「とにかく感謝しかないイースターエッグ超大作」レディ・プレイヤー1 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく感謝しかないイースターエッグ超大作
2045年、仮想現実の世界「オアシス」を開発した大富豪ハリデーはオアシスの中に3つの鍵を隠し、それらを発見したものに自らの遺産とオアシスの運営権を譲るという遺言を残したことから世界中の人々がオアシスに入り浸っていた。ゲーマーのウェイドはオアシスの中で開催されているカーレースの最中にアルテミスという女性と知り合い、最初の鍵を見つける手かがりに気づくが、その頃ハリデーの遺産を狙う巨大IT企業IOI社もまた大量のゲーマーを使って鍵の在り処を探していた。
全編イースターエッグを投げつけまくる怒涛の展開でロックファン、ポップスファン、映画ファン、アニメファン、特撮ファンをこれでもかと鼓舞、冒頭の曲のイントロだけで観客がどよめき、随所で観客は大爆笑。サービスが濃厚過ぎて1時間経った辺りからもう感激の涙が溢れてくる始末。『ペンタゴン・ペーパーズ』では封印されたスピルバーグ印のドエゲツないグロいギャグもきっちり大盤振舞いで観客全員のハートを鷲掴み。正直2時間丸ごとクライマックスのような映画ですが、特に登場人物の1人が熱く放つ台詞(もちろん日本語)がグサッと胸に突き刺さります。奇跡の傑作です。
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