「ポップカルチャーのお祭り映画ですが…」レディ・プレイヤー1 waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
ポップカルチャーのお祭り映画ですが…
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とにかく様々なゲーム、映画、漫画のキャラが山程出てきます。
世代的に懐かしいものもあるので30代以上の人でないとわからないと思われるものも多数。
そういったお祭りは非常に楽しいです!
ですがそれ以外はかなり残念な出来。
仮想現実がメインの舞台なので、役者はあまり出てこず、大体CGが喋ります。
重要なシーンもCGが多いので感情移入が非常に難しい。
もっと言えば造形も海外感があってより物語に入れません。
試練についても、第一の試練が逆走するだけでクリアできるのに5年間クリアされないなんて有り得ないでしょう。
しかもすぐに他の人に答えバレちゃうという。
そもそも試練がただのハリデーカルトクイズになってるのが…。
VRの仕組みも??がいっぱい。
ゴーグルしてても現実世界の人と普通に会話してたり、ゴーグルつけたままその辺ウロウロしてたり…。
IOIもこんなポンコツな会社ありますか?
5年やって成果なし、セキュリティはめっちゃ杜撰(パスワードを付箋でメモって…)、社長も部下も無能、追跡するのに車もない。
この会社で一番有能なのは間違いなくドローンです。
最後に一番疑問なのが仮想もいいけど現実もね、みたいなノリで終わらせていいのかということ。
火木を休みにして根本的な解決に全くなっていないのです。
現実の貧困、孤独を解決しないままに仮想を制限し、主人公は金もパートナーも持っているというのはどう考えてもおかしい。
お祭りにケチをつけるのは野暮と分かっていてもスルーしきれない点が多すぎました。
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