劇場公開日 2017年9月9日

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「臨場感、緊張感」ダンケルク hhelibeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0臨場感、緊張感

2017年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いやー疲れた……。この尺でギリギリの緊張感だった。

IMAXで観たけどとにかく音と臨場感がすごい。
「この世界の片隅に」や「サウルの息子」「野火」と同じように、主要人物が見聞きしたことしか観客に知らされない作りになっていて、それが臨場感に繋がっている。戦争映画はこの作りに合ってるんだろうな。こういう映画は特に、映画館で見ないともったいない。

しかし、戦時中に一億玉砕とかカミカゼとか言ってた国の人間としては、勝ち目がないなら撤退しよう、一人でも多くの兵士を救おう、って判断ができる英軍はちゃんとしてていいなぁ…と思わずにはいられなかった。今でもあんまり意味ない自己犠牲をありがたがる日本人いっぱいいるよね…。。

ただ、最後に不時着した空軍パイロットとか、息子と船で助けに行った父親とか、最後に仏軍のために残ることを決めた将校?とか、ちょっとかっこよすぎるでしょーと思ってしまった。行動自体が十分かっこいいんだから、そんなにかっこいい演出しなくてもいいのにー。

hhelibe