劇場公開日 2018年4月20日

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「歴史を変える一本。映画好き、オタク以外も必見。」レディ・プレイヤー1 tさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0歴史を変える一本。映画好き、オタク以外も必見。

tさん
2018年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

いやー。久しぶりにスピルバーグ全開な映画を観た!って感じだ。ぶっちゃけ3Dで観る価値のある映画って案外少ないけど、この映画は絶対に3Dで観た方が良い。技術の進歩ってスゲーと感じた。僕は映画を観る時、CGとかアクションシーンの出来とか糞食らえと思っている派・・・というかもうそういうの飽きたわ・・・と思ってしまうのですが、この映画は想像をはるかに凌駕してた。すごい。この映画を起点に、この先、ゲームとか映画の歴史が変わって行くのではないか?とさえ感じてしまった。

スピルバーグが他の商業映画と決定的に違うところは、彼の個人的な想いを映画の中でちゃんと表現できるところなんだよね。人は世の中生き難いからこそ現実逃避するわけだけど、その現実逃避こそがアートの原点なんだよね。スピルバーグも例外ではないんです。
何が言いたいかというと、劇中のキーパーソンである「ハリデー」はまさにスピルバーグ自身であったということ。
スピルバーグの映画は「技術的にすごい」とか「面白い」とか「ドキドキする」とかを通り越して、「大好き」になってしまうんだわ。

アメリカと日本で娯楽産業(漫画、映画、アニメ・・・アダルトビデオとかもw)が栄えた理由は、地政学的なものがあるのかもな。
日本とアメリカと国土が豊富で温暖で食べ物に困らないし、周りが海だから他国が攻められ難い。
この2国は、思想に対する制約も比較的に・・・というか、言い過ぎかもしれないけど多くの国と比べて圧倒的に緩い。
明日の糧を心配せず夢を見ることのできる数少ない国なのかもしれない。

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