「映画やポップカルチャーを愛する全ての人への贈り物」レディ・プレイヤー1 サウスポーさんの映画レビュー(感想・評価)
映画やポップカルチャーを愛する全ての人への贈り物
CGのクオリティが高かったので出来れば3Dで観たかったですが、まさかの満席状態だったので2D字幕で観賞(笑)
この作品こそ3Dや4DXで楽しみたい作品で、最早アトラクションでした!
どこもかしこもスラム街状態となってしまって現実世界に希望を持てなくなってしまった近未来の世界。
ほとんどの住民がVRの世界に浸ってるというのが、ネットの世界に浸ってる人が多い今を考えたらこうなっててもあり得るなと感じますね。
というのはさておき、やっぱりVRを舞台にした話というのは何度観ても最高です!
「ソードアート・オンライン」や「マトリックス」が好きな自分としてはこれ程嬉しい題材は無いですぜ(^_^)
中でも数々の作品のキャラが出たりするのは自分の中でも興奮しました!
ネタバレになってしまうのであまり詳しいこと言えませんが、クライマックスのシーンで味方サイドと敵サイドがあるキャラに変身するのですが、「あのキャラとあのキャラが闘ってるなんて!!」とアドレナリン出まくりでした(笑)
キャストに関しては、ダンケルクで平凡で勇敢な小型船長を演じたマーク・ライランスがどこか浮世離れしたOASISの創設者を演じ、カリスマ性溢れる存在感でした。
主演のタイ・シェリダンも、リアルでの平凡な男の子を自然に演じてて良い印象でした。
ですが、それ以外のキャストは残念ながらそこまで印象には残りませんでした。
この映画で好きじゃなかった点としては、全体的に展開がやや急ぎめだったのがこの映画において目立ってました。
ナレーションの説明で短くなってしまってるシーンが何回かあり、それによって感動が僅かに薄くなってしまった感じがありました。
同じスピルバーグ作品の「ジュラシックパーク」のように、情景や人物感情だけで表現してる所やもっと人物表現をしっかり描けば更に感動できたと思います。
全体的にOASISの全財産をめぐる争奪戦がメインの話ですが、冴えない主人公がゲームの中で活躍してヒロインの恋愛要素やチームで乗り越えるというストーリー要素が日本のラノベに似てるので自分は凄く楽しめました。
ですが、数々の作品のキャラがクロスオーバーしてたり、話も決して簡単なわけでは無いので、単純に楽しめる映画が好きな方、普段からアニメや映画に知識が無い方には注意が必要です。