ダンケルクのレビュー・感想・評価
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1番印象に残ったのはマスクをつけた顔アップだけの演技だったトムハー...
1番印象に残ったのはマスクをつけた顔アップだけの演技だったトムハーディ。
目の演技だけでとても興奮させられ、ハラハラして感動した。彼は凄い役者だった。
何度も鳥肌がたって、感動して、悲しくなって、でも希望をくれる映画だった。素晴らしかった
たまたま観てはまった
アカデミー賞だし配信で観ておこうかなと思ったら、期間限定でIMAXで上映していたので観にいきました。
映画のこともこの作戦のこともほとんど知らずに観たので、何が起こるのか、果たして成功するのかもわからず、まさに登場人物と同じような気持ちで一喜一憂しました。
スピットファイアかっこいいですね
ノーランの映画
この映画は美しい
ビラが空から落ちてくる。その背景に静かな音楽。
本当にすべてがうつくしい映像。
ノーランってそうした映像作家だと思う。
だれともちがうその場の視点をもっている。
バッドマンシリーズ以降の彼らしい映画。だって、背景は現代のビル群。それを隠しもしない。
あえて当時の風景を復元しもしない。ふしぎな映像だ。
過去と現在が交差する。
英国の当時の飛行機編隊がうつくしい。
ダンケルクを逃れようとする兵士、いっぽうで愛国心の英国人のヨットオーナーがダンケルクへ向かう物語が心情を添える。
正義と欺瞞は、次第に暗転する。どちらものだ。それが戦争の現実なのかもしれない。
彼は、物語における現実主義者なのだ。
砂浜に潮が満ちてくる。浅く、それでいて昨日のサーフィンをした潮のように。
まるで自然の日常の中で、意味もなく兵士達が死んで行く。
海のまっただ中でも、ひとりひとりがおぼれて行く。
最後の希望は英国のヨットマン達の無数な船だ。
これも彼の思想を反映している映画だ。
ダンケルク狂詩曲
観に行くつもりはなかったけど、人生に必要な出来事は起こるべくして起こるんだと不思議な経験をした。
一度観た時は意味がわからなくて、気付いたらもう一度観ていた。そしたらなんと自然な作り込みの細さよ。数少ない台詞の一言ひとことの重み、画面の1ミリも物語の1秒も無駄がない。無駄がないって微妙な表現だけど。
授業中も友だちといる時も家族といる時もこの映画のことで頭がいっぱいだった。こんなことになるとは思ってなかったし、考えるのをやめようと思ったら逆に考えちゃう。(インセプションでこんな感じの台詞があったよね)
登場人物一人ひとりのことなんて言葉でわかりやすく語られないのに、それぞれの台詞でどんな人なのかわかってしまう、とても細かく。
戦場の兵士たちにとって大切なのは生き延びること。
今どこの国がどこまで来ていてどんな状況なのか、これからどうなるのか、なんてわからない。ただ目の前の敵から逃げ、生き延びるだけ。少なくともこの映画で語られるダンケルクの撤退はそうだった。
潮がいつ満ちるのかという、桟橋にいる二人の情報の相違も恐ろしかった。
話したいことはもっとたくさん、大事なことがあるはずだけど出てこない。
思っていた感じと違った。 だけど、戦争で生き残るために必死になる姿...
思っていた感じと違った。
だけど、戦争で生き残るために必死になる姿や、助けようとする人たちの様がよくわかった。
戦争で命を助けること、助かること
生きて帰ることが大切な事だなぁ。
極限状況の群像劇
歴史なんか詳しくなくても良い
敗残兵がひしめき合って互いに生き残りをかけて
ときに協力、ときに裏切る
そこにはヒロイズムが介在せず
極限状況に置かれた人間の行動が描かれる
その一人一人の人生が描かれるわけではないが
端的に描かれる人間性は物語を十分に演出できている
卓越した映像と短めの作品であること
あっさり見れる点でおすすめできる。
恐ろしい
まるで本当に戦場にいるかのような臨場感に、恐怖した。映画の中のできごとで、自分の身に起きていることではないと分かっているのに、それを忘れてしまう恐ろしさ。
観客を恐怖させるというのも凄いことだと思う。
映像美
「一人殺せば悪党で
100万人だと英雄です
数が殺人を神聖にする」
あまりにも有名なセリフです
あのパイロットも
海岸の兵士たちも
敵のドイツ兵も
下級兵も上級兵も
国民も国家もみんな同じ
英雄と呼ばれたひとでさえかわらない
そんな思いで観ていたら、辛くなってきた
映画だよ と思っても本当にあった事なのだからね
音響がでかい
映画見てから時間経ってますが書いときますと…
クリストファーノーランが描く戦争映画はどんなものだろうとワクワクして見ました
キャストがイケメンばかりなのは趣味なのか!笑
