「極・戦場体験」ダンケルク ポップコーン男さんの映画レビュー(感想・評価)
極・戦場体験
注意:このレビューにはIMAXの興奮が幾分か加算されています、、、。
今までIMAXは3Dが多かったし、何よりも高いw
なんで2000円以上すんの?w
しかし今作はノーラン監督がIMAX70mmで撮影し、通常のスクリーンだと40%もカットされると聞き、「そんなの目隠ししてるのと一緒じゃん」と思ったのでIMAXデビュー。
まずはスクリーンのデカさ、真ん中に座ったが、もっと後ろでも良かったw
音響は本当にスゴイ、銃声の軽い破裂音や戦闘機の迫る音等が体に直接響き渡る。遠くの銃声、迫撃砲、人の声、本当に緊迫した戦場に入り込んだ様だった。
物語は連合軍がドイツ軍に包囲され、40万人の兵士をダンケルクから救出するというお話。
まず素晴らしいのは救出をする側とされる側を3つのパート『陸』『海』『空』で分けている事。
なおかつ『陸 1WEEK』等と始めにでるから「ん???」となる。
それでも進めていくと「あーー」とそれぞれのポイントが交錯し、何とも言えない気持ちよさと言うか納得が生まれた。
出演者の会話も特に主役の2人の子の会話はビックリするくらい少ないが、目や表情、仕草が優に会話を超えていた。
音響が凄いのは先ほども触れたが、予告編でも強調されていた、突然挿入される秒針音は物語を一段と緊迫した物に観客を息苦しい物wに変えてしまっていた。
ただただリアルに描かれているのである程度の物語の面白さはありますが、過剰な演出も盛り上げもないのでまっすぐな気持ちで見れました。
ドイツ兵があまり出てこないのはドイツ兵が大好きな僕にとってはマイナスでしたがw
姿が見えない恐怖と言うは非常に良く表現されていました。
戦争映画全般に言える事ですが、戦争のもつ恐ろしさ、残酷さ、虚無感が描かれています。
しかしながら今作は、生きて祖国に帰る。
一人でも多く本国に送る
味方の犠牲は一人でも少なくと言ったシーンが描かれており。
わが日本の先祖も「絶対に本州にには上陸させない」と言った強い心で今の日本があるのか、と同時に思い熱くなりました。
エンターテイメントとは一線を画す素晴らしい作品でした。