「ハリウッドのフラストレーションも相当なものだ」ジオストーム 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドのフラストレーションも相当なものだ
アメリカが繁栄するために推し進めた民主化やグローバリゼーションなのに、結果的には、トランプ大統領を支持する様な人達にとっての〝古き良き〟アメリカ(エド・ハリスが1945年と言ってたのでそれ以降の白人中流家庭が豊かになる時代、奥様は魔女で描かれていたような、のことかな)が損なわれてしまったから、それを取り戻す。そのためには今出来上がっている国際秩序は一度ぶち壊してしまえ‼️
という昨今のアメリカファースト的風潮がもたらす乱暴な発想や先人が築いた歴史的な経緯を無視したやり口についての反発、批判、皮肉が随所に見え隠れしてました。
民主党の現職大統領はあんな目に合うし(トランプ大統領はオバマさんの政策をことごとく潰しにかかっている)、直近の国際宇宙ステーションの女性責任者はドイツ(難民問題や中東問題でソリが合わない欧州代表)だし、メキシコ(実は低賃金の労働力などでアメリカ経済を下支えしている)は最後にいい所見せるし。
自分ファーストではなく、自己犠牲の精神こそが周囲の共感や協力や幸福をもたらすことを示したかったのだと思います。
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