を明け渡すというメッセージが発信されました。これを機に世界中のプレイヤーがゲーム攻略に明け暮れていきます。現代で言うところの「eSportsの究極系」といった印象を受けました。「ASIS」の没入感は一度体験してみたいものです。
思わず憧れてしまう世界観と並び、ゲーム内外で起こるプレイヤー同士の駆け引きが、この映画をより奥深いものにしていると思います。どんなに上手くゲームを進めても、操作しているのは現実世界の人間です。その人が攻撃されたら、ひとたまりもありません。仮想世界と現実が交互に映し出されることで、シーンにメリハリが生まれ、最後まで集中して楽しく見られました。ゲーム内では激しく動き回っていても、VRを付けたプレイ姿は静かな部屋で少し腕を振り回すだけといった対比が滑稽でクスっと笑ってしまいましたw。
日本生まれのキャラクターがたくさん登場するのもウキウキする要素の1つ。AKIRAのバイク、春麗などなど。中でもメカゴジラとガンダムのバトルは熱狂モノでした。こんな対戦は他ではまず味わえません!メカゴジラの口からの光線や、ガンダムのライトサーベルなど要所をついた演出が見事で、正直「もっと見せて!」といった感じです。あと、主人公が波動拳を放つシーンも個人的にはお気に入りです。
他にも日本生まれのキャラクターがいたのかもしれません。が、私には見つけられませんでした。たくさんのキャラクターが一堂に返すシーンが何度もあります。静止させてどんなキャラクターが隠れているのか探すのも面白いかもしれません。
「OASIS」の世界観が目立つ映画ですが、この映画は「本当に幸せを掴めるのは現実世界だけ」だと教えてくれます。どれだけ没入感があって、仮想世界が潤っても、現実世界に生きがいがなければきっと寂しい人生になってしまう。そんな価値観を発信している気がしました。現に主人公は、最後に現実世界での幸せを掴みます。「OASIS」の開発者も現実での幸せを追い求めていました。逆にゲームに入れ込んだライバル社の社長は不幸な結末を迎えます。
ゲームはゲーム。程よく楽しむのがちょうどいい。リアルな幸せを掴みたいものですね。
大迫力の映像を活かしきれてなかったかな。。
e-スポーツが市民権を得てきたり、VR技術が急速に発達したり、FF14のようなゲームの中でなんでもできるようなサービスの提供されたり、などを最近の状況を見ていると、この作品のような世界観は全く異次元の話ではないし、もしかすると、すぐそこまで来ているのかもしれませんね。
作品の印象としては、なんでもありハチャメチャなレースゲーム、架空のキャラクターたちが入り乱れるウォーゲーム、オアシスの謎に迫るアドベンチャーゲーム、いろんな要素あって良かった!だけれけど、逆に詰め込みすぎて中途半端な印象が拭えなかったですね。レースゲーム、ウォーゲームのCG映像の迫力、クオリティがエゲツなかったから、思い切ってもっとそういうド迫力で魅せるシーンをたくさんツッコめばもっとおもしろかった気がする。レースゲームをひと目見たとき、「こんな映像が続くのかー!!」とテンション上がってたのに、急に謎解きモードになってしまって残念だったので、余計に感じました。バーチャルで考える、資料調べる、議論するシーン見せられても、イマイチ盛り上がらないですよね。
最後のハリデーのメッセージも今の時代を生きる僕たちにはあまり心打ちませんよね。「現実世界が大事。それだけがリアルだから。」そんなことは、大半の人がまだ忘れてないですよね。監督なりのバーチャルを生きる人が増えていく現代社会への警鐘なのかな。もしかすると、20年30年後の人たちにはズッシリ響く物語なのかもしれませんね。
新しい‼️
ざっくり言えば、サマーウォーズ。
システムの暴走ではなく、人間同士の争いってところは違うけども。
映像は殆どCGが使われている。オアシスというネットゲームの中でアバターが活躍するので、リアルな映像は全体の2割りくらい。
時代は2045年の設定なんだけど、ガンダム、メカゴジラ、AKIRAのバイク、春麗など、人気キャラが登場して、この時代にも褪せることないのだろうか?
