「ハンスジマーにやられたかも」ダンケルク akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
ハンスジマーにやられたかも
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クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」。本日見た三本の映画のなかでは、だんとつに製作費をかけている、しかも洋画で、ハリウッド一の売れっ子監督。戦争ものだが、海と海岸のシーンがほとんどで、あとは空中と船の中。
ストーリーはあってないようなもの。
命を賭けて人を救いに行くこと。戦場で敵を殺したりは少ない。味方を見殺しにしたり、味方でないやつを疑ったり、子供を殺したりするような反戦的な映画だ。
娯楽作品といえば、娯楽作品かもしれないが、わけのわからないうちに銃で撃たれたり、海に沈んだりするだけの群像劇。飛行機がそれほどよいものではないことも描いている。腕も大事だが、運がなければ生き残れない。
日本ではまずつくられないだろうし、仮にヨーロッパであってもストーリー重視すると製作は難しくなりそうなので、クリストファー・ノーランならではの意欲作、実験作といえよう。
助かってよかったぁーと思えるだけではない。戦争に行かされるのはたいへんなことだと理解するのによき作品だ。
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