劇場公開日 2017年9月9日

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ダンケルクのレビュー・感想・評価

全607件中、261~280件目を表示

4.0映画『ダンケルク』評

2017年9月29日
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☆映画『ダンケルク』(2017年アメリカ/クリストファー・ノーラン監督作品)評

-映画『ダンケルク』とは砂浜であり、それが生と死の瀬戸際のトポスとして君臨する時、あらゆる記号体系が神話作用を稼動させる。そこには父性的特権と母性的なそれの強靭な拮抗と融合による戦いの構図が、微かなる垂直の振る舞いと女性性を不可視の領域に於くことで成立する倒錯的な記号により暴露される英霊達への弔いのトポスの表象形態が敷衍される。
 或いはラスト近く砂浜に並べられた数多のヘルメットの描写は、そこが兵士達の葬られた匿名的特権を奮う場所であると共に、戦争の過酷さを静かに讃える映像として君臨するまさにこの映画の白眉として、筆者も涙を禁じ得ぬ極めて崇高な戦争の縮図と謂っても過言ではないであろう-

 クリストファー・ノーラン監督はこの戦争叙事詩を謳歌する為に、常に兵隊に動きを纏わせる事で映画の運動性を誇示させる映像戦略を、観る者にカメラと被写体による操作で感知させる。そこでは、イギリス空軍のスピットファイアとドイツ空軍メッサーシュミットによる空中戦が動きを奪われたパイロットであるにも関わらず、戦闘機が『トップガン』や『ライト・スタッフ』の如くゲーム感覚で披瀝される時の速度との戯れにより映画が活性化される事に観る者は敏感であらねばならない。
 その証拠に最期にイギリスに帰り兵士達を運ぶ電車が男根的表象体を維持する事で陸が持つ父性を奮う時、不意に車窓に現れる遊ぶ男の子達に、兵士が次の駅の名前を尋ねる時に彼等が発する「ウォーキング」の一言に端的に現れていよう。ここに於いて、この映画がひたすら女性性を回避する事で成立する歩く事、つまり速度を伴った動きに固執する監督の父性的特権性が認められるのだ。戦争とは、恰もこの父性が纏う運動性に代表される速度の醸成にある。
 しかし、この映画にはどこかこの速度を欠かせるトポスの誘惑が認識できるのだ。それはこの映画のほぼ七割が女性的特権を標榜する大海において繰り広げられる兵士達の救出劇にある事から、流れをせきとめる停滞と逡巡の概念が海の場面を占有する。
 それは閉塞的な船中に銃弾で穴を開ける事で海水を誘い込む場面と、海上に不時着した戦闘機内に閉じ込められたパイロットが侵入する海水で溺れる間際に逃れる場面のカットバックにより代表される。そこでは生と死の中間地帯を纏う虚構空間を停滞と逡巡を生成する閉塞的装置とする事が、前者では船底に残された兵士達と、後者ではコックピットで海水と抗い窓を壊すパイロットのみという数学的見地からの差異を不覚にもさらけ出す結果となる。
 そこでは複数と単数という概念が奮う運動性が、微かなる垂直の動きにより脱出するまでの過酷なる戦争状況を露呈する時の閉塞感が、たとえ複数であろうと単数であろうとその人間が船と戦闘機が運動性を剥奪される事で、殆ど差異を払拭する閉塞的な悲劇的空間からの逸脱装置として機能しているのだ。
 これらを導き出す海の存在意義は、母性を孕む事でオイディプス的な側面を暴き出す。そこには、戦争こそはアンチ・オイディプスの概念が働くマッチョな人間の愚行であるかのように振る舞われる自虐的な殺人行為であり、まさに生き残りを懸けた遊戯であるかの如く描かれるのだ。それは、係累を遺せぬ性的不能の様相をも帯びる過酷な悲劇である。
 またこの兵士の動きを停滞へと向かわせる砂浜での縦列の並びは、彼等を船に乗せる為に狭い防波堤に並ばせる時に発生するリニア的構図が、男根的特権を行使する縦の構図を図らずも露呈させる。この縦の構図が、只ひたすらダンケルクという砂浜のトポスを陸と海の中間地帯である事に終始させる。それは、父権を保つ陸と母権を奮う大海を表象するトポスの抗い難い宿命をも顕示する表層性の誇示でもあろう。
 或いは海水という液体が死への欲動を施す記号体系を謀る溺死を誘い海面に浮かぶ死体を現出させるのに対し、砂浜では死体は土砂によりひたすら隠蔽される事だ。ここにも、トポスの持つ表層への依拠が装わているだろう。それは戦死した兵隊の姿が霰も無い姿で披瀝されるか否かで、弔いの概念の有無を無闇にも曝け出す結果となる。
 この弔いとリニア的構図が陸という父性的特権に於いて行使されるのも、戦争が男の兵士により敢行される殺し合いである事からも立派に証明されよう。それほどこの映画は、こと程左様に女性性を回避する事で微かなる縦の運動が保つ生への優位が確認できるのだ。
 例えば、ラスト近くでの一般人の船による救出劇の殆どが、船に乗り込む兵士達の姿を不可視の領域に追い込む事で成立している事からも明らかであろう。この映画はこういった垂直の動きを画面から排除する時にこそ、生存率を高める証となる記号体系を編んでいる。それは女性の描写を極度に排した事と連関性を誇る。
 これは子供を産む女性こそが、係累を遺すジェンダーとして君臨する事の暗喩として機能しているからに他ならない。この血縁関係が催す垂直の関係を保つ事が、微かなる縦の動きを回避する起因ともなっている。戦争とは、かくも縦の関係を寡少たらしめる男性性というジェンダーの悲劇なのでもある。
 それはイギリスからドーバー海峡を渡り連合軍を助けに来る男同士の縦の関係である父子こそが、血縁関係を代表する時に呼応する悲劇的フィクションの醸成だ。この息子兄弟の弟が不慮の事故で命を落とすのも、父性の悲劇的側面の強度を高める捏造に加担している。それが戦争の実体なのだと言わんばかりに。
 この映画が女性性を徹底的に駆逐する時、映画は微かなる垂直の動きさえをも回避させる。それは生き抜く事の優位を高らかに謳歌している記号として見事に符合しており、この連関性は喩ようもなく美しい。
 しかしこれが逆に照射するのが、戦争状況に於ける死者を英霊として祭り上げる祝祭空間の生成にある。この英雄讃歌がラストに用意されているのも、この映画が只の反戦という通俗的制度に則るメロドラマを排する事の証でもあろう。そこでは敵機を完膚無きまでに撃ち落としたスピット・ファイアが砂浜に不時着する時、この戦闘機が炎に包まれそれを眺めるパイロットが炎の赤さに溶け込む実に感動的な場面。又はダンケルクから逃れるイギリス兵士二人が、本国に帰還し電車の中で静かに微笑む場面。そして、イギリスから救出に向かった船に乗る父親と息子が兵士達と共に無事に生還する場面と、死して帰還するヒーローにも準える新聞紙を彩るもう一人の息子の写真。
 この三者の生き残る姿或いは死をもって兵士を救う青年の写真記事には、クリストファー・ノーラン監督の英雄讃歌が些かシニカルさを伴い表現されており、ここには監督自身の怜悧な他者的視線さえ窺えるのだ。
 「ダンケルク」とは砂浜であり、それが生と死の瀬戸際のトポスとして君臨する時、あらゆる記号体系が神話作用を稼動させるのだ。そこには父性的特権と母性的なそれの強靭な拮抗と融合による戦いの構図が、微かなる垂直の振る舞いと女性性を不可視の領域に於く事で成立する倒錯的な記号により暴露される英霊達への弔いのトポスの表象形態が敷衍される。
 ラスト近くの砂浜に並べられた数多のヘルメットの描写は、このダンケルクで散った兵士達の葬られた匿名的特権を奮う場所であると共に、戦争の過酷さを静かに讃える映像として君臨するまさにこの映画の白眉として、筆者も涙を禁じ得ぬ極めて崇高な戦争の縮図と謂っても過言ではないであろう。
(了)

