「カリーシーとタイウィン夢の共演‼️」世界一キライなあなたに 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
カリーシーとタイウィン夢の共演‼️
今夜(2024/11/08)観ました。
典型的ロムコム(ロマンチックコメディ)で、良くも悪くも頭を使うことなく観る事が出来ました(笑)
カリーシーこと、デナーリス・ターガリエンこと、エミリア・クラークが主演という事で期待値は上がりますが、いかんせんコテコテのロムコムなので、内容に深みがありません。
仕事を失った主人公、ルーが勤める事になった金持ちの家の息子さんは胸から下がほぼ動かない障害があり、始終塞ぎ込んでいます。ルーの天真爛漫なキャラクターとはまさに水と油。果たしてどうなってしまうのか⁉️ってストーリーです。
最初に鼻に付くのは、雇い主宅がゴジラ級の金持ちである点です。そしていけ好かない不運の男ウィルは水も滴るいい男であり、友人にも恵まれており、有り余る財力で最高レベルの医療ケアを受けられる環境に居られます。…この時点でウィルにほぼ同情はありません。
(ストーリーの便宜上、裕福でなければ成り立たないので、仕方ないですね😒)
ルーこと、ルイーザの表情の変化を眺めているだけでも楽しいのは確かですし、ウィルのお父さんはタイウィン・ラニスターことチャールズ・ダンスだったのは嬉しいサプライズで、夢にまでみたカリーシーとタイウィンの対面を観る事が出来たのはこの映画を観て良かったと思う点です。ただそれだけでした🥺
尺は110分とロムコムとしては長く、半身不随になれど、傍らにかわいらしいお嬢さんがいる、金持ちで且つイケメンの悲嘆にくれる元リア充に感情移入する事は出来ませんでした。ただ尊厳死については少し考えさせられました。
エミリア・クラークの役作りは感銘を受けました。彼女はもっと輝ける俳優だと思います。
映画としては駄作。脳みそを使いたくない夜にピッタリです(笑)