ダンケルクのレビュー・感想・評価
全745件中、401~420件目を表示
面白いのだが
音響だけで劇場へ行く価値を感じた
内容はあくまで連合国側から見た第二次大戦の話なので、決して好きにはなれないけれど、映画として観賞すると非常に感動してしまう。
話や時間軸を複雑に絡んでいたことが効果的かどうか・・・個人的には微妙なところだとは思ったけれど、緊張感とか飽きさせないという点においては効果的だったのかもしれない。
全体的に音響の効果がもの凄くて、迫力ある映像と相俟って、リアルな戦争というものを体感したような気がした。もっとも、本当の戦争など知らないわけで、気楽に感想など述べられるものでもないだろうけれど・・・
それでも戦争の恐怖は非常に感じる音響で、これを体感するだけでも劇場へ行く価値を感じたし、なるべくならIMAXで見たほうがいいと感じた。
ただ、ストーリー展開にはまったくリアルなものは感じなかった。悪く言ってしまうと、すべて美化されたもの。それだからこそ、すばらしいエンターテインメントになっているように思うのだけれど、映像と音に対しては賞賛できても、どうもこの内容に対しては肯定的に捉えることができない。といいつつ、感動してしまっているんだけれど。
逃げるが勝ち
ノーラン節は快調
陸・海・空3つの時間軸がシーンごとに切り替わるということで理解できるか身構えたけど、1つの時間軸の中では順序は前後していない(例えば最初のシーンが実は時間軸上で最後だった、とか)はないから難しいことは無かった。乱暴に言えば、「プライベート・ライアン」の冒頭20分みたいなシーンだけで110分間の「間を持たせる」仕掛けとして、並行の軸をミックスするノーラン監督お得意の節回しを注入することで、しのいでいるんだと思った。
事前の宣伝記事でしきりに「体験」が押し出されていた。映画を観るということが体験なのは当たり前だから、逆に考えて、「体験」以外に取り上げるポイントというのはそんなにないんだろうなと観る前から思っていたが、果たしてそのとおりだった。だからダメだ、というのではなく、そういうノーラン節を楽しむ110分だし、実際に楽しい。
大阪のIMAX次世代レーザーで鑑賞した。スクリーンがデカい! 縦に長い! でも、描写されていることの本筋はちゃんと中心部にあるし、上下の部分が何か謎めいた描写をしているというわけではなくて、空や雲や海や浜辺のうたかたがあるだけだから、非IMAXでほんとうに不十分なのかはよくわからない。
さすがノーラン監督作品
がきーん、という音が夢に出てきそう
これが戦争の姿。圧倒的スケールで描かれる、真実の物語。
【賛否両論チェック】
賛:過酷な戦火の中、命を助けるために奮闘した人々の姿に、戦争のむごたらしさや命の尊さを教えられるよう。重なり合う重厚なストーリーや、圧倒的なスケールでの描写も見事。
否:急な銃撃等、思わず驚いてしまうシーンも多いので、苦手な人には向かない。
第二次大戦下、実際に起きた救出劇。その模様が、“1週間”“1日”“1時間”という3つの時間軸が重なり合いながら、重厚に描かれていくのが印象的です。
そこで浮き彫りになるのは、情け容赦ない戦争の悲惨さと同時に、自らの犠牲をいとわず、同胞を助けるために奮闘した人々の姿です。命の儚さや尊さが伝わってくるようです。
さすがノーラン監督だけあって、その描写にも圧倒されます。是非劇場でご覧になってみて下さい。
ラストが勿体無い。
はじめに断っておくが、今回私はIMAXにて鑑賞した。
今作は同監督の「メメント」ほどではないが、時間軸が入り乱れていて、慣れていない人は混乱するかもしれないと感じた。
冒頭から気をぬく暇がほぼなく、クライマックスがどこかは観る人によって異なると思う。戦争映画としてはクローズアップしての人体破壊描写はなく、それ目当てで行くと、物足りなさを覚えるだろう。
洗練された音楽効果も相まって全体を通して閉塞感があり、兵士たちと同じ心境を味合わされる。それゆえ小型船団が到着するシーンでは、臭い泣かせ描写がなくとも自然と涙が溢れそうになった。この感動にはケネス・ブラナーの好演が一役買っていると思う。
さて、肝心のラストだが、少し駆け足で終わらせた感が否めなかった。「ラストとして描くことは描いたしこれでいいよね?」的な。これは作中でほとんど人物のバックグラウンドが語られなかったことに起因するものであると思われる。
バックグラウンドが語られなかったことで、テンポの良く、中だるみがなかったのでトレードオフといったところだろうか。
だが、ラストで帰ってきた兵士が毛布を配る老人に「よくやった。」と言われ、「ただ生き残っただけだ。」と返し、老人が「それで十分だ。」と言うシーンは安っぽさが溢れ出ていて激しい嫌悪を抱いた。
ラストのワンカットが非常に余計な物だったと個人的に強く思うが、これに関しては是非劇場でお確かめ頂きたい。
最後に、本作はIMAXで鑑賞するのとしないのとで、大きな差があるので、鑑賞に際しては前者をお勧めする。
ノーラン史上最も観やすい作品(時間的に)
まず何よりIMAXの画力と轟音が最高!この時代に映画館でこそ観るべき作品を世に送り出し続けるノーランの姿勢に拍手
物語はほぼ無く状況の描写に留めたことでノーラン最大の弱点である冗長さが緩和されソリッドなサスペンスに仕上がっている。その反面ノーランの「理論的・理性的(に見える)演出の中で完全にエモーションに振り切る」瞬間も損なわれ個人的には食い足りなさを感じた
いわば『インセプション』のクライマックスのカットバックを全編にわたって繰り広げる構成。防波堤の一週間とか海の一日とかの違いはあんまり効果的に描けてなかったと感じた。やっぱり空のドッグファイトが白眉。スピットファイアのカッコ良さといいトム・ハーディの目だけで語る感じといい最高
「映画史に残る傑作」みたいなテンションではなく「ノーラン作品で一番短くて観やすい作品」というテンション。巷で言われるような疲労感は俺には無かった。これ観やすいよ
ラストカットの素っ気なさもよかったな。チャーチルの演説の言葉の勇ましさとは対照的なトミーの虚ろな表情でノーランは何を語ろうとしたのか
ノーラン作品では『ダークナイト』『インターステラー』が特に好き。次いで『インセプション』。ほんで『ダンケルク』という感じ。『バットマン ビギンズ』『ダークナイト ライジング』も好き
今すぐ観に行ってほしい戦争映画
全745件中、401~420件目を表示