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シネフィル淀川

1.5ちょっと、船酔い感

2017年9月28日
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IMAXで見ました。音や画面の迫力が凄過ぎて、ずっと緊迫感があり過ぎて、映画館を出る頃には、ちょっと船酔い感がありました。それから日本人には馴染みのないダンケルクの歴史背景を知ってから行く方が良いかも。前提知識も無く映画館び行ってしまって、恐怖感以外は感情移入しづらかったです。

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ヤス

4.0戦争の現実を切り取った映画

2017年9月28日
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泣ける

興奮

ダンケルクで起きた戦いで、負け戦になりそうな場面で兵士を助ける為に民間の船が救出に行く。空から海からの戦いが現実味を帯びて
思わず見入ってしまう。色々なドラマがあり飽きさせない映画でした。

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未散

4.0海と陸からの戦争の真実

2017年9月28日
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ハンスジマーの爆音に溶け込んだ音楽。
素晴らしい美化しない非反戦映画。

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kubonbich

5.0クリストファーノーランが好き

2017年9月28日
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むむむ。だからこそ最後まで寝ないで観れたのかもしれない。
戦争映画というより、脱出映画、生きて故郷に帰りたい!が伝わりました。
戦争映画によくある、脚吹っ飛ばされた、血が、ギャーなど一切なく。
空海陸で時間軸が違うので、それはクリストファーノーランの得意とする手法かと、もう一度、二度みたくなる。
メメントでこの映画どういう事‼️とハマり、監督知らずインセプションで感動して。
台詞もほぼなく名前もなく(ある人もいるよ)誰が誰かも少ししかわからず、
しかしもう一度見てみたいと思うのはトリックにハマってるのでしょうか。
クリストファーノーラン一度で感動したのは『インフェクション』。ダンケルク、本当に好き嫌いが分かれそうな作品。
もう一度ネタバレ見てから見たい作品。
そこがまたいいね😊👍

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Julio

3.5IMAXで観てよかった!!

