「モンスターバース」キングコング 髑髏島の巨神 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
モンスターバース
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10機くらいのヘリコプターがあっという間にキングコングにぶち壊される。調査団は二手に分かれて、研究者チームは土着の部落民と遭遇。その中には第二次大戦中に不時着したマーロウ中尉(ライリー)もいたのだ。グンゾウという日本兵の生き残りと過ごしたが、島に出没する二本足のオオトカゲに殺されてしまったとのこと。彼らは島の北部に到着する船と合流するため巨大怪獣たちをかわしながら進むのだった。
大戦中の生き残りのマーロウは息子の顔さえ知らない軍人。カブスが好きな彼は故郷シカゴで戦死したものだと思われていたので、なんとしても帰郷したかった。他の調査員たちも一様に島を脱出することで精一杯。村人によれば、コングは巨大生物たちから守ってくれる守護神のような存在。何でもかんでも殺してやるとわめくパッカード大佐(ジャクソン)とは正反対の立ち位置だ。
敵だと思う者を次々と殺戮するアメリカ軍人の象徴とでもいうべきパッカード。彼の存在がなければ作品自体が締まったものになってないように思えます。いつもお世話になっております。以前のキングコング映画といえば、興行目的、拝金主義の亡者たちやコングの恋愛?を扱っていたのに、かなりメッセージ色が強かった印象。ナパーム弾を使うとか、『地獄の黙示録』へのオマージュっぽいところもいい。
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