「綺麗な映像。」ダンケルク dekamoさんの映画レビュー(感想・評価)
綺麗な映像。
クリックして本文を読む
戦争の救出劇、ハクソーリッジと個人的な好みを比較して考えた。
予告でIMAXなしでは語れなそうだったのでIMAXで鑑賞。冒頭の街の色彩の美しさに見惚れた。民間の船が並んだ時の青に映えたオレンジが綺麗だった。ほか、金かかってるなーと思うシーンの連続。
ハクソーリッジでは残虐なシーンが多い、本当に撮影で人が死んでるんだろうなと思うほどに。死体を囲む大きなネズミも印象深い。それでこそ、一人の衛生兵の救出劇が輝いてみえると思う。光を描くために影を描くように。
一方、ダンケルクは人が死ぬシーンがあっさりしている。埋められた足とか空爆で体が宙へ飛ぶシルエットを遠くに映したり。船で頭打って死ぬ彼さえもっと表現方法があったんじゃないかと思う。
とはいえ、ブリッジオブスパイのおっちゃんとか防波堤の先端で渋く構え続ける…あのおっちゃんはかっこよかった。戦争を始めた我々世代が云々…というセリフ、かっこ良かった。最初の救助船が沈む時、沖に沈めろっていう判断かっこ良かった。
陸、海、空といくつかの物語が切り替えられながら同時に進められて行く構造であるが、正直わかりにくいところがあった。同一時間の別の場所かと思ってたら明るい空から夜の海のシーンになってしまったり。
あと俳優かっこいいやつばっかり。
クールな映画ね。
コメントする