2017年9月28日
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IMAXで観てよかった!
臨場感があって良かったです。
映像がスゴイ!作品かな(๑′ᴗ‵๑)

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china

凄いが慣れる!

2017年9月28日
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エキスポのバカでかいスクリーンで鑑賞。
ファーストカットで「でかっ!」
びっくりした。
しかし、10分くらいで慣れた。。

船の沈没とか、撮影大変だったろうな〜とは思う。

映画としては、なんにも心に残らなかった。
明日にはすっかり忘れているだろう。

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buckaroo

4.0見応えありました

2017年9月27日
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シンプルでかっこよく描かれてました。
ただ、戦争は絶対に肯定できない。

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さちえ

3.5戦争の実話を映画化という重いテーマながら良くも悪くもノーラン作品な...

2017年9月27日
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戦争の実話を映画化という重いテーマながら良くも悪くもノーラン作品なんで軽く見れましたwwほぼ99%男しか出てこないので若人からじいちゃんまで色々な男前を楽しめるので良い。トムさん男前過ぎた✨
空軍パイロットはいい服着ててやはりエリートなんだな〜地べた這いずり回ってる兵卒とは扱いが違うのね。

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uzumoti

4.0生と死は紙一重!

2017年9月27日
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遅ればせながら、IMAXで観た。彎曲した超特大画面と臨場感あふれる音声に酔いしれた。まぁ、ダンケルクの撤退作戦を描いている作品なので仕方ないが、戦争映画というより逃走映画だった。コリンズとファリアはスプリット・オブ・ファイアで戦っているし、ドーソン親子は民間人なのに、船を出した。桟橋、大空、海洋三箇所を時間をずらして描きながら、やはり基本は故国に帰ること。どうにかして、帰りの船に乗り込もうとしている。自分もトミーと一緒に逃げ惑っている気分になってくる。一瞬の間に夥しい死体が陸にも海にもあふれかえる。怖くてたまらない。卑怯者に見えるキリアン・マーフィーの気持ちもわからないでもない。『この世界の片隅に』が、庶民の戦争体験を追体験させる作品なら、これは兵士のそれを追体験させる映画と言えよう。英雄でも何でもない普通の人の戦争をCGを使わない圧倒的な映像で再現させたクリストファー・ノーラン監督に敬意を表したい。

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瑞

5.0さすが

2017年9月27日
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無駄なセリフがなく、音楽と表情だけで伝えてくる。
さすが、クリストファーノーラン。

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WondarChoco

5.0「感覚」移入で感情に来る

2017年9月27日
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泣ける

悲しい

怖い

登場人物が何を見て、聞いて、感じたのかが描かれる場面が多いので、意味がわかった瞬間に恐怖やらの自分の感情が湧いてきて、追い詰められる感がとってもリアルでした。
そういう細かい部分を見逃すと、途端に感情移入しにくくなるのかもしれませんが。
個人的には、いろいろ感じるところがあり、非常に見ごたえがありました。

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kittyou55

3.5観客の期待とノーランの作家性の微妙なズレ

2017年9月27日
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興奮

まず、この映画、間違いなくIMAXの映像体験として素晴らしい。縦と横に巨大に広がるスクリーンに映った海と空、そしてそれと対照的に小さく中央に配置される人々。3DのIMAXですら感じたことのない、画面の中の世界の奥行と広さを感じる事が出来た。

音響もすばらしい。あんなに銃弾の「鉄に当たって砕けている」音にひやひやさせられたのは、初めてかもしれない。

ちなみに、ハンス・ジマ―の半分サウンドトラック、半分音響効果と言ってもいいような緊張感のある音楽は方向性は素晴らしいが、ちょっと画面を過剰に説明しすぎている嫌いがあるかな、と思った(今ここ盛り上がるところ!今ここ感動するとこ!みたいな盛り上げ方・・。)

さて、ここからが本題なのだけども、実はこの作品で少しもったいないなと思った点がある。それは時間を前後させる物語の語り方だ。

彼の出世作、メメント、あるいはインセプション、インターステラー同様、彼がやりたいのは「時間の操作」なんだと思う。映画だけが、時間を編集することが出来るメディアである。多分彼はそれこそが映画という表現の独自性だと考えている作家なんだろう。

で、じゃ果たして今回それが上手くいっているかというと・・。この話、全然普通の時間軸で語っても問題なかったのでは?

