「リアルな兵士」ダンケルク こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
リアルな兵士
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実際に戦場にいた一介のヒラ兵士にとって前線とはこうなんだろうという
リアルさを観ているこちら側も味わったようだった。
上層部は自分たちを何の意図があってどうしたいのかもよく分からず、
目の前の助かるかもしれない何かに
必死にしがみつくしかない。
頭の良さや人柄の良さや勇気あるなしは生死を左右するものではない。
とにかく細い運をなんとしても掴むしかないのだ。
苦労した英雄も本国に無事帰還してめでたしめでたしとは終わらない。
特定人物の紆余曲折に伴う感情と感動を求めてるとガッカリするだろう。
その一方で無理に盛り上げるドラマよりも、
一歩引いてクールに映し出したもので観客が自由に考えたらいいという
好みの人にはたまらなくハマる作品。
IMAXで撮影されており、最大限活かされた鑑賞を望むならIMAX推奨。
乗り物酔いしやすい人は普通の2Dをお勧め。
戦闘機の旋回や船の揺れが常に画面にあるのでその点は注意。
でもパイロットと船乗りのカッコよさにグッときます。
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