「映像が限りなく現実に近付いた作品でした」ダンケルク Franciceさんの映画レビュー(感想・評価)
映像が限りなく現実に近付いた作品でした
アカデミー賞では編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞されました。
ノミネートも多く上記の他に監督賞、作品賞、美術賞、撮影賞、作曲賞も含まれます。
とても綺麗な映像でした。
海や空、雲やその先までとても綺麗。
そして、その映像を更にクオリティを上げるが如くの音楽。
素晴らしいですね。
映像があまりにリアルなので、現実のように錯覚してしまうほどです。
物語は「陸」での1週間。「海」での1日。「空」での1時間をクロスオーバーさせて進んでいきます。
クリストファーノーランの得意の手法ですね。
セリフも多くなく、映像と音楽で観せていく本作は苦手な方も多いかもしれませんね。
僕はドーソン船長が救う謎の英国軍人など、ちょっとついていけないところもあり(そもそも戦争映画ってみんな同じ格好してたりするから出演者がいまいちわからなくなりませんか。いきなり新キャラ出てくると軽いパニックになったりします)映画についていくのにいっぱいいっぱいになったりするんですよね。
僕の理解力が低いだけだと思いますが。
地獄の黙示録やフルメタルジャケットで育った世代としては新しいスタイルの戦争映画についていくのはやっとでした。
とはいえ、映像、音楽が素晴らしく戦争映画として秀作だと思います。
僕が古い世代なので点数はやや辛口かもしれませんが。
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