「単なるディザスターもの/パニックものではない」ジオストーム M.Kotaroさんの映画レビュー(感想・評価)
単なるディザスターもの/パニックものではない
劇場やTVCMで何度も予告編を観たが,あの予告編では本作の魅力を50%くらいしか表現できていないと思う。それくらい予告編で受けた印象とはかなり違ったテイストの作品だった。
予告編で前面に打ち出されているのは,いわゆるディザスター・パニック路線。過去の作品で言えば『ツイスター』や『デイ・アフター・トゥモロー』,『2012』などがそれだ。しかし『ジオストーム』は異常気象に見舞われた世界を描く単純なディザスター・ムービーではない。CGを駆使したド派手な異常気象のシーンはあくまでもおまけ。陰謀と謎解き、そして犯人探しが話の軸。政治的陰謀を色濃く織り交ぜたサスペンス要素もあり、あの『24』を彷彿とさせる良質のドラマだと思う。
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