「仮想世界で遊んでみたい」レディ・プレイヤー1 ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)
仮想世界で遊んでみたい
現実世界では貧しくて満たされない多くの人々が、仮想世界でその欲求を満たさざるを得ない。そんな時代が本当に来るかもしれないと思わせてくれました。冒頭のコンテナを積み上げたような集合住宅の過酷な現実から目を背け、誰もがヒーローになれる仮想世界にはまり込んでいく姿には「AI」の少し怖いような悲しいようなメッセージを感じました。物語はゲームのように、主人公が仲間と協力し合いながら敵と戦い謎をクリアしていくという単純なものです。ゲームが始まってしまうとゲームそのものの面白さに熱中していきます。ゲームが終了して、一緒に戦ってきた仲間がいるという現実に、「リアル」が大事だよというメッセージが生きてきます。
この映画はCGを駆使したゲームそのものの楽しさと、仮想世界が発達した時代への警告みたいなものを楽しめる内容になっています。
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