また、ダンスミュージックもかなり古い選曲。この時代にこんな曲が好まれるのかな?と疑問に感じた。
でも、VRが普及しITが発達したらこんな世界になるかもなぁと、想像できた。
映像はとにかく素晴らしい。
もはや、リアルな人は要らないんじゃないかとすら思えるほどに。
ストーリーは、下記の通り。
オアシス開発者は亡くなる前にオアシス内にエッグを残した。このエッグを手にした者にオアシスを相続するという。金額にすると、5000億ドル。だから世界中のプレイヤーがエッグを目当てに夢中にplayする。だが、なかなか見つからない。
(これは、漫画ONE PIECEのゴールDロジャーが処刑されたときに似ている。)
額が額なだけに、個人プレイヤーだけでなく、企業レベルでこのエッグ探しを行っている。このうちのある企業がエッグ欲しさにやり放題で、人の命まで奪っている。
主人公はオアシスプレイヤーで、オアシス内で仲間がいる。実際に会ったことはない。
また、主人公はオアシス内のプレイヤーに恋に落ちる。その後、主人公はそのプレイヤーに出会うと顔に大きな染み(アザ?)のある子(アザはあるけど、普通に美形)だったが、そんなの問題ないと、結局映画の中で結ばれる。
エッグを手にするには3つの鍵が必要。それぞれ謎解きになっているので、鍵を入手するには謎を解かなければいけないが、誰も解けない。
主人公はパッと謎の答えに気付いて1つ目の鍵を入手してしまう。これにより、それまで誰一人名前の載っていなかったランキング表に、主人公の名前(アバター名)が表示されると、主人公は世界中からヒーロー扱いされもてはやされる。
一方、エッグ探しに参戦している企業は、自分達より早く鍵を見付けられてしまったので、株価が下落してしまったようだ。
そして、主人公たちは次の謎を解き、2つ目、3つ目の鍵を手にする。ここから、次にどんなことが起きるかと敵味方関係なくワクワクしている。
(HUNTER x HUNTERのグリードアイランド編に似ている。最後、カードが集まったときに、次に何が起こるのかと)
結果、相続はするが独占はしなかった。
ガンダムの登場シーン良い
オチの部分で「あなたはアバターなの?」と聞くと、ジェームズ・ハリデーはなんとも言えない表情で返す。
意識をAIにダウンロードした「人間」なのか、ジェームズ・ハリデーを学習しきったAIがジェームズ・ハリデーになった「AI」のか、どちらもあり得る未来を示唆するところ、スピルバーグ映画っぽい。随所に見られる「数字」もただの羅列ではなく、意味を持っている気がする。
一つの映画にこれだけいろんな映画やゲームの登場人物が出てこられるのは、スピルバーグという人物だからこそではないだろうか。自分のネーブバリューをこういう風に利用して映画を盛上げてくれると見てる方も嬉しい。
レディプレイヤー1
日本のキャラクター多くて面白かった。
「シャイニング」の館とか出ておぉ!ってなった!
他にも小ネタがめちゃくちゃ多そうだけど全部分からんだろうな。
現実世界とオアシス世界を同時に進行させて行くのがいいと思います!
何故?
世界観がとてもいいと思う。
でも、一つだけ疑問に残る。
それは映画の最後、主人公がイースター・エッグを取って、感動するシーンで拳銃を持っている敵が、何故無防備な主人公を打たなかったのか?
