「すべての人へ感謝を」レディ・プレイヤー1 ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
すべての人へ感謝を
まさに、この作品には、愛が溢れていました。
スピルバーグ監督の、映画に対する愛、アニメに対する愛、ゲームに対する愛、日本に対する愛……、そして、そんな彼の愛情に応えてくれた、多くの人たちの愛。
そのすべての愛が、あらゆる境界を越えて、スピルバーグ監督の下へ集結したことで、この作品が完全無欠な傑作となれたのだと思います。
映画.comのニュース記事で、スピルバーグ監督のコメントの中に「僕は、本当に空想の世界にいつもいてーー自分の子どもにも『今どこに行ってたの?』と言われてたよ」と語っているのを見ました。まさに、今作のVR世界オアシスの創造者であるハリデーが、スピルバーグ監督そのものなんだと感じました。
そして、ストーリーを追うことで、スピルバーグ監督の製作に対する考え方や、そのプロセスが垣間見えたようにも思えました。
最初から最後まで、とにかくおもしろかったです!
スピルバーグ監督が生きている間に、これだけのCG技術が発達したこと。そして、その僥倖をリアルタイムで味わえていること。
これはもう、神にも感謝するほかないでしょう。
本当に、ありがとうございました。
円盤が出た際には、すぐに購入して、スロー再生でアバター観賞をしたいと思います。
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