ノーランが素晴らしい映画作家であることに疑いはないが、彼の優れている点がその「時間を編集する巧さ」にあるとは実は私はあまり思っていない。

彼の優れている点とはやはり、映像のイメージのパワーだと思う。台詞が少なく映像だけで物語をシンプルに語っているダンケルクは、それだけで、彼の作品が十分に成り立つ事を証明している。だからこそ、この作品に関して言うと、不必要な時間軸の入れ替えは、映画のスケールと不釣り合いな小細工のように感じてしまうのだ。

私としては、ノーランにはダンケルクと同じ方向性で、スピルバーグが扱うような普通の題材、物語を正攻法で撮るような映画にチャレンジしてほしいと思う。(そういう意味で彼が007を撮る事に興味があるというのは納得だ。)

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moviebuff

1.0ひたすら眠い

2017年9月26日
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ドキュメンタリーで良かったのではないでしょうか、、、
眠たかった、、、。

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ぎょうし

3.5映像の素晴らしさ

2017年9月26日
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戦闘機の映像はとてもリアリティがあって良かったです。
ただ、戦地にいる兵士としてはもう少し恐怖感とかが描写されてたら良かったかなという感じですね。
まぁ、でも全体的には満足して見ることが出来ました。

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yosci56

4.5混じりけのない巧妙さ

2017年9月25日
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息を飲む緊張感、情報の少なさ、視覚を研ぎ澄ませて映像を探る。中盤までは見ていて徐々にストレスが高まってくる凄い作品だ。
並みの作品なら状況説明を台詞に代えて饒舌に語り、善悪や先の見通しを明確に知らしめてくれるのだが・・・。さすがクリストファ・ノーラン監督。
陸地での流れる時間の物語(桟橋・砂浜)、海上での流れる時間の物語(民間の船)、空中での流れる時間の物語(パイロット)。それぞれの異なる時間が映画という時間軸の中で巧妙に絡み合い進行してゆく。
それを目撃する観客は、銃弾や波しぶき、敵機をかいくぐりながら追体験をさせられる。敵の姿もほとんど見えない、無駄な会話もほとんどない、先の見えない不安の中で登場人物たちとの時間を共有する。
余計な演出がないだけに、かえって戦士たちの怯えや勇気、思いなどが素直に胸に落ちてくる。希有な作風として賞賛したい。実に満足度の高い作品。

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むっしゅ

2.5遊園地映画

2017年9月25日
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IMAXにて鑑賞。わざわざ500円プラスしたのは、レビューにあった体感型映画との評判が高かったから。なるほど、これは確かな評価。まんまアトラクション映画ですね。映画を見るというよりも、遊園地の乗り物に乗る感覚。音うるさ過ぎ。バイオレンス表現自粛し過ぎ。
映画的感興も余韻もまるでなし。ホンがまるで書けてない。戦意高揚映画かよ。またはケネス・ブラナーのアップに吹かずに耐えられるかどうかの我慢大会映画かよ。
クリストファー・ノーランという男、単なるガンマニアってことがはっきりしたね。バットマンがとてもお似合い。アホなSFはなんでもありだし。
まあおすすめはしません。お好きに。

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くーにー62

4.0“作戦と戦場”に焦点を絞った映画

2017年9月25日
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余分な台詞や人間ドラマを削ぎ落とし、救出作戦と戦場に焦点を絞った映画。
そのため感動的な人間ドラマや登場人物への感情移入を求める人は物足りないと思うかもしれないが、本作の見せようとしているポイントはそこではなく、登場人物の誰かに感情移入するというよりは救出作戦時に当事者たちが何を見て何を感じたかを体験する映画のように思う。

時間をずらした3つの視点で見せる見せ方も個人的にはとても良かったと思います。
確かに分かりやすさという点では少し難はあるとは思うけど、一口に救出作戦と言っても戦い方も踏ん張り時も人それぞれな訳で。
救出作戦の下に多くの人間が集まりそれぞれのタイミングで正念場を迎えそれぞれの戦い方をした末に一つの結果に結びつくという流れは熱いものがありました。

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美味しくって体に良いハンドソープ

2.5初めてのIMAX。たしかにいい音なんだけど500円アップの価値はど...

2017年9月25日
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初めてのIMAX。たしかにいい音なんだけど500円アップの価値はどうか。ノーラン、映画体験に走った?

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ghostdog_tbs
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