見終わった後にそれだけが残り、とてもモヤモヤしています。誰か教えてください。
世界観は面白いが
71歳の監督がVRの世界を描くというのは面白いし、その中でも善悪があると言う点は興味深かった。今現在も相当な努力や勉強をされているのだろうと思う。
しかし、いまいちこの物語で何を伝えたかったのかが分からない。ゲームの創始者はゲームエンドを望んでいたものの、主人公はゲームを終わらせずに続けてしまう。このままVRの世界が存在し続ければ、人間は堕落してしまうと思った。未来の話であるにもかかわらず、生活環境が良くなっていない点からもVRの世界に逃げ込んだ人間の怠惰が窺えるであろう。暗に警鐘を鳴らしているのか、それとも、ただVRの世界を描きたいから描いているのか。どちらが監督の真意なのかを知りたい。
オタクの愛と勇気が世界を変える
"レディ・プレイヤー" シリーズ第1作。
Blu-rayで鑑賞(字幕)。
原作(ゲーム・ウォーズ)は未読。
これぞ、オタクが精魂込めてつくり上げた作品と言える。オタク文化への愛が溢れんばかりに詰まった、まさにオタクによるオタクのための映画なのではないだろうか。
映画館で観られなかったことが悔やまれる。今やオタクの購買意欲が経済を支えていると言っても過言では無い。
そんなオタクの底力を知る上で、本作はゼッタイに外せない一本である。オタクだって、世界を救えるんだよ。
スティーブン・スピルバーグ監督は、やっぱり偉大なクリエイターだな、と…。もう大分お歳なのに(失礼しました)、こんな若々しいテンションの映画を撮れるだなんて…
CG処理に掛かる時間を利用して、全く毛色の違う「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」という社会派映画を撮影してしまうと云う凄まじきバイタリティー。さすが巨匠!
ふんだんに盛り込まれたオタクの琴線に触れる小ネタ。ボーイ・ミーツ・ガールな王道ストーリー。VR空間を舞台にした息も吐かせぬアクションと大胆不敵な映像革命。…
どれを取っても、映画の楽しさに満ち溢れている!
最初から最後まで無条件にたぎりまくりだった。
スピルバーグ作品ならではな、子供視点の描写が本作の魅力のひとつだと思う。エイチのゲーム内の工房は一種の秘密基地だし、大人の汚い陰謀に巻き込まれ仲間たちと力を合わせて立ち向かう姿は「E.T.」のエリオットたちと重なる。
仮想空間での交流を通して、現実世界でも真の友情で結ばれていく様は、今の時代を象徴しているようでもあった。
とにかくオアシスで遊びたい。デロリアンと金田のバイクのレースが観られるなんてすごいし、コングに「ジュラシック・パーク」のティラノサウルス・レックス、アイアン・ジャイアントまで登場するから、まさにオタクのおもちゃ箱である。
さらにガンダムとメカゴジラ(権利の問題で、残念ながらオリジナル・デザインで登場。原作では機龍らしい)と云う男の子なら興奮必至であろう夢の対決カードに湧いた。
「俺はガンダムで行く」は問答無用の名ゼリフだ。
生き辛い現実から逃避するためにつくった仮想現実が、逆に現実の良さを実感させられるキッカケとなった。どれだけしんどくても悲しくても、頑張って現実を生きよう。
あぁ。なんて素敵で贅沢な映画なんだ!
[以降の鑑賞記録]
2020/07/03:金曜ロードSHOW!
※修正(2024/07/06)
オタクにとっての理想を可視化させたような世界。少しサマーウォーズの...
オタクにとっての理想を可視化させたような世界。少しサマーウォーズの影響も感じたが、もともとサマーウォーズ自体も何かの影響だからそこまで気にしなくていいのかも。
内容は王道だけど、権利関係をあそこまで通したのもスゴイし、3Dで見てみたかった。迫力があっただろうな。
オタク度チェック
楽しい映画体験でした。
ペンタゴンペーパーと同時期にこれも撮ってたとは…やはり恐るべしスピルバーグ…
メカゴジラ対ガンダム対アイアンジャイアントの足元でデロリアンが疾走する…
単純にスピルバーグでないと成し得なかっただろうライセンス的驚きの溢れる競演…
取りあえず、ずっと観ようと思いつつ観てなかったアイアンジャイアント、ちゃんと観ようと思いました。
シャイニングは…みててよかった…
画面の情報量が多くて、一度の鑑賞だと見逃し多々なんだろうなあ。ゲームやアニメ、特撮に興味ない人でも…面白いのかな…?何だかどれだけ楽しめるか、自分のオタク度をチェックされてるみたいなタイプの映画でした。。
あと、オンラインゲームやってるか、やったことないかで捉え方変わるだろうなあ…と。
ポップカルチャーのお祭り映画ですが…
とにかく様々なゲーム、映画、漫画のキャラが山程出てきます。
世代的に懐かしいものもあるので30代以上の人でないとわからないと思われるものも多数。
そういったお祭りは非常に楽しいです!