それにしてもスピットファイアの美しいフォルムは戦場の空に映えてました。
陸海空三視点で敵からの逃走劇が静かに描かれていて、終始ドイツ兵の姿は見えませんでした(最後にちらっと)
ですが、そこも見えない恐怖というものでしょうか。時計の針の音が緊張を高め、死へのカウントダウンなのかとハラハラしました。
ちなみにクリストファーノーラン監督の時計の音を使っているという事で、監督のこだわりがあって良かった。
あと、銃の音が大きいですね、監督も臨場感出そうとして大きくしたようですが…最初びっくりしました笑
続く緊張
・ダンケルクから脱出、帰還しようとする兵士
・救出に向かう民間船の親子
・スピットファイヤー乗り
の三つの視点が切り替わり展開される。
何度も迫り来る敵の襲来を淡々と描いているが、ハンス・ジマーの音楽と効果音が緊張感と恐怖を煽る。
インターステラーの、津波の星のシーンが延々と続く様なものだ。
毛布に包まり安心して眠れること、
ビールや温かいお茶をいつでも飲めること、
自分達が今現在地獄の戦地にいないこと。
どれもが有り難く手離してはならない今だと、鑑賞後しみじみ思えた。
・我先にとどんな手を使ってでも生き延びようとする兵士。乗り込んだ船は悉く哀れな末路に…
・民間船でわざわざ地獄へ救助に赴く、紳士淑女達の姿にはただただ頭が下がり、尊敬の念が湧く。
劇中の民間船の御老人は、チャールズ・ライトラーという退役軍人がモデルとなっているようです。実際に息子と若者の三人でダンケルク沖に救助へ向かい、百三十人を助けたそうです。
・美しく浜辺に降り立ったスピットファイヤー。燃料はもう残っておらず、敵の手に渡らぬよう?火をつけなくてはならない。
当然故意ではないにしろ、自分が撃ち落とした戦闘機が海面を火の海にしてしまった、その因果を感じた。
ノーラン監督作品ということで、ハードル上げすぎ期待しすぎで観に行っ...
ノーラン監督作品ということで、ハードル上げすぎ期待しすぎで観に行ってしまった
メメント、インセプション、インターステラーなど、ノーランの映画では"時間"が一つのテーマになってるようで、毎回色んな表現方法に挑戦している
今回も時間の異なる3つのストーリーを、時系列を崩して1つまとめるという新しい表現方法で驚かせてくれた
時間表現という観点から期待は裏切られなかったが、上に挙げた3作品ほどの驚きはなかった
リアルな臨場感
主演も誰だか解らないしセリフも少ない、ただそれが臨場感を高めて自分がまるでそこに居るかのようなカメラワーク巧いですね。確かにセリフが少ないのでなにが起きているのかは最初は解からなかったが、途中から解り始めた時に、かえってこういう演出もありかなと感じました。長さ的にも映画としては短めで終わっている所もこの映画のストーリーだと妥当な選択だと思います。船の爆発や、転覆のシーンは本当の船でやっているのかいまだに解りません、それ位リアル感がある映画でした。
物足りなさと満足感
クリストファー・ノーランの戦争映画ってどんなのだろう?と言う期待とリアル過ぎたらキツいなという恐怖を持って見たのだけど、そうやって観ると何か物足りなさを感じた。
リアリティはあるのだけど、もはや僕の中でトラウマ的に残ってるプライベートライアンのような人が無残に死んで行くエグさはないし、ヒーロー映画かと言うとトムハーディや民間船の人たちは確かにヒーローだけど、ドイツ兵を倒して、または人を助けて英雄視されるかと言うとそうでもなく物語は中途半端に感じたのだけど、
凄いと思ったのは陸海空それぞれ時間の長さが中 違うのに、同時進行のように見せて臨場感を煽る手法。
クリストファー・ノーランここにあり!と言う感じだった。
そしていつもノーラン作品を観て思うのだけど、映画の満足感と濃厚さに比べて上映時間が短い事。今回もドッと疲れて時計を観たら100分しか経ってない事に驚いた。
素晴らしいと思います。
サバイバル映画
ほぼ説明のないまま陸・海・空の三つの視点と時間で物語が進んでいくので、1回見ただけでは今何が起こってるのかを把握するのに必至で、細かいストーリーにたどり着けない。
それがノーランの狙いなのかもしれないけど。
イギリス人にとって「ダンケルクの戦い」は、おそらく一般教養で、だから大体の状況は分かるのかもしれないけど、日本人には馴染みが薄いので全体的に分かりづらい映画になってるように感じた。
戦争映画ではなく、サバイバル映画という意味はよく分かったかな。
常に時間に追われるような不安感を掻き立てる激伴や音の演出は、ハラハラ感が増して良かった。
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