「取り残されたものと逃げ延びたもの」ダンケルク キウイジャムさんの映画レビュー(感想・評価)
取り残されたものと逃げ延びたもの
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第二次世界大戦の初戦、ドイツ軍に追い詰められた連合軍が撤退した史実「ダンケルクの戦い」を描いた作品
桟橋まで無事たどり着くも運に恵まれず戻ってきてしまう二等兵
無謀だと思いながらも遊覧船で出港する船乗りの親子
劣勢だけども死力を尽くすイギリス空軍のパイロット
これら三軸の目線で描きやがて一つにまとまり物語が終焉を迎えるのは上手い構成だなと感じた。
主人公の一人の二等兵は無事フランスから逃げ延びるも、パイロットの一人が捕虜になり、桟橋にいたイギリス軍の上層部が泣く泣くフランス軍を見捨てなければいけない、ひょんなことで命を落とす少年が出てくるなど、ちょっとビターなラストだけれど「誰かを助けたい」そんな人間の強さや優しさがこのメッセージなのかなと思った
そんなドラマ面も良かったですが音を立てて飛来するju87爆撃機、次々と撤退する船を襲撃するhe111双発攻撃機、飛行機好きだからこういう軍用機がしっかりと演出されているのが嬉しかった
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