劇場公開日 2018年4月20日

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「王道ストーリーと映像の暴力!」レディ・プレイヤー1 サブレさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0王道ストーリーと映像の暴力!

2018年4月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

劇場の予告では「何かゲームに関する映画なんだろうな」くらいの情報しか明かされていなかったので、全くの事前知識なしで観に行った。ああ、でも「俺はガンダムで行く」は知ってた。流行ってたから。何の事だろうと不思議だった。
そうして、映画が始まってすぐに豪華な映像が次々と、これでもかと飛び込んでくる。ギラギラしたネオンやさわやかな草原、過酷な環境を思わせる溶岩地帯。そして何よりも素晴らしいのがアバター。ゲームの世界、オアシスではみんながなりたい自分になれるのだ。普通の人間からロボットまで千差万別。見ているだけで心が躍る。

荒廃した現実世界からネットゲームの世界に飛び込むと、無限の可能性が広がっている。そんな素敵な世界で、プレイヤーたちは開発者が残した鍵を探して翻弄される。鍵を3つすべて手に入れるとゲームや債券など莫大な権利をすべて相続できるからだ。
あらすじが分かってからの話は単純。純粋なゲーマーである主人公はヒロインと出会い、鍵を手に入れて以降は金にしか興味のない悪徳企業の社長との争いに巻き込まれていく…というものである。単純と言ってしまえば単純だが、ここは王道と呼ぶべきだろう。

なぜなら、まず、設定が陳腐ではない。広大なゲーム空間の中には様々なエンターテインメントが密に詰まっている。次に、やはり映像がきれいである。とても言葉では語りつくせないほどの映像美が我々を待っており、しかも迫力がある。これは是が非でもIMAX 3Dで観るべき。そして最後に、ガンダム、メカゴジラ、そしてすべての元ネタたち。過去のゲーム、映画からたくさん人気キャラクターを引っ張ってきており、それがさらに映画の華やかさにしている。

単純なストーリーに、これだけたくさん盛ることができたのならば、それを単純と言って切り捨てることなどできない。これは間違いなく王道の冒険譚なのだ。

サブレ