「オチは良いが…」世界一キライなあなたに かじさんの映画レビュー(感想・評価)
オチは良いが…
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この映画泣けるよというように友人に勧められたので見てみたが、個人的には泣けなかった。
多くの人が「あ、あのオチは賛否両論だよねー」と思うかもしれないが、私が泣けなかった理由はそこではない。では何か?
「パトリック(主人公の女性の元彼)の扱い」だ。
彼は劇中でフられる訳だが、あまりにも可哀想で、途中から彼に同情するばかりで全く泣けなかった。彼をどう描きたかったのかは分かる。いわゆるダメ彼氏で、全く持ってルイーズの希望に沿わず、そもそもルイーズをどこまで大事にしているのかも分からない。そういう具合だろう。だからといって、7年間も共にしたパートナーをアソコまで簡単に捨てるものだろうか?悪いところはあったにしても、それは何も説明せずに浮気して良い理由とはならないだろう。
最後に、オチは良かった。邦画であれば彼は生きる道を選んだろうが、私にとっては彼が死なないときれいなオチにはならないなあと思っていたのでアレで良い。ただ、返す返すパトリックをそもそも出す意味があったのか?彼氏がいないことにしていた方がルイーズの恋愛感情にもある種正当性というか、さらなるもっともらしさが出たのでは?としか思えなかった。
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