ですがそれ以外はかなり残念な出来。
仮想現実がメインの舞台なので、役者はあまり出てこず、大体CGが喋ります。
重要なシーンもCGが多いので感情移入が非常に難しい。
もっと言えば造形も海外感があってより物語に入れません。
試練についても、第一の試練が逆走するだけでクリアできるのに5年間クリアされないなんて有り得ないでしょう。
しかもすぐに他の人に答えバレちゃうという。
そもそも試練がただのハリデーカルトクイズになってるのが…。
VRの仕組みも??がいっぱい。
ゴーグルしてても現実世界の人と普通に会話してたり、ゴーグルつけたままその辺ウロウロしてたり…。
IOIもこんなポンコツな会社ありますか?
5年やって成果なし、セキュリティはめっちゃ杜撰(パスワードを付箋でメモって…)、社長も部下も無能、追跡するのに車もない。
この会社で一番有能なのは間違いなくドローンです。
最後に一番疑問なのが仮想もいいけど現実もね、みたいなノリで終わらせていいのかということ。
火木を休みにして根本的な解決に全くなっていないのです。
現実の貧困、孤独を解決しないままに仮想を制限し、主人公は金もパートナーも持っているというのはどう考えてもおかしい。
お祭りにケチをつけるのは野暮と分かっていてもスルーしきれない点が多すぎました。
ハチャメチャ今ドキエンタメ!
ちょこちょこと細かい設定に振り回されるものの、基本はシンプルな近未来、ゲームに迷い込んじゃってさぁ大変!なお話。
映像美もさることながら、往年のキャラクターたちの大円団でワクワクしっぱなしになれます。
まあ面白いけど…
良かった点
・キャスティング
キャスティングが絶妙。イケメン過ぎもなく美人過ぎもなくホントにそこらへんのオタク感があって素晴らしい。タイ・シェリダンはホントに絶妙。唯一無二の俳優だと思う。
・キャラクター大集合
みんなが言ってることなので割愛。
・オープニング
オープニングからレースまでがピーク。そこで持ってかれる。特にレースは色々起こりすぎて訳わからないがそれが最高に良い
・洗濯機の上のベット
ガタガタ震えながら恋心に浸る主人公笑
・ハリデー
こうゆう天才ホントにいそう。佇まいが最高。演技が素晴らしい
・ホイホイカプセルシステム
やってみたい。
・ギアのパスワードは紙にメモ
笑った→伏線になってる
・シャイニング
未来の映画鑑賞は映画の中に入って体験できるのか。凄い。
・呼びかけ後に無限に沸くアバター達
多すぎる笑
悪かったところ
・レースの逆走
ヒントが直接すぎ。先に誰かしら見つけるはずでしょうに。5年解かれない解決策がコレかい。
・主人公が他人とは組まないって話
明確な理由なし。しかもあっさり組んでる
・叔母とその彼氏
必死に警告したにも関わらず、死んでも特に感傷に浸らずあっさり
・都合良く主人公達がスムーズに鍵ゲット
なんの苦労もない
・ルールが分からない
なぜガンダムは30秒しか変身できないのか?
なぜ1プレイヤーでしかないエイチが修理屋をやれるのか。
なぜ強制労働が規制されてないのか
・ダイトウはなぜ参戦しなかったのか
ある程度貢献してからガンダムに変身しろや
・経営権にサインしなかったのに結局、自分のものにしちゃうんかい。。
当然普及点は超えるだろうが、見終わった後は子供向けだなーと感じる。だけど出て来るのはある程度年齢を重ねた人が喜ぶようなキャラばっか。さらにオタクが好きそうな要素だらけなのに結局最後はそれを制限させてリア充エンド。誰向けに作ったのか謎だった。
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