「映画館が戦場になる」ダンケルク ryuuichiさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館が戦場になる
戦争に主人公なんていない。
感動もない。そんなことをとにかく見せつけてくる。
自分が戦争の中に乱暴に放り込まれたような気がずっと続く。
戦争って実はそんなもんなんだ。何故かドイツ軍の進行が止まっている。逃げるなら今しかない!とにかく生きて帰れるならどんな手だって使う!嘘もつく!汚い手だって使う!
映画を見ていたら「こんなこと許されない!腹立たしい!」って思うこともそんなこと考えない!考える余裕がない!
だって自分も映し出される兵士と一緒に戦場にいるから。
逃げて!より逃げよう早く逃げよう!
という思い。
終わったあとようやく映画館に戻ってくる。
そして何が面白かったかわからない。
あるのは安堵感だけ。
こんな映画初めてみた。
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