「スピルバーグの映画愛」レディ・プレイヤー1 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
スピルバーグの映画愛
知ったキャラ、知った映画、知った音楽盛りだくさん、それでいて作品自体のオリジナリティはしっかり保たれていて、完全に心を持っていかれてしまった。
スピルバーグの映画への愛を強く感じる作品で、過去最高の面白さと言ってもいいくらい。内容・質ともに素晴らしいものだった。
スピルバーグの仕事とともに際立って良かったのが、マーク・ライランス。彼の演技で喜怒哀楽を激しく揺さぶられた。
最近この二人の作品をよく目にしていただけに、余計にすごいものを体験させてもらった気持ちが強い。
未来への不安を持ちつつも、肯定的で明るいものを想像できる作品で、個人的には非常に好き。こういうオチのスピルバーグ作品こそを望む、決して激突とかプライベート・ライアンとかシンドラーとかブリッジ・オブ・スパイなどを否定するわけではないけれど…
予備知識無くても十分楽しめる作品だけど、内容は意外と濃いと思ったし、把握しきれない描写も数多いので、何度も見返して、その都度いろいろと発見できるような作品だと感じた。Blu-rayは必ず買う。その前に、もっと大画面大音響で体感したいものである。
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